グリーンの芝目、順目と逆目の5つの読み方
パットに影響を与える要素の1つがグリーンの芝目です。
よく順目だとか、逆目などと言います。
順目とは、芝がボールからカップに向かって寝ている(流れている)ことを言います。
順目の場合は、一般的にパットのスピードが速くなりオーバーしやすくなります。
逆目はその逆で、カップからボールに向かって芝が寝ている状態を言います。
逆目だと、パットのスピードが遅くなりますから、普通に打っているのにショートするということが多くなります。
また、芝が右から左に向かって伸びている場合は、ストレートに見えるパットでも左に切れてしまうことがある・・・というわけです。
さて、こういった芝目の読み方ですが、いくつかの方法があります。
尚、芝の種類による違いについては、
ラインの読み方については
にて、それぞれご紹介しておりますので、そちらを参照いただければと思います。
目次
1.カップを見る
芝目を読むのによく使われる方法がカップを上から見るという方法です。
カップを上から見た際に、カップの手前から芝の葉先が飛び出ている場合は、芝は手前から奥に向かって流れているということになりますから、この方向にボールを打つ場合の芝目は順目・・・ということになります。
2.芝の濃淡で読む
もう1つの方法が芝の濃淡を観察するという方法です。
ボールの後ろからカップを見た際に、芝が白っぽく光って見える場合は順目。逆に、芝が濃く見える、暗く見えると感じた時は逆目であることが多いようです。
3.水に向かって芝は伸びる
芝は水に向かって伸びるという特徴があります。
特に海に向かって芝は伸びます。
ですから、シーサイドコースなど、海が近くにある場合は海の方向を確認します。
芝は海に向かって順目・・・になりますので、パットを打つ際はその点も考慮してもいいかも知れません。
林などがあって海が見えないような時も、スコアカードの裏などに書いてあるコースレイアウト(地図)などを確認するといいと思います。
簡単な覚え方としては、海に向かって打つ時は順目。海を背にして打つ時は逆目・・・です。
4.山岳コースでの芝目の読み方
山岳コースの場合は、山の位置によって芝目が決まってくることが多いのが特徴です。
山から谷に向かって水は流れますが、芝目も同じ方向に流れます。
ですから、山の位置を確認すれば、芝目もわかる・・・ということになります。
一般的には、山に向かって打つ時は逆目、山を背にして打つ時は順目になります。
また、山岳コースでは標高が高くなるほどに順目・逆目が顕著になる傾向がありますので、その点も考慮するといいかも知れません。
5.太陽が沈む方向に向かって順目
太陽の光も芝目には影響を与えると言われています。
一般的には、太陽が沈む方向に向かって順目になります。つまり、西に向かって順目、東に向かって逆目・・・ということになります。
歴代最強と言われたベン・ホーガンもこんな風に語っています。
All other things being equal, greens break to the west.(ベン・ホーガン)
他に何もなければ、グリーンの芝目は西に向かって順目だ。
さて、ここまで芝目の読み方について書いてきましたが、芝目にも強弱があります。
順目や逆目であっても、それほどパットに影響を与えないものもあれば、大きな影響を受ける場合もありますので、その点も注意するといいかも知れません。
もう1点。
ショートパットの際の芝目の影響ですが、よほどの芝目がない限り真っ直ぐのライン(ストレート)のショートパットの場合は、あまり芝目は計算にいれず、真っ直ぐに打ってゆく方が良いと思います。
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