初心者のためのサンドウェッジの選び方と6つのポイント
前回はサンドウェッジの選び方についてご紹介しました。
今回は初心者の方のためのサンドウェッジの選び方についてご紹介したいと思います。
初心者の方のためのサンドウェッジの選び方のポイントは、
1)バンカーショットがやさしく打てること
2)フェアウェイからも優しく打てること
・・・がポイントになってくるかなと、思います。
中級者、上級者になってくると、打ちやすさを重視し過ぎてしまうと、クラブの操作性が落ちてしまうので、また違ったサンドウェッジの選び方が必要になってくるかと思います。
それについてはサンドウェッジの選び方で詳しくご紹介しておりますので、よかったらそちらも参考になさってください。
目次
- はじめに:メーカーはどこがいい?
- 1)ヘッドの大きさ
- 2)ソール幅
- 3)ロフト角
- 4)バウンス角
- 5)ネックの形
- 6)重さ
- 7)サンドウェッジの売れ筋
はじめに:メーカーはどこがいいか?
これからどんなサンドウェッジが打ちやすいか・・・ということを重点的に観てゆきたいと思いますが、まずはじめにメーカーについて。
サンドウェッジはどこのメーカーのものを買えばいいのでしょうか?
サンドウェッジには人気メーカーがいくつかありまして、
・タイトリスト
・フォーティーン
・キャスコ
・クリーブランド
・キャロウェイゴルフ
などは人気があります。
ただ、これからゴルフをはじめようという方の場合は、アイアンと同じブランドのウェッジにするのも一つの方法かなと思います。
サンドウェッジ、ピッチングウェッジがついているセットを購入するのも一つの方法ですし、単品アイアンとして、買い足してもいいかも知れません。
サンドウェッジの場合、後から買い替える方も多くいらっしゃいます。
ですから、最初はアイアンと同じメーカーのものを使ってみて、ある程度上達してきたところで、サンドウェッジの買い替えを検討するのも一つの方法だと思います。
1.ヘッドは大きめのものを選ぶ
サンドウェッジのヘッド大きさですが、初心者の方で、ウェッジが苦手・・・という方であれば、ヘッドが大きめのサンドウェッジの方がやさしく、ショットは安定してくるかも知れません。
ただ、ヘッドが大きくなるほどにクラブそのものの操作性は落ちますから、クラブの操作性を大事にしたい、フィーリングを重視したいという方は、大きいヘッドは避けた方がいいかも知れません。
また、あまりクラブを買い替えることはせず、長く使えるクラブをお探しの方の場合も、将来的なことを考えて、大きいヘッドよりも、一般的なサイズのヘッドのサンドウェッジの方がよいかも知れません。
ヘッドが大きいサンドウェッジはスイートエリアも広く、打ちやすいのですが、その分、ヘッドの操作性というものが落ちます。
2.ソール幅
ソール幅もサンドウェッジを選ぶ際には大切になってきます。
サンドウェッジにはソール幅が広いタイプからソール幅が狭いタイプまでありますが、初心者の方におすすめなのは、一般的なソール幅か、またはソール幅が広いタイプです。
ソール幅が広くなると、ダフリなどのミスにも強くなり、バンカーからボールを出しやすくなります。
また、フェアウェイから使う場合も打ちやすくなります。(ミスに強くなります)
ソール幅についてはバウンス角と深い関係があって、これについてはサンドウェッジの選び方のソールの幅でご紹介していますので、そちらもよかったら参考になさってください。
3. ロフト角
次にサンドウェッジを選ぶ際のロフト角です。
サンドウェッジのロフト角といっても50度前後のものから60度を超えるものまで・・選択肢が多く、どれを選んでいいのか、特に初心者の方は迷ってしまうかも知れません。
選び方は色々あるのですが、バンカーショットをすることを考えると、56度を一つの目安にしてみてもいいかも知れません。
その上でバンカーショットをもう少し高く上げたい方は58度以上のものを選ばれてもいいかも知れません。
また、今のクラブは昔のクラブと違ってロフトが立ってきていますので(ストロングロフトのクラブが多いですので)、ピッチングウェッジとサンドウェッジのロフトの差(間隔)がかなり・・・あいてしまうこともあります。
その場合は、例えば、ピッチングウェッジ(PW)とサンドウェッジ(SW)のロフトの間隔を埋めてくれるウェッジを1本、もしくは2本購入してみるのも一つの方法かも知れません。
例えば、PWが44度でSWが56度の場合はロフトの差が12度あるわけですが・・・
この場合は、その中間の50度のウェッジを購入すると(44度、50度、56度)、ロフトの差が6度刻みになり、距離感もそれぞれのクラブで合わせやすいかも、知れません。
または、これは中級者以上のゴルファー向けかも知れませんが、4度刻みで、44度(PW)、48度、52度、56度・・・という風にウェッジをさらにもう1本増やしてみると距離の打ち分けが簡単になるかと思います。
4.バウンス角
サンドウェッジを選ぶ際に重要になってくるもう一つのポイントがバウンスだと思います。
バウンスの図。この↑出っ張っている部分がバウンスです。
サンドウェッジの選び方でもご紹介しましたが・・・
一般的には、バウンス角が大き過ぎると、1)ヘッドが砂に跳ね返ってしまいトップやホームランなどが多くなる、2)バウンスが邪魔をしてアプローチショットで使い難くなる。
逆にバウンス角が小さすぎると、ヘッドが砂に潜りやすくなり、ボールがバンカーからでないことが多くなります。
ということも考慮して、バンカーから・・・
・ザックリが多い・・・バウンス角が多めのもの (10度以上)
・トップが多い(クラブの跳ね返りが気になる)・・・バウンス角が少なめのもの(8度以下)
を目安にしてみてもいいかも知れません。
初心者の方はどちらかというとバウンス角が多めのもの、10度以上のバウンス角のものを選んでみてもいいかも知れません。
バンカーショットはハイバウンス、ローバウンスのどちらが簡単?
5.グースネックとストレートネック
サンドウェッジを選ぶ際に大事になってくるポイントの1つがネックの形状になります。
↑の写真を見てもちょっとした違いでしかないのですが、打ってみると両者はまるで違うことに気づきます。
初心者の方におすすめなのは、グースネックのウェッジになります。
特に・・・
・アイアンではスライスが出ることが多い
・ウェッジは苦手だ
・フェアウェイから打つ際、つかまりがいいウェッジが欲しい
・・・という方にはグースネックのウェッジの方がおすすめです。
グースネックは、ストレートネックに比べ、球のつかまりがよく、スライサーの方やウェッジが苦手・・・という方にもおすすめです。
ただし、初心者の方でも・・・
・アイアンはフック系のボールが多い
・ウェッジは苦手ではない
・・・という方は最初からストレートネックでもいいかも知れません。
ストレートネックのサンドウェッジの方が操作性がよく、フェースも開きやすいので、中・上級者の方やウェッジが得意という方には好まれる傾向があります。
6.重さ
これはウェッジの選び方でもご紹介しましたが、サンドウェッジの場合も、例えば、アイアンではカーボンシャフトなど軽いクラブを使っている方でもサンドウェッジの場合は、少し重めのシャフトにした方がスイングが安定してくることがあります。
バンカーショットが苦手・・・という初心者の方の場合でも、少し重めのシャフトにすることでバンカーショットが多少楽になるケースもあります。
バンカーショットの打ち方についてはバンカーショットの構え方と打ち方のコツにて打ち方や構え方のコツについて解説しておりますので、よかったら参考になさってください。
アイアンでカーボンシャフトを使っている方であれば、軽量スチールシャフトなどを試してみる価値はあるかも知れませんし、アイアンで軽量スチールシャフトを使っている方であれば、少し重めのスチールシャフトを選んでみてもいいかも知れません。
7.サンドウェッジの売れ筋
サンドウェッジのメーカー(ブランド)についてですが、ウェッジについてはアイアンとは別のメーカーのものを使っている・・・という方も多いです。
ただ、初心者の方であれば、冒頭でご紹介した通り、最初はアイアンと同じブランドのウェッジを使ってみるのもいいかも知れません。
ウェッジの人気ブランドには、フォーティーン、タイトリスト(ボーケイウェッジ)、クリーブランドなどがあります。
また、キャロウェイ ゴルフやキャスコ、ブリヂストン、ピンなどもおすすめのメーカーさんだと思います。
ただ、ブランドで選ぶと失敗してしまうこともありますので、上記のような形でご自分にあったタイプのウェッジを選ぶことが重要だと思います 。
また、下記にて今売れているサンドウェッジの人気ランキングが掲載されていますので、よかったら参考にしてみてください。
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