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トラブル解決編

【ドライバー、アイアンの構え方】フェースをかぶせる方法。フェースをかぶせて構えるとどうなる?

こんにちは。ゴルフ総研の森です。

前回、アドレス時のフェースの向きについて。開く、閉じるという選択肢もではアドレス時のアイアンのフェースの向きについて、4つの方法があるということについてご紹介しました。

今回は、ドライバー、アイアンを構える際にフェースをかぶせるという方法について解説していきたいと思います。

目次

アドレスでフェースをかぶせるとは?どんな効果があるの?

まず、フェースをかぶせるとはどういう意味か?ということについて簡単に解説したいと思います。

フェースをかぶせるとは、フェースと閉じるという意味になります。

アドレスでフェースをかぶせると言った場合は、フェースをアドレスの段階で閉じておく(左に向けておく)という意味になります。

通常は、下のイラストのようにクラブフェースは目標に向けて構えます。

フェースをかぶせる場合は、フェースを目標よりも左に向けて構えます。

下の図を見ていただくと、フェースが目標よりも左を向いているのがわかりますが、これがフェースをかぶせて構えている状態です。

フェースをかぶせて構えるとどうなる?

では、フェースをかぶせて構えるとどうなるか?

ということですが、フェースをかぶせて構えることで

といった効果が期待できます。

ここからは、このフェースをかぶせて構えるという方法について、具体的なやり方や注意点について解説していきたいと思います。

尚、ドライバーにはフックフェースと言って最初からフェースが左を向いているものもありますが、今回はスクウェアフェースのドライバーを前提に解説していきたいと思います。

フックフェースのドライバーの構え方や打ち方については下記にて詳しくご紹介していますので、よかったら参考になさってください。

フックフェースのドライバーの構え方、打ち方とは?

フェースをかぶせて構える方法

さて、ここからはフェースをかぶせて構えるやり方について具体的に見ていきたいと思います。

①フェースを閉じる

構える際ですが、まずクラブフェースを閉じます。

通常はフェースは目標に向けて構えます。

この目標に向いているフェースを下のイラストのように左に向けてしまいます。(閉じます)

フェースをどの位閉じるか?ということにルールはありません。

フェースを閉じれば閉じるほど(フェースを左に向けるほど)、スイング中にフェースが開きにくく、インパクトでもフェースを閉じやすくなります。

ですので、ショットを打ちながら閉じる度合い(フェースをかぶせる度合い)を自分が思うようなショットが打てるように調節していただくといいかと思います。

もし、迷った場合は上のイラストのようにフェースを閉じてみてください。

②グリップを握り直す

次のステップが、「グリップを握り直す」ということです。

最初のステップではフェースを閉じました。このままスイングすると、フェースはスイング中に結局開いてしまいます。

ですので、フェースを閉じたら、その後でグリップを握り直すことが大事です

バンカーショットをする際は、フェースを開いて、その後にグリップを握り直しますが、これと似てますね。

フェースをかぶせて構える際も、フェースを閉じたら、一度両手をグリップから離して、フェースが閉じている状態でグリップを握り直すことが大事です。

このように握ると、スイングをしてもフェースが勝手に開かなくなります。

フェースをかぶせて構えたけど、スライスがまだ出る・・という方の場合、フェースを閉じて構えてはいるけど、グリップを握り直していないケースが多いので、注意してみてください。

③両手は左足太もも内側の前に持ってくる

構える際のもう1つのポイントが、両手が左足太もも内側の前に来るようにする、ということです。

フェースをかぶせて構えてくださいというと、両手を反時計回りに回転させるようにして構えてしまう方がいらっしゃいます。

そして、その形でフェースを閉じようとすると、両手がズボンのジッパーの前に来やすいんですね。

これは間違ったやり方ですので、注意してください。

どういうことかと言うと、まず、両手を反時計回りに回してフェースを閉じても、スイング中にフェースが自然と開きます。

ですので、①と②でご紹介したように、フェースを閉じて、その後に握り直す・・ということが大事です。

次に、構えた時、両手がズボンのジッパーの前に来ていると、インパクトでフェースが開きやすくなります

ですので、両手は下のイラストのように、左足太もも内側の前に持って来るようにしてください

④スイングは一緒です

さて、後はボールを打ってゆくわけですが、スイングは一緒で構いません。

構え方を変えるだけですね。

後はフェースの閉じる度合いを調節しながら、自分に合った閉じ具合を見つけていただけたらと思います。

ボールが真っすぐに飛ぶように調節していただいてもいいですし、ドローボールが出るまで閉じていただいてもいいと思います。

ただ、ドライバーの場合、ロフト角が少ないのであまり閉じすぎてしまうと打ち出し角が低くなりすぎて、かえって飛ばなくなりますので、注意してみてください。

ということで、今回はフェースをかぶせるという方法について色々と見てきました。

最後までお読みいただいて、ありがとうございました。

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