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トラブル解決編

ダウンブローで打つための4つの練習方法

ダウンブローについてはいくつかご紹介してきました:

何故ダウンブローで打つ必要があるの?
ダウンブローとは?ダウンブローの打ち方と3つのコツ
ショートアイアンの打ち方とたった3つのコツ

今回は具体的な練習方法をご紹介してゆきたいと思います。

1)鉛筆を使った練習

ダウンブローに打てない。そういう方はいくつかのタイプにわかれると思います。

例えば、「すくい打ちをしている人」 「払い打つタイプ」です。

しかし、ショートアイアンの場合、ロングアイアンのように払い打ちをしてしまうとロフト通りのショットにはならず、必要以上に高さのあるショットになったり、右にふけるようになったりと、ショットを安定させるのが困難になります。

ダウンブローの練習方法について、女子最強と言われた、アニカ・ソレンスタムはこんな話をしています:

Try this drill:Place a pencil three to four inches behind the ball. Start with a half swing and hit down on the ball,avoiding the pencil. To hit the ball and not the pencil,you must shift your weight forward at the start of the downswing.

こんな練習をしてみて下さい: 鉛筆をボールの後ろ7~10cmの辺りに置きます。最初はハーフスイングで鉛筆に当てないようにしてボールを打ってみて下さい。鉛筆に当てないように打つにはダウンスイングのスタート時に体重を左足に移動させなければいけません。

Reference:
The Perfect Wedge Swing, Golf for Women July/August 2006

鉛筆は自分から見て縦(垂直)に置きます。

ボールと鉛筆の間には7センチ程度のスペースしかありませんのでこの練習方法は案外難しいかも知れませんが、ダウンブローの練習には向いていると思います。

これはアニカ・ソレンスタムも指摘していますが、ダウンブローで打つということはインパクトでグリップがボールよりもターゲット寄りになっている必要があります。

この練習方法ですが、スライサーの方よりもフックで悩む人の方がより効果的な練習になると思います。

2)フィニッシュを制限する

打った後にフィニッシュを制限するのもダウンブローに打つための良い練習になります。

すくい打ちをしている方にもおすすめです。

やり方は簡単でインパクトの後、グリップが腰の高さよりも上に上がらないようにするだけです。

すくい打ちになっている方には難しい練習だと思いますが、それなりに効果はあると思います。

アイアンの飛距離不足で悩んでいる方にもおすすめだと思います。

3)インパクトで止める

これはボールなしでできます。

バックスイングをして、ダウンスイング、そしてインパクトに来たところでクラブをピタっととめます。

これやってみるとわかりますが、非常に力が必要です。実際にインパクトでピタリと止めることはできなくても、そうしようと思って素振りをすると効果的です。

これは上田桃子などのコーチとして知られる江連忠氏がジュニアの頃によくやっていた練習だそうです。

4)ボールの連続打ち

これも江連氏がやっていたという練習方法です。

練習場などで下からボールが自動的に上がってくるような機械があるところで、連続してミドルアイアンでボールを打ちます。

これは芯で打つ確率を上げるのに良い練習で、初心者の方にもおすすめです。

連続してボールを打つことで自然と正しい体重移動が身に付く練習です。

ドライバーなど、振っても振っても飛ばないという方にもおすすめ。ドライバーならハーフスイングでやってみるのもいいかも知れません。

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