グリーン周りのアプローチショットは体重移動をする?しない?
今回は、グリーン周りのアプローチショットを打つ際、体重移動はした方がいいか?それとも体重移動はしなくてもいいか?ということについて解説していきたいと思います。
ちなみに、グリーン周りのアプローチショットについては下記のような記事も書いています。
目次
2つの打ち方がある
グリーン周りのアプローチショットを打つ際、体重移動はした方がいいか?それとも、体重移動はしなくてもいいか?
・・ということですが、結論からお伝えすると、グリーン周りのアプローチショットに関しては基本的には体重移動はする必要はありません。
この、グリーン周りのアプローチショットは体重移動をせずに打つ、というのが一般的な打ち方にはなるのですが、ただ、体重移動をする打ち方もあります。
今回はこの2つの打ち方、
①体重移動をしない打ち方(一般的な打ち方)
②体重移動をする打ち方
について見てゆきたいと思います。
①体重移動をしない打ち方
最初に体重移動をしない打ち方についてです。
グリーン周りのアプローチショットではこの体重移動をしないというのが一般的なやり方、打ち方になります。
具体的な構え方、打ち方ですが、
1)スタンスは狭くとる
まず、スタンスは狭くとります。
どの位狭くしたらいいか?ということですが、両足を殆ど揃えるような気持ちで、具体的には、両足の間にこぶしが1個入る程度かそれ以下の狭いスタンスで構えます。
2)体重の6~8割を左足にはじめからかけておく
構える際ですが、体重の6割から8割を左足にあらかじめかけておきます。
6~8割と幅がありますが、考え方としては、ランニングアプローチのように低く打ってゆきたい場面では左足に多めに体重をかけます。(8割など)
ピッチエンドランのように、もう少し高さを出したい場合は左足に体重の6割程度をかける意識でいいかと思います。
低く打ち出したい時は左足に多めに体重をかけて、高く打ってゆきたい時は左足にかける体重の割合を下げる・・という形です。
3)体重移動はせずに打つ
構える際に左足に多めに体重をかけたら、後は体重移動をせずに打ちます。
ここで一つ注意点があって、体重移動をしないというと、下半身を動かさないようにしたり、下半身を固定しなければならないと思われる方もいますが、下半身は多少動くのが自然です。
むしろ、固定しようとしたり、動かさないようにしたりすると、体全体がブレたりして、トップやダフリの原因になります。
ですので、下半身を固定しないようにしてください。下半身は多少動いても大丈夫です。
その他、このアプローチショットの打ち方に関してはアプローチショットの打ち方と構え方の基本とコツにて詳しくご紹介していますので、よかったらそちらを参照ください。
②体重移動をする打ち方
グリーン周りのアプローチショットにはもう一つ、体重移動をする打ち方もあります。
具体的な構え方、打ち方ですが、
1)スタンスは狭くとる
スタンスは先ほどの打ち方と一緒で、両足を殆ど揃えるような形、左足と右足の間にこぶしが1個入る程度にします。
2)体重は両足に均等にかける
先ほどの左足に体重を多めにかけるやり方とは違い、この打ち方では、体重は両足に均等にかけておきます。
3)体重移動は意識せず、小さく体を回転させて打つ
1つ目にご紹介した打ち方は意図的に体重移動をしませんが、この打ち方に関しては体重移動をして打ちます。
ただ、体重移動をしよう・・と意識するのではなく、むしろ、体重移動は意識せずに、その場で小さく体を回転させて打つイメージです。
構えた際に両足に均等に体重をかけ、体の回転で打とうとすると、自然と小さく体重移動をするような形になると思います。
アプローチショットのような小さなスイングで体重移動を意識してしまうと、スエー(体が右にスライドする動き)になってしまうことも多いので、体の回転で打つようにしていただくといいかと思います。
この体重移動をするアプローチショットの打ち方に関しては体重を両足に均等にかけるアプローチショットの構え方にて詳しくご紹介していますので、よかったらそちらを参照ください。
どちらがおすすめか?
①体重移動をしない打ち方
②体重移動をする打ち方
の2つを簡単に見てきました。
最後に、どっちがおすすめか?ということですが、一般的なのは①体重移動をしない打ち方になります。
ですので、最初はそちらを試していただくといいのではないかなと思います。
ただ、②体重移動をする打ち方の方がより自然で打ちやすいと感じる人もいます。
ですので、できれば両方試していただいて、打ちやすい方を選んでいただくといいのではないかなと思います。
ただ、あえてどちらかをおすすめするとしたら、
①体重移動をしない打ち方がおすすめ
トップやダフリなどが出てしまうことが多い人やグリーン周りのアプローチショットが苦手だと感じている人。
②体重移動をする打ち方も試してみる価値あり
グリーン周りのアプローチショットが好きな人、感覚を重視して打ちたい人などには②体重移動をする打ち方も試してみる価値はあると思います。
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