ウェッジでのバックスピンのかけ方と5つの方法
バックスピンをかけるためには何が必要だと思われますか?
バックスピンは勿論ですが、利点もあれば欠点もあります。
以前にもお話したようにバックスピンの「スピン量」をコントロールすることは難しいです・・。
しかし、速いグリーンであったり、ピンの位置によってはバックスピンが必要となる場面もあったりします・・。
今回はバックスピンをかけるために必要な5つの要素についてご紹介します。
1.コンタクト(インパクトの質)
ウェッジでバックスピンをかける場合、大切な1つ目の要素はインパクトの質です。
つまり、フェースのどこに当たっているか・・・ということになります。
これについてショートゲームのスペシャリストでPGAツアープレーヤーを何人も指導するデーブ・ペルツ氏はそのインパクトのポイントを挙げています。
それは、フェースについている溝の下から(リーディングエッジの方から)数えて3つ目の溝から6つ目の溝でボールをとらえるという点です。
以前からのおさらいになりますが、バックスピンは、クラブフェースに設計された溝と、それからインパクトでゴルフボールがクラブフェースによって芝に押し付けられた時の摩擦によっておきます。
この摩擦が最適となるポイントがデーブ・ペルツ氏が言う3つ目から6つ目の溝ということになろうかと思います。
2.ヘッドスピード
ヘッドスピードが上がれば上がるほど、ボールにはバックスピンがかかりやすくなります。
しかし、ウェッジでバックスピンをかけるポイントは全体的なヘッドスピードだけではありません。
フェースがボールに最初に当たった時のヘッドスピードよりもフェースからボールが離れる時のヘッドスピードが速いと、よりバックスピンがかかりやすくなります。
つまり、ヘッドを加速させて打つことがバックスピンをかけるためには必要になります。
そのためにはバックスイングをコンパクトにして、フォロースルーを大きくとるという方法もいいかも知れません。
ヘッドをインパクトで加速させる・・・そうすることでバックスピンはより多くかかります。
3.スイング軌道
これは以前にもご紹介したことにもつながりますが、バックスピンをかけるにはダウンブローで打つことです。
つまり、スイングの最下点に達する前にボールをとらえることです。(ダウンブローとは?)
ダウンブローで打つことにより、ボールには芝とフェースとの間で摩擦が生じます。それが大きなスピンを生むことになります。
さらに、ボールは芝の上から打つわけですが、いつも練習場のマットのような芝から打てるとも限りません。
長い芝だったりすれば、ボールは沈みます。
するとインパクトでボールとフェースとの間に芝が入り込んでしまい、スピン量を減らしてしまいます。
しかし、ダウンブローで打つことによってボールとフェースとの間に入ってくる芝を最小限にすることができる・・・というわけです。
4.ボールの位置
ここからは3)でご紹介したダウンブローにも関係してきます。
ダウンブローで打つにはボールの位置にも気をつける必要があると思います。
先回もご紹介したデイブ・ペルツ氏はウェッジでダウンブローに打つ場合、スタンスの真ん中からさらにボール2個分右足寄りにセットするべきだ、と助言しています。
5.手(グリップ)の位置
ダウンブローで打ち、バックスピンをかけるには最下点の手前でボールを打つことが必要です。
ということはインパクトでの手の位置もボールよりも前(ターゲット寄り)になっていなければなりません。
もし、クラブヘッドの方が前(ターゲット寄り)になっているとすれば、それはすくい打ちをしている証拠になります。
また、アドレスの時、ボールの位置がスタンスの真ん中よりも右になっても、グリップの位置までつられて右に移動させないようにしてください。
グリップの位置は左足太ももの内側の前にくるようにセットします。
そして、インパクトの時も同じようにその場所に戻ってくるようにします。
そうすればインパクトで手がヘッドよりも前にくるようになり、ダウンブローで打つことができると思いますので。
ここまでご紹介してきたバックスピンをかける5つの方法に加えるとすれば、それはゴルフ用品になります。
ボールやウェッジのタイプによってもスピン量は変わってきますし、バックスピンがかかりやすいボールやウェッジもあります。
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