オーバースイングが原因のリバースピボットを直す
リバースピボットは飛距離を失う一番の原因である・・・そんなことが指摘されることがあります。
リバースピボットとは?でもご紹介しましたが、リバースピボットとはバックスイングのトップで左足に体重が残り、ダウンスイングでは右足に体重が乗ってしまうことを言います。
これは本来とは全く反対の動きで・・・これをやってしまうと飛距離を大きく失います。
オーバースイングが原因となっているもの
リバースピボットの原因についてはリバースピボットとは?で書かせていただきましたが、それ以外の原因として・・・オーバースイングが原因となるものもあります。
これはプロでもやってしまうことがあるミスで・・・以前、LPGAツアーの飛距離No.1で女子で平均270ヤードも飛ばすヤニ・ツェンがよくやってしまっていたミスだったそうです。
彼女は体が柔らかく、バックスイングでは肩が90度以上回転しますが、90度を超えて回転した時に(回転し過ぎて)、体がターゲット方向に傾く・・・という傾向にあったそうです。
これはリバースピボットの1つの形で・・・バックスイングのトップで体がターゲット方向に傾くと、体重は左足に残ってしまいます。
プロではこれは致命的なミスになることがあるかも知れません・・。
このミスを直すために彼女がコーチとやったことがあって、それが
1)アドレスで背骨を右に傾けること
2)アドレスで右腰が左よりも低くなるように構えること
・・・という2点でした。
アドレスで背骨を右に傾ける・・・こうすることで後はその背骨の傾きに沿っていくら回転しても、体重は右足に乗りやすくなります。
アドレスで背骨を右に傾けるには、右肩を左肩よりも下げる必要がありますが、その際に右の腰が左よりも若干下がっていることを確認するようにすると背骨が正しい形で右へと傾けられると思います。
どれだけ背骨を右に傾けたらいいか・・・ということですが、それはグリップをした際に右手が左手の下に来る分だけ・・・ということになります。
右手が左手よりも下に来ますから・・・本来であれば、右肩が下がり体(背骨)も若干それに伴って右へと傾きます。
ただ、この姿勢はある意味苦しいので・・・右肩を前に出すようにして・・・右手を左手よりも下にしようとする方が多いです。
このように構えると、ウィークグリップになります。右肩が前に出ているので・・・アウトサイドインの軌道で振りやすくなってしまい・・・スライスが出やすくなります。
ですので、少々苦しい体勢ですが(日常生活でこのような姿勢には普通はならないので・・)、右肩を下げることで・・・右手が左手よりも下に来るようにグリップすると・・・右肩は前に出ませんし、体もほどよく右に傾きます。
後はその傾きのまま、体をバックスイングで回転させると、案外簡単に右足にしっかりと体重が乗ると思います。
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