1メートル以内のショートパットが入らない
1メートル以内のショートパットが入らない・・・そう悩んでいる方が結構いらっしゃいます。
例えば、60センチのショートパットでも手が震えて打てない・・・というところまで悩む方もいます。
60センチのパットであれば、遊びで片手で打っても入るのに、本番で(コースで)しっかりと構えて打とうとすればするほど入らないという方もいます。
原因は技術的なこともあると思います。でも、多くの場合、考え方に問題があるのだと僕は思っています。
尚、今回は考え方の部分、メンタルの部分について触れていますが、技術的なことについてはショートパットが入らない時に考える4つのことにてご紹介しておりますので、よかったらそちらも参考になさってください。
「入れること」よりも「どこに打ち出すのか」を考える
ショートパットが苦手な方は恐らく短いパットなのだから、「入れなければならない」と思っているのではないでしょうか?
そういう意味ではショートパットが苦手な方は完璧主義、もしくはそれに近い方に多いのかも・・・知れません。
でも「入れなければならない」と思うということは、自分に対して外すことを禁じているわけですが、人は、「これをしてはいけない」と何かを避けようとすることがどうも苦手なようです。
じゃあ、何が得意かと言うと「目指すこと」だと思うんです。
つまり、人は、「これをしちゃいけない」と思うよりも、「これをしよう」と何か特定の目標を作ってそこを目指す方が得意なのではないか・・・と思うんです。
だから、ショートパットであれば、「外してはいけない」「入れなければならない」と思うことよりも、「このラインに打ち出そう」・・・という風に何かを目指した方が体は自由に動くようになります。
でも外してはいけない・・・と自分を禁じた途端、体はガチガチです。
「禁じるよりも、目指す」ことで、ショートパットの苦手意識は少しづつ薄れてゆくと思います。
大切なことは入れることよりも、思ったラインに打ち出せたかどうか
ショートパットで悩んでしまう方は完璧主義、もしくはそれに似たタイプの方に多いのではないかと思いますと、申し上げました。
しかし、僕は大切なことはショートパットを入れることではなくて、自分が思ったラインに打ち出せたかどうか・・・ということだと思っています。
勿論、入れることも大事です。
でも、ゴルフは自然の中でするスポーツです。グリーンの芝も完璧に同じ方向に生えているわけではありません。
グリーンも完璧に平らではなくて、凹凸がどうしてもあるものです。
だから、完璧に打ったパットでさえ、外れることもある・・・のです。
だとしたら、大切なのは、ショートパットを毎回入れることではありません。
大事なのは、思ったラインに打ち出せたかどうか・・・だと思います。そのためにすべての意識をパターフェースに持ってゆきます。
その打ち出したいラインに対して、パターフェースをスクエアに(ラインに対して直角に)インパクトすること・・・そこに集中します。
そして、そこが最終的なゴールです。
パットが入ったか、入らなかったか・・・は大袈裟なことを言えば、ただの結果でしかないと思うんです。
自分がこのラインだと思ったところに打ち出すことだけに集中すること・・・それで僕はショートパットの苦手意識は改善されると思っています。
ショートパットを義務にしない
ショートパットを入れるのが義務になってしまっている方もいるかも知れません。
入れなければならない・・・とお考えの方は特に。でも、ゴルフって楽しむためにやっていることだったと思うんです。楽しいからやる・・・そこに義務という言葉は似合いません。
パットが得意な方はその殆どがパットを打つことに楽しさを感じているものだと思うんです。
カップに「カコン!」と入るあの感じ・・・ゴルフをはじめた頃というのはそういう風にちょっとしたことも楽しいものだと思います。
それがいつからか、1メートル以内の短いパットは入れて当然・・・というように思ってしまったのでしょう。僕にもそんな時期がありました。
もっと子供の頃のように純粋に楽しんでもよいのかも知れません。ゴルフだけでも。カップに入れる・・・それだけなのに、楽しい。
ショートパットの打ち方では技術的なこともいくつかご紹介してきました。
でも、もしかしたら、一番の上達の秘訣は技術的なことよりも、純粋に「楽しもうとすること」・・・なのかも知れません。
▼スコアが劇的に変わった人が実践したゴルフ理論とは
↑僕も実践してみました。その上達法やゴルフ理論の感想について書いてみました。一度ご覧になってみてください。