【ドライバーのシャフト】硬いシャフト、柔らかいシャフトだとどうなる?
こんにちは。ゴルフ総研の森です。
今回はドライバーのシャフトについて、具体的にはドライバーのシャフトが自分にとって
- 硬いとどうなるか?
- 柔らかいとどうなるか?
ということについてお話ししていきたいと思います。
ちなみにシャフトについてはこういった記事も書いています。
目次
ドライバーのシャフトが硬いとどうなる?
さて、最初にドライバーのシャフトが硬いとどうなるか?
ということについて見ていきたいと思います。
シャフトが硬いと、こういったことが起こりやすくなります。
- ヘッドの軌道がアウトサイド・インになりやすい
- ボールが左右に飛ぶ
- 打ち出し角、弾道が低くなりやすい
- タイミングが取りにくくなる(ゆったりとしたタイミングの人)
- ヘッドを走らせようとして、力んでしまう
- 飛距離が落ちることも
シャフトが硬いとクラブが思うようにしならないために、力んでしまったり、手首のコックが早くほどけてしまったりして、ヘッドの軌道がアウトサイド・インになりやすい傾向があります。
その結果、ヘッドの軌道がアウトサイド・インになった結果、ボールが左に飛ぶケースがあります。
また、硬いシャフトの場合は打ち出し角や弾道も、低くなる傾向があります。
ところで、YouTubeで人気のチャンネル、ズバババ!GOLFのクラブフィッター、たけさんは、ロボットに硬いシャフトを装着したドライバーを打たせると「左に低い球が出る」と語っていらっしゃいます。
人が打った場合も、先ほどお伝えしたようにボールが左に行きやすくなったり、打ち出し角や弾道が低くなりやすいのですが、この反対で、右に行きやすくなる場合があります。
特に中級者以上の方の中には、シャフトが硬いとボールは右に行くと感じる人もいらっしゃいます。
これは何故か?
ということですが、ロボットと違って、人の場合、特にある程度ゴルフをされてきた方の場合は、スイング中にシャフトが十分にしなっていないことを感じ取ることができますから、その分を自分で調整しようとして、例えば、低く出るボールを高く上げようとしたり、左に出るボールを真っすぐに打ち出そうとして、結果的にボールが右に行きやすくなる・・・という場合もあります。
また、飛距離に関しては色々な考え方があって、硬いシャフトも柔らかいシャフトも飛距離は変わらないと指摘する専門家もいますし、硬いシャフトだと飛距離が落ちると言う人もいます。
ただ、一般的なアマチュアゴルファーの場合は、必要以上に硬いシャフトにすることでシャフトのしなりを十分に生かすことができなくなり、結果的に飛距離が落ちるケースが多いように思います。
それから、これは人にもよりますが、特にゆったりとしたテンポでスイングをする人にとってはシャフトが硬いとタイミングが取りにくくなることがあります。
ドライバーのシャフトが柔らかいとどうなる?
さて、今度は反対にドライバーのシャフトが柔らかいとどうなるか?
ということについて見ていきたいと思います。
シャフトが柔らかいと、こういったことが起こりやすくなります。
- インサイドから振りやすくなる
- ボールが左右に飛ぶ
- 打ち出し角、弾道が高くなりやすい
- タイミングが取りにくくなる(スイングのテンポが速い人)
- タメを作りやすくなる
- 飛距離が伸びる
シャフトが柔らかいとシャフトがよくしなるために、ダウンスイングでヘッドがいつもより少し遅れてくるような形になり、インサイドから振りやすくなります。
先ほど、ロボットに硬いシャフトを打たせてみると・・という話をご紹介しましたが、逆に柔らかいシャフトをロボットに打たせると、ボールは右に高く飛ぶんですね。
ちなみに、先ほどご紹介したクラブフィッターのたけさんは、シャフトが柔らかいとダウンスイングで「シャフトが遅れる、するとロフトが寝て、フェースが開く、その結果、右に高い球が出る」と指摘されています。
人が打った場合も、先ほどお伝えしたようにヘッドが遅れて入ってくることで、インサイドから振りやすく、ボールは右に飛びやすくなります。
ただ、先ほどと一緒で、人はロボットと違って、シャフトのしなりであったり、スイング中のクラブヘッドの動きなどを感じ取ることができますから、例えば、ヘッドが遅れていることやいつもよりインサイドから入ってきているといったことを感じて、ヘッドが戻ってくるのを待とうとしたり、右に飛ばないようにフェースを返し過ぎたりして・・結果的に左に飛ぶ、ということもあったりします。
ですので、中級者以上の方の場合は特に、シャフトが柔らかいとボールは右ではなく、むしろ、左に飛ぶということもあると思います。
また、シャフトが柔らかいとタメが作りやすく、例えば、普段は手首のコックを早くほどいてしまう人であっても、手首のコックを維持しやすいということ、また、シャフトのしなりを生かすことができることから、硬いシャフトに比べると飛距離が伸びるケースもあります。
特に自分の力に見合ったヘッドスピード、もしくは飛距離が出ていない人の場合は、柔らかいシャフトの方が飛距離が伸びる可能性があると思います。
それからこれは人にもよりますが、特にスイングのテンポが速い人にとってはシャフトが柔らかいとタイミングが取りにくくなることがあります。
ということで、今回はドライバーのシャフトについて、シャフトが硬い、柔らかいとどうなるか?ということについて見てきました。
最後までお読みいただいて、ありがとうございました。
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