賞金女王のイ・ボミプロが平均パット数1位になるためにやったこと
2015年の賞金女王、イ・ボミプロはその1年前は平均パット数がツアーで16位でした。
ところが賞金女王になった翌年は平均パット数で1位になっています。
もともと、イ・ボミプロはパットが上手な選手ですが、平均パット数が16位の頃は、ショートパット、特に2メートル以内のパットでミスをすることが多かったそうです。
その原因を分析していったところ、2メートル以内のパットだけ・・・他のパットとは違うことをしていたそうです。
その違うこととは、「パットにかける時間」でした。2メートル以内のパットだけ・・・打つのに他のパットよりも時間がかかっていたそうです。
試合中にスタッフが実際にどの程度時間がかかっているか計測したところ、2メートル以内でプレッシャーのかかるパットに関してはアドレスをとってから、4秒から5秒かかっていたそうです。
他のパットを計測したところ、アドレスしてから打つまでの時間は2秒だったそうです。これはショットでも同じく2秒でした。
その事実を知ったイ・ボミプロは全てのパットを構えてから2秒以内に打つことを目標にして、繰り返し練習をしたそうです。
すると2メートル以内のパットが入りだしたそうです。
パットにかける時間を一定にするとバーディパットも入り出す
例えば、バーディパットになるといつもよりも時間をかけたくなったりすることがあるかも知れません。
バーディですから・・・当然なことかも知れません。
ただ、そうやっていつもと違うことをする方法(特別なことをする方法)と、イ・ボミプロのようにどんなパットでも同じタイミングで構えて打つという方法とどちらがバーディが入るかというと・・・・恐らく後者なのだと思うんです。
パットの名手と呼ばれた人で同じ距離のバーディパットとボギーパットの打ち方が違う人は恐らくいません・・
いつもと同じタイミングで打つのは、プレッシャーのかかった場面でも有効な方法だと思います。
同じように構えて、同じタイミングで打つこと、これはルーティンと呼ばれたりもしますが、ルーティンの良いところは、同じ動作をするだけで、意識しなくても集中力が高まってゆくところ・・・です。
だから、緊張した場面でも「集中しよう」・・・と自分に言い聞かせなくても、ただ、いつものルーティンをすることに意識を向けるだけで、集中できる・・・ということもあります。
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