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ゴルフスイング編

ゴルフスイングに体重移動は必要?不要?【プロはこうしています】

こんにちは。ゴルフ総研の森です。

今回は、ゴルフスイングに体重移動は必要なのか?というテーマでお話ししていきたいと思います。

尚、今回はドライバーやアイアンなどのスイングを前提にしたいと思います。

バンカーショットやアプローチショットの場合はまた話が変わってきますが、それについては以下でご紹介していますので、よかったらそちらを参照ください。

ゴルフスイングに体重移動は必要か?

さて、ゴルフスイングに体重移動は必要か?

ということですが、以前にプロとアマチュアのスイング中の両足への体重のかけかたに関する調査が行われています。

その結果はこんな形になっています。

()内は 体重がかかっている場所 プロ アマチュア
バックスイングのトップ (右足) 90% 50%
ダウンスイングのスタート直後 (左足) 110% 65%

参考:米ピッツバーグ大学医療センター

プロの項目を見てみると、プロはバックスイングでは右足に体重の90%が乗っていて、ダウンスイングでは左足に体重の110%※がかかっているのがわかります。

※ダウインスイングで体重以上の重さが左足にかかっているのは踏み込むような形で左足に体重がかかっているためだと思います。

この調査結果を見てもわかりますが、プロはスイング中に体重をしっかりと移動しています

当サイトでも体重移動は必要であると考えていますし、その方法についても沢山の記事をアップしてきました。

ですので、結論としては、ゴルフスイングに体重移動は必要です。

少なくとも僕はそう考えています。

ただ、この話には続きがあります。

プロでも体重移動を意識する人と軸回転を意識する人がいる

ゴルフスイングに体重移動は必要ということでした。

ただ、体重移動を意識するかどうかは人によります。

これはドライバーは体重移動を意識する?しない?体重移動のコツについてもでご紹介しましたが、以前、ゴルフ雑誌「ゴルフトゥデイ」の中で、日米ツアーのトッププロを対象にした体重移動に関するアンケート調査が行われています。

そのアンケートの中で、

「ドライバーを打つ際、体重移動を意識してスイングするか?それとも体重移動は考えずに軸回転だけを意識してスイングするか?」

という質問を米ツアー、日本ツアーのプロにしたところ、こんな結果になりました。

米ツアーのプロの場合

軸回転を意識する 72%
体重移動を意識する 28%

一方、日本ツアーのプロの場合

軸回転を意識する 35%
体重移動を意識する 65%

といった結果になっています。

【軸回転を意識する派の意見】

・スイング軸がブレるのが嫌なので体重移動は意識的にはしない
・スエーしたくないので体重移動は意識しない
・体重移動を意識するとボールが曲がりやすい

【体重移動を意識する派の意見】

・体重移動をすることでスイングにリズムとパワーを生み出している
・しっかりと体重移動することでヘッドスピードを上げている

 * * *

米ツアーと日本のプロで結果が真逆になっているのが面白いですよね。

この違いについてツアープロコーチの内藤雄士さんは、パワーがあって十分な飛距離が出る米ツアーのプロたちは方向性を重視する傾向があるために軸回転のスイングになる。

一方、小柄でパターが不足している日本のプロの場合は、飛ばしを重視する傾向があるために体重移動を使うスイングになると語っています。

もっとも、飛距離が出るなら軸回転を意識した方がいい、飛距離が欲しいなら体重移動を意識した方がいい・・ということではないです。

大事なのは自分に合ったやり方でスイングするということだと思います。

ただ、今回のテーマ、ゴルフスイングに体重移動は必要か?という話に戻すと、体重移動は必要だけど、それを意識した方がうまくいく人と、体重移動は意識せず軸回転でスイングした方が合っている人がいる・・ということになります。

体重移動を意識するか、軸回転を意識するか?ということについてはこんな記事も書いています。

アイアンは体重移動を意識するべき?それとも軸回転を意識するべき?

ということで、今回はゴルフスイングに体重移動は必要かということについて色々と見てきました。

最後までお読みいただいて、ありがとうございました。

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