サンドウェッジの選び方と5つのポイント
今回はサンドウェッジの選び方についてご紹介してゆきたいと思います。
バンカーショットの良し悪しというのは、サンドウェッジそのものも関係してきます。
バンカーが苦手だと思っていたのに、サンドウェッジを買い替えた途端、苦手意識がなくなった、という方もいます。
サンドウェッジを選ぶ際に重要になってくるのが、
1.バウンス角
2.ロフト角
3.ネック形状
4.ソール幅
5.重量
・・・といった点になります。
では早速、サンドウェッジの選び方について見てゆきたいと思います。
目次
1.バウンス角と選び方
サンドウェッジにはバウンスと呼ばれる部分があります。上記がバウンスになります。
このバウンス(サンドウェッジ)は、メジャーで7勝を挙げたジーン・サラゼン(1902年ー1999年)が発明したもので、この発明によってバンカーショットが飛躍的に簡単になりました。
サンドウェッジを選ぶ際にもこのバウンスがとても重要なポイントになってきます。
さて、このバウンスの大きさを表すために、バウンス角という数値が使われます。
このバウンス角ですが、大きければ大きいほどいいわけでもなく、小さければ小さいほどいいというわけでもなく・・・
一般的にバウンス角が大き過ぎると、
1)ヘッドが砂に跳ね返ってしまいトップやホームランなどが多くなる
2)バウンスが邪魔をしてアプローチショットで使い難くなる
ということが言えます。
逆にバウンス角が小さすぎると、
1)ヘッドが砂に潜りやすくなり、ボールがバンカーからでないことが多くなる
と言えます。
目安としては:
・ザックリが多い・・・バウンス角が多めのもの(10度以上)
・トップが多い(クラブの跳ね返りが気になる)・・・バウンス角が少なめのもの(8度以下)
・・・がおすすめです。
バンカーショットはハイバウンス、ローバウンスのどちらが簡単?
2.ロフト角の選び方
次はロフト角について見てゆきたいと思います。
サンドウェッジはロフト角がもっとも大きいクラブになります。
ただ、サンドウェッジのロフト角といっても様々なものがあって、50度のものもあれば、60度のサンドウェッジもあります。
ロフト角というのは大きい方がボールが高く上がりやすくなるわけですが、例えば、60度のサンドウェッジになると、(ロフト角があり過ぎて)打ちにくくなってしまう(ボールをしっかりととらえるのが難しくなる)こともあります。
そういうことを考えると、
これはまたその時々でトレンドと言いましょうか、そういうものも変わってくるかと思いますが、ロフト角は56度前後が一つの目安になるのかなと思います。
PGAインストラクターで何千人ものクラブフィッティングをしてきた関雅史プロが、アマチュアには56度がおすすめだと語っていらっしゃったことがありました。
先程の話ではありませんが、58度でもいいけれど、ロフト角が大きすぎると、クラブをボールにミートさせるのも難しくなるためだそうです。
3.ネックの形状
サンドウェッジにもグースネックとストレートネックがあります。
グースネックのウェッジはつかまりがよいのが特徴です。
一方、ストレートネックのサンドウェッジは操作性がよくフェースを開きやすいという利点があります。
バンカーショットなどで多用するサンドウェッジの場合、ストレートネックの方が打ちやすい・・・と思う方も多いかも知れません。
アイアンの場合は、初心者の方、特にスライスが多いという方は、グースネックがおすすめですが、サンドウェッジはストレートネックに挑戦してみてもいいかも知れません。
4.ソールの幅
ソールの幅もサンドウェッジを選ぶ際には、重要なポイントになります。
ソール幅の選び方ですが、一つの考え方として、
・バンカーショットが苦手でダフリが多い方は幅が広めのソール
・フェースを開く度合いを変えたり、高いショット、低いショットなどを打ち分けたい方はソールがそれほど広くないもの
・・・がおすすめです。
言い換えると、
・初心者の方には、幅が広めのソール
・中級者、上級者の方には、幅がそれほど広くないソール
・・・がおすすめかなと思います。
また、先ほどバウンス角のお話をしましたが、ソール幅もそこに深く関係してきます。
一般的にソール幅が広いサンドウェッジの場合はバウンス角が小さめなものを選ぶ。
逆にソール幅が狭いモデルの場合はバウンス角が多めのものを選ぶといいと思います。
ソール幅についてはサンドウェッジのソール幅の選び方についてにてより詳しくご紹介しています。
5.重量について
サンドウェッジは重量も非常に重要なポイントになってきます。
アイアンではカーボンシャフトなど軽いクラブを使っている方でもサンドウェッジは少し重めのシャフトを使った方がスイングが安定する場合もあります。
特にバンカーショットが苦手という方は少し重めのシャフトを装着しているモデルを試すことで苦手意識が克服できる場合もあるようです。
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