マン振りについて
マン振りとは、力いっぱいクラブを振ること、100%の力でスイングすることをいいます。
ためらうことなく、フルスイングするのは見ていても気持ちがいいものです。
ただ、マン振りよりもスイングスピードを抑えた方が飛ぶようなケースもあります。
普通に考えたら思い切り振った方がヘッドスピードは上がります。ただ、1つ問題があります。芯に当たる確率が落ちること、です。
少し昔のデータですが、芯を1センチ外すと飛距離が7%落ちる・・・と言われています。
例えば、ドライバーの飛距離が200ヤードだとすると、その7%で14ヤード。わずか1センチ芯を外しただけで14ヤードも飛距離が落ちるわけです。
マン振りしてヘッドスピードを上げても、芯をちょっと外したら逆に飛ばないことになるわけです。
では、プロはマン振りしているのでしょうか。
例えば、タイガー・ウッズ。
彼は通常のショットでは自分の出せるヘッドスピードの80%を超えないように打っていると語っています。
女子では世界最強と言われたゴルファー、アニカ・ソレンスタムは6割の力で打つと言っています。
僕のイメージでは恐らく8割程度で打つプロが多いのではないかと思います。
それでも日頃からトレーニングしているプロは飛びますので、アマチュアにしてみればプロは思い切り振っていると感じるかも知れません。
順序を変える
・・・とここまで書きましたが、僕はフルスイングすることに反対しているわけではありません。
ただ、順序を変えた方がよいと思うんです。
マン振りして、逆に飛ばなかったり、ボールが曲がりだす方は、最初からフルスイングしているように思います。
そうではなくて、最初はとにかく芯に当てることを目標にします。
ということは、必然的にヘッドスピードも落とすことになると思います。そして、毎回のように芯で打てるようになった段階で少しづつヘッドスピードを上げていきます。
このやり方の方が気持ちよく振って飛ぶ・・・ということにつながると僕は思っています。
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