ドライバーのティーアップの高さと飛距離の関係とは
ドライバーのティーアップの高さはどの位が適当なのでしょうか。
基本的な考え方としてはボールの半分がヘッド上部から出る高さが基準になります。そこからはご自分なりに調整をすると良いかと思います。
ドライバーのティーアップの高さについては、図解!ドライバーのティーアップの高さとその基準にて詳しくご紹介していますのでよかったらそちらを参照下さい。
今回は、ドライバーのティーアップの高さと飛距離の関連性について調査した面白い実験結果がありますので、そちらを紹介したいと思います。
下のデータはハンディキャップ別にドライバーのティアップの高さをLow / Mid / High と変えた場合の飛距離を出したものです。
Low = ボールの上部がドライバーの上部と同じ高さ
Mid = ボールの2分の1がドライバーの上部から出ている
High = ボール全体がドライバーの上部よりも若干出ている
調査の対象は77人、年齢25歳から71歳まで。
ハンディキャップ | Low(高さ) | Mid(高さ) | High(高さ) | High-Low |
0-9 | 211.64 Yard | 219.62 Yard | 222.92 Yard | +11.28 |
10-19 | 171.46 Yard | 177.84 Yard | 179.84 Yard | +8.38 |
20以上 | 160.85 Yard | 174.15 Yard | 178.24 Yard | +17.39 |
(Reference: golf magazine 6.06 Alan Bastable)
上記を見ると、ドライバーのティーアップの高さは低いよりも高い方が飛距離がアップしたという結果になったことがわかります。
特にハンディキャップの高いゴルファーの場合はドライバーのティアップを高くすることで飛距離が大きく伸びるという結果になりました。
ここで注意したいのがボールがドライバーヘッドから全部出てしまうほど高くティーアップするケースですが、この場合ゴルファーによって構え方にも違いが出てくると思います。
ここまでティーを高くした場合はアドレスでヘッドを地面につけるのではなく、ボールの高さに合わせる、つまりヘッドを地面から浮かせて構えるといいと思います。
ドライバーのヒールにボールが当たっているような方はこのケースでは特にヘッドをボールにあわせて構えるといいと思います。
ボール全体がドライバー上部から出るような高いティーアップをしていながら、ドライバーをソールして(地面につけて)アドレスをとった場合、そのまま振ればボールの下にヘッドは戻ってきますからテンプラになります。
無理にボールに当てようとすれば、ヒールに当たるか、プッシュアウト(プッシュアウトスライス)になる場合もあります。
ドライバーのティーアップの高さはボール半分がヘッドから出る位置が基準ですが、距離を出したいロングホールなどで周りにOBなどの危険がなければ高いティーアップも試してもいいかも知れません。
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