パターはインサイド・イン、インサイド・アウト、アウトサイド・インのどれがいい?
今回は、パターは
- ①インサイド・イン
- ②インサイド・アウト
- ③アウトサイド・イン
のどれで打つのがいいのか?ということについて、また、プロやパットの名手と言われる人達はどんな風に打っているか?ということについて、それぞれ見ていきたいと思います。
ちなみに、このインサイド・イン、インサイド・アウト・・というのは、ダウンスイングからフォロースルーにかけてのヘッドの動きのことを言っています。
下の図はインサイド・インの軌道です。
目次
パットの名手と呼ばれる人達は「この軌道」で打っていた
さて、パターを打つ際は、インサイド・イン、インサイド・アウト、アウトサイド・インのどれがいいか?
ということですが、タイガー・ウッズやアーニー・エルス、石川遼など、数多くのプレーヤーのパッティングコーチを務めてきた、マリウス・フィルマルターという人がいます。
フィルマルターは、500人弱のツアープロを対象にダウンスイングからフォロースルーにかけてのヘッドの軌道を調査したそうです。
その結果ですが、パットの名手と呼ばれる人達の多くは、インサイド・アウトの軌道で打っていることが分かったそうです。
フィルマルターは、ゴルフダイジェストが行った取材の中でこんな風に語っています。
「インサイドアウトに振ることで、ヘッド軌道に対してフェースを閉じてインパクトできる。(中略)そうすることで、目標に対してはスクエアにインパクトしながら、芝目や傾斜に負けない強い球を打つことができ、ラインにも乗せやすくなる」
(出典:「入るストロークはインサイドtoアッパー」タイガーの元パッティングコーチが特別レッスン ゴルフへ行こうWEB)
ちなみに、あのタイガー・ウッズはまさにこの軌道、インサイド・アウトの軌道で打っているそうです。
以前、あるレッスンプロがタイガーに「何故、そんなに綺麗な回転のパットが打てるんだ?」と聞いたところ、タイガーは「パットは高いドローボールを打つようなイメージで打っている」 と答えたそうです。
高いドローボールを打つイメージとは、つまり、インサイド・アウトの軌道でややアッパーブローで打っているということなのですが、フィルマルターによると、パットの名手と呼ばれる人達はまさにこの軌道、インサイド・アウトのアッパーブローで打っていることが多いそうです。
女子プロのヘッドの軌道はどうなのか?
少し話が変わりますが、以前にあるゴルフ雑誌の企画で、女子プロのパッティングストロークを調査したところ、女子プロの多くは・・・
- インサイド・イン、もしくはインサイド・アウトで打っている
- ややアッパー軌道(最大で2度程度アッパー軌道)で打っている
ということがわかったそうです。
インサイド・イン、インサイド・アウト、アウトサイド・インのどれがいい?
さて、今回のテーマ、パターはインサイド・イン、インサイド・アウト、アウトサイド・インのどれがいいか?
ということですが、基本はインサイド・インだと思います。
ですので、最初はインサイド・インの軌道で打ってみるといいと思います。
ただ、プロの中にも先ほどご紹介したように、インサイド・アウトで打つ人もいれば、反対にアウトサイド・インの軌道で打つ人もいます。
ですので、もし、インサイド・インで打ってみて思うようにボールが転がらない、自分が思ったラインに乗らないと感じた場合は、他の方法、特にインサイド・アウトの軌道を試していただくといいかも知れません。
少なくとも、先ほどの2つの調査を見る限り、プロはインサイド・インかインサイド・アウトで打っていることが多く、特にパットの名手と呼ばれる人達はインサイド・アウトの軌道で打っていることが多いようです。
ちなみに、先ほどアッパーブローで打つということについて触れましたが、これについてはパターはアッパーブロー or ダウンブローで打つ?【5万回の調査でわかったパットの名手の打ち方】の中で詳しくご紹介していますので、よかったらそちらをご覧ください。
ということで、今回はパターはインサイド・イン、インサイド・アウト、アウトサイド・インのどれがいいか?ということについて見てきました。
最後までお読みいただいて、ありがとうございました。
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