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トラブル解決編

ティーショットをスプーン(3番ウッド)で打つメリットや打つ際のポイント

前回、3番ウッド(スプーン)の打ち方と7つの秘訣では、3番ウッドの打ち方についてご紹介しました。

その中でも少し触れましたが、今回は3番ウッドをティーショットで使う際のポイントや注意したいこと、また、ティーアップの高さなどについても図を使って具体的にご紹介してゆきたいと思います。

それから、ティーショットに適した3番ウッドのタイプについてや飛距離を出したい時、コントロール重視の時のそれぞれの打ち方などについてもご紹介させていただきたいと思います。

ティーショットで3番ウッドを使うメリット

まず、ティーショットで3番ウッド(別名、スプーン)を使うメリットですが、こんな点が考えられます。

・ドライバーよりもショットをコントロールしやすい
・ドライバーよりもボールを曲げやすい
・フォローの風では3番ウッドの方がむしろ飛ぶ

どういうことか少し見てみたいと思います。

ドライバーよりもショットをコントロールしやすい

クラブというのは長さもそうですが、打ちやすさという意味では、ロフト角が大きく関係していて、ロフト角が大きいほど、打ちやすくなります。

それだけでもドライバーより3番ウッドの方が優しいのですが、ロフト角が少なくなるほど、バックスピンが減り、サイドスピンがかかりやすくなるという特徴があります。

そのため、例えば、ドライバーはスライスするのに、9番アイアンは真っすぐに打てる・・ということが起こったりします。

これは、9番アイアンの場合、バックスピンがかかりやすいため、スライススピンをバックスピンが打ち消してくれているから、かも知れません。

そういう意味でも、ドライバーよりロフト角が大きい3番ウッドは、ドライバーに比べてミスが少なくコントロールしやすいというメリットがあります。

ドライバーよりもボールを曲げやすい

ドライバーの場合は、ティーアップしてややアッパーブロー(ヘッドが最下点を過ぎて上昇している時に打つこと)で打つことも想定して作られているため、ロフト角が10度前後と非常に少ないのが特徴です。

ロフト角を少なくすることでバックスピンを減らしているわけですが、(打ち出し角が低いとむしろ逆効果ですが)バックスピンが少ない方がキャリー(打ち出されたボールが地面に到達するまでの距離)もランも増えて、飛距離を稼ぐことができます。

ただし、ロフト角をドライバーのように少なくするデメリットもあって、それはボールを曲げにくくなるということになります。

といっても、ドライバーの場合、サイドスピンがかかりやすいので、ボールは曲がりやすいのですが、ただ、意図的に曲げるのが難しくなります。

というのも、ロフト角が極端に少なくバックスピンがかかりにくいので、インパクトでちょっとフェースを開き過ぎたり、閉じ過ぎたりすると、サイドスピンがかかり過ぎて、結果的に、ボールが曲がり過ぎてしまうのです。

その点、ドライバーよりもロフト角が大きい3番ウッドは、ドライバーに比べてバックスピンがかかりやすいので、多少フェースを閉じ過ぎたり、開き過ぎたりしてもバックスピンがそのミスをカバーしてくれることもあります。

ゴルフの場合、プロであっても純粋なストレートショットを打つのは至難の業で、プロであっても必ず、微妙ですがどちらかにショットを曲げています。

そうすることで、左右どちらかへのミスを限定しているわけですが、そういう意味でもドライバーよりも意図的にショットを曲げやすい3番ウッドはコースを攻略してゆく上で大きな武器になります。

フォローの風では3番ウッドの方がむしろ飛ぶ

これはフォローの風(追い風)でのドライバーの打ち方でも紹介しましたが、フォローの風ではドライバーよりもむしろ3番ウッドの方が飛ぶこともあります。

フォローの風の場合、ある程度の弾道の高さとバックスピン量がないと、ボールが風で上から押さえつけられるようにして、急に落下したり、思うような飛距離が出ないことがあります。

そのため、ドライバーより弾道が高く、バックスピン量が多い3番ウッドの方がむしろ飛ぶということもあり、プロでもフォローの風ではドライバーではなく3番ウッドを使う人もいます。

ティーアップの高さとボールの位置

さて、ここからは少し具体的なお話になります。

3番ウッドを打つ際のティーアップの高さですが、目安としてはボールの1/4程度がヘッドから出る高さにします。

また、プロの中にはボールの1/2程度がヘッドから出る高さで打つという人もいますので、そういった高めのティーアップも試してみてもいいかも知れません。

ボールの位置

ボールの位置は、フェアウェイウッドのボールの位置とその基準でもご紹介しましたが、下記の2つの中間に置きます。

①左足かかと線上よりも右。
②ミドルアイアンのボールの位置(スタンス中央からボール1個程度左)よりも左。

これは地面から打つ場合も含めたボールの位置になりまして、3番ウッドをティーアップして打つ場合は、①の左足かかと線上かそれよりも少し右に置いてみてもいいかと思います。

以前、ある世界的に有名なレッスンプロがドライバーとティーアップした3番ウッドは左足かかとに合わせてボールを置くと語ったことがありました。

ただ、この位置でもし引っ掛け(=左に真っすぐに飛ぶショット)が出るような場合は、上記の範囲内でそこからボール半個づつ右に移動させながら、実際にショットを打ってみて、自分にとって最適な位置を見つけていただくといいかも知れません。

ただ、基本的な考え方としては、ドローボールが持ち球の方は(上記の範囲内で)右寄り、フェードボールが持ち球の方は左寄りにボールを置いた方が打ちやすいと感じると思います。

ティーショットに適した3番ウッドとは?

これは以前もご紹介させていただいたことがありましたが、ショットをコントロールするという意味では、これは3番ウッドに限りませんが、弾道を低くした方がボールはコントロールしやすくなります。

そういう意味で、3番ウッドの場合、ティーショットのことだけを考えると、ディープフェースの方が有利になることがあります。

シャローフェースの3番ウッドはディープフェースのものに比べて、重心が低くなりやすく、ボールを上げやすいという利点があるので、芝の上からは打ちやすくなります。

ただ、ティーショットだけを考えると、弾道を低く抑えることができ、また、ティーアップしたボールを打ちやすいディープフェース、もしくはディープフェース気味のフェアウェイウッドの方が適しているかも知れません。

ただし、これは3番ウッドの使い方にもよると思います。

芝の上から多用するという方の場合は、ディープフェースではない方がいいかも知れません。(シャローフェースの方がいいかも知れません)

また、ティーショットにも使うし、芝の上からも打つという場合は、シャローフェースとディープフェースの間の、ディープフェース気味、またはシャローフェース気味のフェアウェイウッドを探してみるのも一つの方法かも知れません。

飛距離を出したい場合、コントロール重視の場合

ドライバーではなく、3番ウッドを使うのは、コントロールを重視したいから・・・という理由が多いかと思います。

ただ、コントロールを重視しながらも、多少飛距離を伸ばしたいということもあるかも知れません。

その場合のコツですが、

・ティーアップを高くする
・ややアッパーブローで打つ
・クローズスタンスでドローボールを打つ

といった方法があります。

ティーアップを例えば、ボールの1/2程度がヘッドから出る高さにして、そして、ドライバーのように若干アッパーブローで打つことで、打ち出し角を高くして、バックスピン量を抑える効果があり、飛距離も伸びます。

打ち方ですが、スイングそのものではなく、アドレスを少し変えます。

1つは、先ほど書いたティーアップを高くするということ。もう1つは、ボールの位置を左足かかとかそれよりも若干右にします。

この形で打つとアッパーブローで打ちやすいです。

ただ、このやり方でアッパーブローで打とうとすると、フェースがインパクトで開きやすくなることもあります。

その場合は、クローズスタンスで立つというのもよい方法です。

クローズスタンスで立つには、構えたら右足だけを少し後ろに引きます。

どれだけ後ろに引くかにルールはありませんが、最初は5センチ程度でもいいかも知れません。

クローズ(ド)スタンスの構え方、利点と欠点について

このような形で構えると、ダウンスイングでクラブを振ってゆくスペースができて、振り遅れを予防できたり、インサイドから振りやすく、ドローボールが打ちやすくなります。

このやり方でもし、スライスが出るような場合は、ヘッドをボールに近づけて構えるのではなく、ヘッド1個分、ボールから離して(右に置いて)構えるようにするというテクニックもあります。

下はドライバーを使った図ですが、フェアウェイウッドでもこんな感じでヘッド1個分、ボールから離して構えます。

このように構えると、シャフトがターゲット方向により傾く形になると思いますが、その形、シャフトをターゲット方向に傾けてからグリップを握り直すと、フックグリップで握るような効果があり、フェースを閉じやすくなります。

これは合う合わないがあると思うので、全員におすすめするわけではありませんが、そんなドローボールの打ち方もあります。

いずれにしても、そんな風にして、いつもよりも飛距離を出してゆく・・という打ち方もあります。

プロの場合も、ここ一番で飛ばしたいという時にアドレスを少し変えるということをする人もいますが、何かそういった自分なりのやり方というのがあるといいかも知れませんね。

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