フックグリップの右手の握り方。右手は下から握る意識でいい？
こんにちは。ゴルフ総研の森です。
前回、フックグリップ（ストロンググリップ）の握り方ではフックグリップの握り方のコツについて詳しくご紹介しました。
今回は、フックグリップの右手の握り方のコツについて、具体的には、
- 右手の握り方のポイント
- 右手だけウィークグリップになってしまう原因
- 右手もフックグリップで握るコツ
について、それぞれ解説していきたいと思います。
左手の握り方についてはフックグリップの握り方で詳しく解説していますので、よかったらそちらをご覧ください。
ちなみに、フックグリップについてはこんな記事も書いています。
目次
フックグリップの右手の握り方のポイント
フックグリップ（ストロンググリップ）の握り方でもお伝えしましたが、フックグリップで握る際は、右手は右手の人差し指と親指でできるV字が右肩かそれよりも少し右を指すように握っていくのがポイントです。
右手の人差し指と親指の間でできるV字（↓）
写真はわかりやすく写すために手を上げて撮影していますが、実際は構えて、さぁ、ボールを打つぞ・・という時に、右手を見て、上の写真のV字を確認してみてください。
この右手の人差し指と親指の間でできるV字が右肩かそれよりも少し右を差すように握っていきます。
左手の握り方も含めて、詳しい握り方のポイントについてはフックグリップの握り方にて解説していますので、よかったら参考になさってください。
フックグリップは右手の握り方を間違える人が案外多い
少し話が変わりますが、フックグリップにしたのにスライスがまだ出るケースもよくあったりします。
フックグリップ（ストロンググリップ）にしてもまだスライスが出る
これは何故かというと、その原因の1つが右手がフックグリップになっていないからなんですね。
左手は比較的しっかりと握れている人が多い印象がありますが、右手がウィークになってしまっている方も案外多くいらっしゃいます。
これは何故か？
ということですが元々右手はウィークグリップになりやすいんですね。
そして何故、右手がウィークになるのかと言うと、右肩の位置が高いからです。
グリップを握る際は、右手が左手よりも下に来ます。
ということは、右肩も左肩よりも下がるのが自然な形なんですね。
ただ、普段の生活の中ではそんな姿勢になることはまずありません。何より右肩だけを下げるのは辛い姿勢です。
だから、ゴルフをする際も、多くの人は右肩を下げずに構えていたりします。
その方が楽な姿勢だからですね。
ただ、そんな風にして右肩を下げずにグリップを握ろうとすると、右肩や右腕が前、ボール方向に出ます。
そのように右肩を前に出して、左肩を後ろに引くと、右肩を下げずに右手を左手よりも下に持ってくることができるんですね。
ただ、このように右肩を前に出して握ろうとすると、右手を上からかぶせるようにして握る形になります。
するとどうなるかと言うと、右手がウィークグリップになるんですね。
自分の右手がウィークになっているかどうかは、先ほどお伝えした右手の人差し指と親指の間でできるV字がどこを差しているかを見ればわかります。
もし、構えた際、右手の人差し指と親指の間でできるV字があごを差しているようなら、右手がウィークグリップになっている証拠です。
そして、右手がウィークグリップになっていると、たとえ左手をしっかりとフックグリップにしていても、フェースがスイング中に開きやすく、それがスライスの原因になります。
ただ、いずれにしても、そんな風にして右肩を左肩よりも下げるということは普段の生活の中ではまずしない体勢ですし、辛い体勢なので多くの方はゴルフの際も右肩を下げたがりません。
そして、それが結果的に右手がウィークグリップになりやすい原因になっているわけです。
また、右肩を前（ボール方向）に出すと両肩の向きが必要以上に左を向くのですが、それがアウトサイド・インの原因になり、それもまた、スライスの大きな原因になります。
右手は下から握る意識で握ってみる
では、その場合、右手がウィークグリップになっている場合はどうしたらいいかと言うと、フックグリップ（ストロンググリップ）の握り方でご紹介した通り、この右手の人差し指と親指でできるV字が右肩かそれよりも少し右を指すように握り直す必要があります。
今、このV字があごを差している方は、まず右手をグリップから離して、その手を右に回転させるようにして握り直してください。具体的には
右手の人差し指と親指の間でできるV字（↓）
この右手の人差し指と親指の間でできるV字が右肩かそれよりも少し右を差すように右手を右に回転させるようにして、握り直していきます。
また、右手がウィークになる癖のある方には、右手を下から握る意識で握ってみるのもよい方法です。
右手を上からかぶせるように握ると、どうしてもウィークグリップになりやすいんですね。
ですので、その場合は右手は上からではなく、下から握る意識で握ってみます。
極端な言い方をすると、右手の平を空に向けた状態でグリップの下から握ってみると、右手がフックグリップになりやすくなります。
右手がウィークになりやすい方はそのような意識で握ってみてください。
ということで、今回はフックグリップの右手の握り方について色々と見てきました。
最後までお読みいただいて、ありがとうございました。
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