ドライバーはスタンス幅が広い方がいいか?狭い方がいいか?
前回は【ドライバーのボールの位置】ボールを「ここ」に置くとうまくいくにてドライバーのボールの位置についてご紹介しましたが、今回はドライバーのスタンス幅について、
- 広い方(ワイドスタンス)が飛ぶのか?
- 狭い方(ナロースタンス)が飛ぶのか?
・・ということについて考えてみたいと思います。
尚、スタンス幅については、下記の記事でもご紹介しておりますので、よろしければそちらも参照ください。
ドライバーのスタンス幅の目安は?
スタンスが広い方がいいか、狭い方がいいか、または一般的なスタンス幅がいいのか・・・
というお話の前に一般的なスタンス幅がどの位なのか・・・ということになるかと思いますが・・
当サイトでは基本的な考え方として、両肩の一番端(外側)から真っ直ぐ下に線を引くと、おおよそ両足(靴)の内側の部分にその線が来る程度の広さを一つの基準としています。
イラストにするとこんな形です。
ここでは、これよりも広いスタンス幅をワイドスタンス、これよりも狭いスタンス幅をナロースタンスと呼びたいと思います。
ちなみに、タイガー・ウッズは上記の両肩の一番端(外側)から真っ直ぐ下に線を引くと、ちょうど両足(靴)の内側の部分にその線が来る程度の広さ・・・で構えていると、自身の著書の中で語っています。
国内外のトッププロのスタンス幅を確認してみると、上記の一般的なスタンス幅か、若干それよりも狭い人が多いかなという印象を受けます。
一方、プロの中でも飛ばし屋と呼ばれる人やまたは、ドラコンの選手などはそれよりも広め、ワイドスタンスの人が多いかも知れません。
ワイドスタンスとナロースタンスはどちらがいいか?
さて、では、ドライバーのスタンス幅はどの位がいいのか・・・ということですが、これはその方によっても違ってくるかも知れません。
先程のスタンス幅(両肩の一番端(外側)から真っ直ぐ下に線を引くと、おおよそ両足(靴)の内側の部分にその線が来る程度の広さ)がドライバーのスタンス幅の1つの目安にはなるかと思います。
大事なのは、そこからご自分に合ったスタンス幅を見つけてゆくことだと思います。
では、どうやったら自分にあったスタンス幅が見つかるのでしょうか?
そのためにはスイングのタイプから考えてみる・・・というのも一つの方法だと思います。
例えば、
1.一般的なスタンス幅かワイドスタンスがおすすめ
- 下半身を大きく使う方
- 体重移動を積極的にする方
- 体がやわらかい方
- 大きなスイングをする方
- ヘッドスピードが一般的かそれよりも速い方(43m/s以上 ※ドライバーのヘッドスピード)
2.一般的なスタンス幅かナロースタンスがおすすめ
- 下半身をあまり使わない方
- 体の回転を意識してスイングする方
- ベタ足でスイングする方(ヒールアップしない方)
- 体がかたい方
- コンパクトなスイングをする方
- ヘッドスピードが一般的か、それよりも少し遅い方(43m/s未満 ※ドライバーのヘッドスピード)
アマチュアによる実験の結果は?
以前に、アマチュアゴルファーは(ドライバーの)スタンス幅が広い方が飛ぶか、狭い方が飛ぶのか・・・という実験が行われたことがありました。
その実験の結果では、アマチュアゴルファーの場合、いつも通りのスタンス幅よりも5センチ広くすると、ヘッドスピード、飛距離ともに落ちる。
いつも通りのスタンス幅よりも5センチ狭くすると、ヘッドスピード、飛距離ともにアップする・・・という結果になりました。
スタンス幅 | ヘッドスピード | 飛距離 |
いつも通り | ー | ー |
5センチ広く | 落ちる | 落ちる |
5センチ狭く | 上がる | 伸びる |
勿論、一つの実験の結果ですので、結果はその方によってもまた変わってくるかと思います。
ただ、考え方としては面白いなぁと、思いました。
いつも通りのスタンス幅から5センチほど、広くしたり、狭くしたりして、ドライバーを打ってみる・・・というのはよい方法(実験)かも知れません。
何故、スタンス幅を狭くすることで飛んだのか?
でも先ほどの実験では何故、(ドライバーの)スタンス幅を狭くした方が飛んだのでしょうか?
それは、スタンス幅を狭くしたことで、バックスイングでより深く回転することができたから・・・だったようです。
スタンス幅というのは、広くし過ぎてしまうと、体を回転させるのが難しくなります。
反対にスタンス幅を狭くすると、体を回転させやすくなります。
ですので、もし、バックスイングをもう少し大きくして飛距離を伸ばしたいという方の場合は、いつも通りのスタンス幅よりも数センチ~5センチ程度、スタンス幅を狭くしてみてもいいかも知れません。
ただ、スタンス幅は狭くすればするほどいいかというと、そうでもなくて、スタンス幅が狭くなり過ぎると安定感が失われますので、ご自分にとって、一番よいバランスを見つけることが重要になってくると思います。
▼スコアが劇的に変わった人が実践したゴルフ理論とは
↑僕も実践してみました。その上達法やゴルフ理論の感想について書いてみました。一度ご覧になってみてください。