男子・女子プロのドライバーのボール初速、ミート率、打ち出し角、バックスピン量、入射角【これが実際のデータ】
こんにちは。ゴルフ総研の森です。
前回、【ゴルフ】男子プロ、女子プロのヘッドスピードはどの位か?では男子プロ、女子プロのドライバー、フェアウェイウッド、アイアン、ウェッジのヘッドスピードのデータをご紹介しました。
今回は、PGAツアー、LPGAツアーの男子プロと女子プロのドライバーの、
- 入射角
- ボール初速
- ミート率
- 打ち出し角
- バックスピン量
の平均値のデータをご紹介したいと思います。
ちなみに男子プロ、女子プロの飛距離に関しては、以下に掲載しています。
男子プロ、女子プロのドライバーのデータ
今回ご紹介するデータですが、ゴルフ用弾道計測器の開発を手掛けるトラックマン社が発表したPGAツアー、LPGAツアーの男子プロ、女子プロのドライバーの数値(平均値)になります。
※ 表は当サイトにて作成しています
※ このデータをブログ等で紹介していただく場合は、このページにリンクをお願いいたします
では、早速見ていきたいと思います。
入射角
男子プロ: -1.3度
女子プロ: 3.0度
入射角とは、インパクトでヘッドがボールに対して、どの程度の角度で入ってきたかを示す数値、角度のことを言います。
マイナスの数値は、インパクトでヘッドがボールの上から入ってきていることを示していて、プラスの数値はヘッドがボールの下から入ってきていることを示しています。
ですので、女子プロはややアッパーブローでドライバーを打っていることになります。
反対に男子プロはこのデータを見る限り、ドライバーを若干ダウンブロー気味に打っています。
でも何故、ドライバーなのにダウンブローで打つのか?ということですが、男子プロ、特にPGAツアーでプレーする男子プロは飛距離は十分にあるので、ドライバーにはコントロールを求める人が多いです。
そのため、ボールをコントロールするために、ややダウンブロー気味に打っているのだと思います。
この詳しい理由についてはドライバーをダウンブローで打つことの4つの利点と欠点とは?にて解説していますので、よかったらそちらをご覧ください。
ただし、アマチュアゴルファーにとって参考になるのは男子プロよりも女子プロのデータだと思います。
アマチュアの場合はこの女子プロの入射角(+3度程度)が1つの目安になると思います。
ドライバー、アイアンの入射角のデータ。プロの入射角はどの位か?
ボール初速
男子プロ: 75 m/s
女子プロ: 63 m/s
単位はm/s(メートル毎秒)です。
ボール初速とは、インパクト後にボールがどの位の勢いで飛び出したかを示すスピード、速度のことを言います。
ミート率
男子プロ: 1.48
女子プロ: 1.48
ミート率とは、ボールスピードをヘッドスピードで割った数値のことです。
ミート率 = ボール初速(m/s) ÷ ヘッドスピード(m/s)
その他のクラブ、男子プロと女子プロのドライバーからウェッジまでのミート率に関しては、ミート率とは?に掲載していますのでよかったらそちらをご覧ください。
打ち出し角
男子プロ: 10.9度
女子プロ: 13.2度
打ち出し角とは、インパクト直後にボールがどの角度で飛び出しているかを示す値です。
ドライバーをややアッパーブローで打っている女子プロの方が打ち出し角は高くなっています。
一方、あえてダウンブロー気味に打っている男子プロの打ち出し角は低めに抑えられています。
ただし、男子プロの場合も、ここ一番で飛距離を出したい時はダウンブローではなく、レベルブローかアッパーブロー気味に打ってくる選手が多いですが、その場合は打ち出し角も高くなると思います。
ドライバーの打ち方。アッパーブローで打つべきか?払い打つべきか?
バックスピン量
男子プロ: 2686
女子プロ: 2611
単位は、rpm(回転毎分)です。
まとめ
ここまでご紹介してきたデータをまとめると、こんな形になります。
参考:トラックマン社(PGA Tour LPGA Tour Data 2017)
* * *
男子プロ、女子プロのフェアウェイウッド、アイアンのデータはこちらに掲載しています。
- 男子・女子プロのフェアウェイウッド(3/5/7番ウッド)のボール初速、ミート率、打ち出し角、バックスピン量、入射角
- 男子・女子プロの5/6/7/8/9番アイアンのボール初速、ミート率、打ち出し角、バックスピン量、入射角
最後までお読みいただいて、ありがとうございました。
▼スコアが劇的に変わった人が実践したゴルフ理論とは
↑僕も実践してみました。その上達法やゴルフ理論の感想について書いてみました。一度ご覧になってみてください。