硬いシャフト、柔らかいシャフトの特徴。シャフトが硬い、柔らかいとどうなる?硬すぎるシャフト、柔らかすぎるシャフトのデメリットも
こんにちは。ゴルフ総研の森です。
前回、シャフトの硬さ(フレックス)と重さの選び方ではシャフトの硬さと重さの選び方についてご紹介しました。
今回は、シャフトの硬さについて、具体的には
- 硬いシャフトの特徴。シャフトが硬いとどうなるか?
- 柔らかいシャフトの特徴。シャフトが柔らかいとどうなるか?
ということについて解説していきたいと思います。
ちなみにシャフトについては以下のような記事も書いています。
目次
硬いシャフト、柔らかいシャフトとは?
これから硬いシャフト、柔らかいシャフトの特徴をご紹介していきたいと思いますが、その前に、何を硬いと感じ、何を柔らかいと感じるかは個人差があります。
例えば、一般的な女性ゴルファーがちょうどいい硬さだと感じるシャフトは、一般男性ゴルファーには柔らかいと感じる可能性があります。
反対に一般男性ゴルファーがちょうどいい硬さだと感じるシャフトは、一般女性ゴルファーには硬いと感じる可能性があります。
そんな形で、硬さの感じ方には個人差があって、例えば、Rシャフトを柔らかい、Sシャフトを硬い・・という風には一概には言えません。
ですので、ここでは、
硬いシャフト・・・使った本人が硬いと感じ、尚且つ、しなりをあまり感じないシャフト
柔らかいシャフト・・・使った本人が柔らかいと感じ、尚且つ、しなりが大きいと感じるシャフト
という風に定義したいと思います。(このページで硬い、柔らかいと言った場合は、上記のような意味だと考えていただければ幸いです)
硬いシャフトの特徴。シャフトが硬いとどうなるか?
最初に硬いシャフトの特徴から見ていきましょう。
硬いシャフトにはこういった特徴、メリット・デメリットがあります。
- ボールをミートしやすくなる(芯で打ちやすくなる)
- ミスした時、ボールが左右に曲がりにくい
- 操作性がよくなる
- スイングのテンポが速い人と相性がいい
- ヘッドスピードが遅いと飛距離を出しにくい
- 打ち出し角、弾道が低くなりやすい
硬いシャフトは、シャフトのしなりが少ない分だけ、操作性が良く、ボールをミートしやすい(芯で打ちやすい)、ショットが左右に曲がりにくいといったメリットがあります。
また、硬いシャフトはスイングのテンポが速い人にはタイミングが合わせやすいと思います。
一方、硬いシャフトのデメリットは、ヘッドスピードが遅いと飛距離を出しにくい点です。
また、硬いシャフトはショットの弾道も低くなりやすいですが、これはショットの高さを抑えたい人にはメリットに、ショットの高さが欲しい人にはデメリットになります。
シャフトが硬すぎるとどうなる?
もし、シャフトが自分にとって硬すぎるとどうなるか?
ということですが、シャフトが硬すぎるとしなりが少ない分、
- タイミングがとりずらくなる(特にゆったりとしたテンポでスイングをする人にとって)
- 飛距離が落ちる
- ヘッドを走らせようとして、力んでしまう
- 手や腕を使い過ぎてしまう
といったことも場合によっては起こったりします。
柔らかいシャフトの特徴。シャフトが柔らかいとどうなるか?
次に柔らかいシャフトの特徴についてです。
柔らかいシャフトにはこういった特徴、メリット・デメリットがあります。
- 飛距離を出しやすい
- ゆったりとしたスイングのテンポの人と相性がいい
- ミスした時、ボールが左右に曲がりやすい
- よくしなる分、操作性は悪くなる
- 打ち出し角、弾道が高くなりやすい
柔らかいシャフトは、シャフトがよくしなってくれるため、ヘッドスピードが上がりやすく、飛距離を出しやすいというメリットがあります。
また、柔らかいシャフトはゆったりとしたテンポの人と相性がよく、そういったタイプの人にはタイミングがとりやすいシャフトだと思います。
一方、柔らかいシャフトのデメリットは、シャフトがよくしなる分だけ、ミスした時にボールが左右に曲がりやすい、ショットが安定しない、操作性が悪くなるといった点になります。
また、柔らかいシャフトはショットの弾道も高くなりやすいですが、これはショットの高さが欲しい人にはメリットに、ショットの高さを抑えたい人にはデメリットになります。
シャフトが柔らかすぎるとどうなる?
もし、シャフトが自分にとって柔らかすぎるとどうなるか?
ということですが、シャフトが柔らかすぎると、シャフトが大きくしなるため、
- タイミングがとりずらくなる(特にスイングのテンポが速い人にとって)
- ショットがバラついて安定しなくなる
- 振り遅れる。右に飛ぶ
といったことも場合によっては起こったりします。
「S」が硬い、「R」が柔らかいとは限らない理由
少し話が変わりますが、Sシャフトは硬いシャフト、Rシャフトは柔らかいシャフトという風に言われることがあります。
シャフトの「S」と「R」の違いと選び方。どっちを選ぶべきか?
ただ、実はそうとは限らないんですね。
その理由の1つは、先ほどもお伝えしたように何が硬くて、何が柔らかいというのは個人差があるためです。
ですので、ある人にとってRシャフトは硬いシャフトかも知れませんし、ある人にとっては柔らかいシャフトかも知れません。
もう1つの理由が、シャフトの硬さはメーカーによって、その(硬さの)基準が違うということです。
ですので、A社のSシャフトとB社のSシャフトは、同じSシャフトでも硬さが違うといったことも起こったりします。
極端なことを言うと、例えば、あるメーカーのRシャフトが違うメーカーのSシャフト並みに硬いといったことも起こり得るわけです。
ですので、そういった理由から、シャフトの硬さを決める時は、シャフトの硬さの表記だけに頼らずに、最終的には実際に振ってみる、打ってみるということが重要だと思います。
シャフトの硬さとその選び方についてはシャフトの硬さ(フレックス)と重さの選び方にてご紹介していますので、よかったらそちらも参考になさってください。
ということで、今回は硬いシャフト、柔らかいシャフトの特徴やメリット、デメリットについて見てきました。
最後までお読みいただいて、ありがとうございました。
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