ピン型パターの特徴とメリット・デメリット。打ち方のコツについても
ピン型のパターについては【よくわかる!パターの選び方】自分に合ったパターを選ぶ簡単な方法でも少しご紹介しましたが、今回はもう少し詳しくご紹介したいと思います。
ピン型(メーカーによってはブレード型と呼びます)のパターの特徴はなんといっても、その操作性の良さと構えやすさ・・・ではないでしょうか?パットはフィーリングを大事にしている・・・という方にもおすすめのパターです。
目次
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ヘッドの開閉のしやすさと重心距離
ピン型のパターはストローク中にヘッド(フェース)の開閉を使って打ちやすいパターであると言えます。
タイガー・ウッズなどはまさにストローク中に緩やかなフェースの開閉を使って打つタイプで、長年ピン型を愛用していたことでも知られています。
このヘッド(フェース)の開閉のしやすさ・・・というのは、重心距離が大きく関係しています。
ピン型の場合、シャフトの線上からフェースの芯までの距離、つまり重心距離が適度にあることで、ヘッドを感じながらストロークしやすい・・・という特徴があります。
そのため、ヘッドをコントロールしやすいと感じたり、フェースを感じやすかったり、タッチを出しやすい・・・という利点があります。
一方、例えば、センターシャフトのパターなどはフェースの開閉が少なく、真っ直ぐ引いて、真っ直ぐ打つ・・・という打ち方には適していても、ヘッドやフェースを感じ難く、タッチが出し難い・・・という欠点もあります。
他のパターとの比較やそれぞれのパターの利点と欠点については【よくわかる!パターの選び方】自分に合ったパターを選ぶ簡単な方法も参考にしていただければ幸いです。
重心距離についてですが、重心距離が長い面長のパターになればなるほどいいか・・・というと、今度はフェースが開きやすくなってしまったり、ストロークしづらくなる・・・という欠点もあります。
ですから、同じピン型を選ぶにしても、適度な重心距離でヘッドのコントロールをしやすいパターを選ばれるとよいと思います。
ミスに強いパター
ピン型はミスに強いパターとしても知られています。
ピン型のはじまりは、ピンの創業者、カーステン・ソルハイムが作ったピン アンサーというモデルのパターです。
下記はカーステンモデル 50周年記念アンサーパター
このピン アンサーが優れていた1つの理由は、ヘッドのトゥとヒールへの重量配分です。
カーステンは、フェースの裏側の部分を削って、その分の重量をトゥとヒールに配分することで、簡単に言うと、スイートスポットを広くすることに成功しました。
そうすることでミスヒットに強いパター・・・が出来上がったのです。
どんな方におすすめか?
おすすめのパターでもご紹介させていただいたのですが、僕はピン型が一番バランスのとれたパターだと思っています。
どのような打ち方やスタイルであっても合うのがピン型の利点ではないでしょうか。
そういう意味では初心者の方にはまずピン型がおすすめだと思います。
また、パッティングに悩んでいらっしゃる方も一度、ピン型を試してみることをおすすめします。
おすすめのパターのメーカーとモデルについてはおすすめのパターでご紹介していますので、よろしければそちらも参考になさってみてください。
打ち方や構え方のポイント
ピン型のパターはフェースの開閉がしやすく、ヘッドをコントロールしやすい・・・という利点があります。
プロでこのタイプのパターを使っている人は、ボールの位置が目の真下よりも少し外側になるように構えている人が多いようです。
これはどういう意味かと言うと、ボールと体の距離が離れることによって、より自然なイン・トゥ・インのストロークで打ちやすくなる・・・ということだと思います。
ボールから離れるほどに、バックスイングではヘッドはインサイドに引きやすくなります。
真っ直ぐにヘッドを引くには、ボールの近くに立たなければなりません。
同じようにフォロースルーもボールから離れるほどに、ヘッドをカップに向かって出してゆくというよりは、自然にインサイドに振ってゆくような形になります。
離れすぎても今度は真っ直ぐに打つのが困難になりますので、その点は注意する必要があると思います。
どの程度離れるか・・・というのは個人差がありますので、試すのであれば、まずは目の真下の位置よりボール1個分外に置いて打ってみて、少しづつ調整されるといいと思います。
ボールの位置の話が長くなりました・・・打ち方のポイントとしては、緩やかなイン・トゥ・インのストロークでフェースを感じながら打つ・・・ということではないでしょうか。
真っ直ぐに引いて真っ直ぐに打つ・・・ということを意識するよりも、自然に少しだけインサイドに引いて、フォロースルーでもまた少しインサイドに振ってゆく・・・という形がこのパターの理想的な打ち方ではないかと思います。
ただ、僕としては、ストロークに意識を持って行くよりも、パターヘッドの重みやフェースそのものに意識を持って行く方がパットは入ると思っています。
そういう意味でもピン型はフェースやヘッドを感じやすいパターですのでおすすめだと思います。
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