パターは体重移動をする?しない?体重配分、左足体重の構え方についても
こんにちは。ゴルフ総研の森です。
前回、パターはアッパーブロー or ダウンブローで打つ?【5万回の調査でわかったパットの名手の打ち方】では、パターはアッパーブローで打つか?それともダウンブローで打つか?ということについてご紹介しました。
今回は、パターは体重移動をするか?それとも体重移動はしないのか?ということについて解説していきたいと思います。
また、記事の後半では構えた時の体重配分について、また、左足体重の構え方についてご紹介したいと思います。
目次
体重移動はする?しない?
さて、パターは体重移動をするか?それとも体重移動はしないのか?ということですが、結論からお伝えすると、パターは体重移動は基本的にはしません。
パターのような短いストローク(スイング)で体重移動をしようとしてしまうと、体の軸がブレてしまい、結果的にパターヘッドの軌道もブレやすくなります。
ですので、パターの場合は、基本的には体重移動はしていただかなくて結構です。
ただ、体重移動をしないと言うと、体、特に下半身を固定して動かさないようにしなければならないと思われる方もいらっしゃいますが、下半身は固定していただかなくても結構です。
勿論ですが、上半身と下半身はつながっていますから、上半身が動けば、下半身も動くのが自然なんですね。
ですので、ストローク中に下半身が動くのも自然なことです。
ところで、先ほどパターは体重移動はしないとお伝えしましたが、厳密に言うと、微妙ですが、体重は移動する形にはなります。
これは意図的に体重移動をするというのではなく、結果的に体重が微妙に移動する、ということです。
これについて、「入っちゃう! パットの法則」の著者で、パットを科学的に研究している星谷孝幸先生はこんな風に語っています。
「極論すれば、どんなプロでも体重移動しています。
本人たちは意識していないかもしれませんが、圧力計の上に乗って計測すれば明らかです。
約5キロの腕と500グラム程度のパターが左右に揺れ動くわけですから、それにつられて重心も右に左に移動している。リラックスして振れば、体重移動は起こって当然なのです。」
(出典:真っすぐ転がしたいのなら「体重移動」していいんです! みんなのゴルフダイジェスト)
星谷先生が指摘されているように、ストロークをすることで、自然と体重は微妙ですが、移動するような形にはなります。
ただ、それは意識しなくてもいい、ということになります。
また、体重移動をしないと言っても、下半身を固定しようとする必要もありませんし、体重が全く移動しないようにしていただく必要もありません。
構えた際の体重配分と左足体重の構え方について
次にパターを構える際の左右の足への体重配分について見ていきたいと思います。
パターを構える際の左右の足への体重配分ですが、基本としては、左右の足に均等に体重をかけます。
ただ、このやり方以外にも左足に多めに体重をかけて構え、その左足体重のままパットを打つという考え方、ゴルフ理論もあります。(右利きの場合)
その昔、タイガー・ウッズのコーチをしていたブッチ・ハーモンという有名なレッスンプロがいますが、ブッチ・ハーモンはこの左足体重をすすめています。
この左足体重のメリットは、下半身を安定させることができる(風が強い日などは特に効果を発揮する)という点です。
また、下半身が動き過ぎてしまうことを抑制する効果もあります。
この2つの方法ですが、基本的には当サイトでは最初の考え方、両足に均等に体重をかける方法をおすすめしています。
この両足に均等に体重をかける構え方の方がより自然で、違和感なく構えることができると思います。
ただ、僕自身も最初は先ほどのブッチ・ハーモンの左足体重で構えるということを実践していたこともありますし、当サイトの開設当初はその方法をおすすめしていたこともあります。
ですので、もし、下半身がブレてしまうことが多いという人やパットが安定しないという人は、一度この左足体重の構え方を試してみる価値はあるかも知れません。
パターの構え方については下記でも詳しくご紹介していますので、よかったらそちらもご覧ください。
ということで、今回は、パターは体重移動をするか?しないか?ということについて、また、アドレスの際の体重配分について見てきました。
最後までお読みいただいて、ありがとうございました。
▼スコアが劇的に変わった人が実践したゴルフ理論とは
↑僕も実践してみました。その上達法やゴルフ理論の感想について書いてみました。一度ご覧になってみてください。