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【ゴルフ】アプローチショットの転がしてゆく打ち方の具体的なやり方とコツ

こんにちは。ゴルフ総研の森です。

アプローチショットの打ち方については、アプローチショットの打ち方と構え方の基本とコツにてその具体的な方法についてご紹介しました。

今回は、転がしてゆくアプローチショットの打ち方とそのコツについて解説していきたいと思います。

目次

転がしてゆく打ち方は最もピンに寄りやすい

アプローチショットにもいくつかの打ち方があります。

アプローチショットの4つの種類と打ち方<比較表も>

ボールを上げてゆく打ち方、上げて転がす打ち方など、色々ありますが転がしてゆく打ち方もその内の1つになります。

この転がしてゆく打ち方は「ランニングアプローチ」なんて言われたりしますが、ランニングアプローチはボールを低く打ち出して、できるだけボールを転がしてゆく打ち方になります。

この打ち方は、グリーン周りのアプローチショットの打ち方の中でも最も優しい(ミスが出にくい)打ち方で、尚且つ、最もピンに寄りやすい打ち方になります。

グリーン周りではできるだけボールを転がしていった方が良い結果につながることが多いです。

使用するクラブ(番手)は?

この転がしてゆく打ち方に使用するクラブ(番手)ですが、基本的にはサンドウェッジからミドルアイアンまで使うことができます。

どのクラブを使っていただいても構いません。

プロでも、サンドウェッジでランニングアプローチを打つ人もいますし、ミドルアイアン(7番アイアンなど)を使って打つ人もいます。

ただ、ボールを低く打ち出して、できるだけ転がしてゆくわけですので、ロフト角が少ないクラブの方が打ちやすいとは思います。

例えば、サンドウェッジよりピッチングウェッジの方が転がしていきやすいわけですね。

おすすめは、サンドウェッジ以外のウェッジになります。
ピッチングウェッジやアプローチウェッジなどですね。

サンドウェッジでもいいのですが、サンドウェッジについているバウンスが邪魔をして、トップやダフリが出てしまうケースがあります。

この理由、サンドウェッジだとダフリやトップが出やすい理由についてはサンドウェッジでアプローチショットを打ってもいいか?で詳しくご紹介していますのでよかったら参考になさってください。

また、クラブは7番アイアンなどを使ってもいいのですが、とにかく飛びます(転がり過ぎます)ので、慣れるまでは距離感を合わせるのが大変かも知れません。

ただ、ミドルアイアンはロフト角が小さくボールを転がしやすいので、一度慣れてしまえば、使い勝手のいいクラブかなと思います。

構え方の5つのポイント

さて、転がしてゆく打ち方ですが、まずは構え方のコツから見ていきたいと思います。

ポイントは5つあります。

①スタンスは狭くする

これは他のアプローチショットにも言えることですが、アプローチショットのような小さなスイングをする際は、小さく構えるのがコツです。

そのためスタンスは狭くします。両足を殆ど揃えるような気持ちで、両足にこぶしが1個入る程度のスタンス幅にします。

②体重は左足に多めにかける

転がしてゆくアプローチショットの場合は、構えた時点で左足に体重の6割から8割程度をかけておきます。

このように構えると、体がターゲット方向に若干傾くような形になると思いますが、そうすることでボールをより低く打ち出しやすくなります。

打ち方については少し後にご紹介しますが、左足に体重を多めにかけたら、スイング中は体重移動はしないで打ちます。

アプローチのような小さなスイングで、体重移動をしてしまうと(もしくは体重移動を意識してしまうと)、ヘッドの軌道が不安定になり、ダフリやトップが出てしまいやすいので注意してみてください。

③ボールの位置

ボールは、スタンスの真ん中か、その位置よりもボール半個~1個分程度、右に置くようにします。

より低く打ち出してボールを転がしたい場合は、右足の前にボールを置いてもいいと思います。

④ハンドファーストに構える

両手は左足太もも内側の前に持ってきます

ボールを先ほどご紹介した位置に置いて、両手を上記の位置で構えるとハンドファーストの形になると思います。

ハンドファーストとは、アドレスをした際、両手(グリップ)がクラブヘッドよりも前(ターゲット寄り)にあることを言います。

ハンドファーストとは?構え方とインパクト、ドライバーについても

このようにハンドファーストで構えるとボールを転がしてゆきやすくなります。

⑤スタンスはスクエアでもオープンでもOK

スタンスですが、スクエアでもオープンスタンスでもOKです。

スクエアとは、ボールとターゲットを結んだラインに対して両足のラインが平行になっていることを言います。

オープンスタンスは、そこから左足を後ろに少し引く形になります。

左足をどれだけ後ろに引いたらいいか・・ということですが、まずは5センチ程度後ろに引いてみてもいいかも知れません。

アプローチショットはオープンスタンスが基本だと言われてきましたが、今はスクエアでもいいと言う専門家も多いです。

どちらでも、ご自分に合うやり方であればいいと思います。

打ち方の3つのポイント

次に打ち方のポイントです。

打ち方は基本的には通常のアプローチショットと一緒です。

アプローチショットの打ち方と構え方の基本とコツ

打ち方は一緒で構え方を変えることでボールを低く打ち出して転がしてゆく形になります。

ですので、この段階で(構えた段階で)すでに転がしてゆく準備はできているわけですね。

ただ、いくつかのポイントがありますので、その点についてご紹介したいと思います。

①ほうきで掃くように

1つ目のポイントが、ほうきで掃くようなイメージでボールを打ってゆく、ということです。

そのイメージで打つと、ヘッドがボールの横から入ってくる形になりますが、そのように打つとインパクトゾーンが広がり、多少ヘッドがブレてもちゃんとボールに当たってくれます。

これが例えば、上から叩きつけるような打ち方になるとインパクトが点になりやすく、ちょっとしたヘッドの軌道のブレがダフリやトップにつながりやすくなりますので注意してみてください。

②体重移動はしない

先ほどもお伝えしたように、予め左足に体重の6割から8割程度をかけておき、そのまま体重移動はしないで打ってゆきます。

③手や腕では打たない

アプローチショットは手や腕で打とうとすると、つまり、手打ちだとスイングの軌道が不安定になります。

じゃあ、手打ちをやめるにはどうしたらいいか?ということですが、肩の回転、もしくは体の回転を使って打つためのいい練習がありますので、ご紹介します。

まず、フェースタオルを一枚用意します。
それを水平にして両脇にはさみます。

その状態でゴルフクラブを持ちます。あとは、このタオルを落とさないようにアプローチショットを打ちます。

最初は素振りから始めてみてもいいと思います。

タオルを両脇に挟んでアプローチショットを打とうとすると、体の動きと腕、手の動きが一体となったスイングが身に付くと思います。

また、肩の回転を使って打つ・・という感覚もつかみやすいと思います。

腕や手だけで打とうとするとタオルが地面に落ちてしまいますので、そうならないように打ってみてください。

ということで、今回は転がしてゆくアプローチショットの打ち方とそのコツについて色々と見てきました。

最後までお読みいただいて、ありがとうございました。

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