【ドライバーの打ち方】アッパーブローの角度はどの位がいいのか?プロはどうしているか?
こんにちは。ゴルフ総研の森です。
今回は、ドライバーをアッパーブローで打つ場合、ヘッドをどの程度の角度で入れたらいいのか?また、プロはどうしているか?ということについて解説していきたいと思います。
尚、今回の記事に関連してドライバーの打ち方。アッパーブローで打つべきか?払い打つべきか?という記事もアップしていますので、よかったらそちらも参考になさってください。
アッパーブローとは?
最初にアッパーブローとは何か?ということについて簡単に解説したいと思います。
アッパーブローとは、クラブヘッドが最下点を過ぎてやや上昇している時にボールをとらえる打ち方のことを言います。
特別な場合を除き、ゴルフで唯一この打ち方ができるのがドライバーです。
ところで、ドライバーの飛距離を最大にするには、
①ボール初速を速くする
②打ち出し角を高くする
③スピン量を抑える
という3つが大事だと言われています。
アッパーブローで打つことで、②打ち出し角を高くする、③スピン量を抑えるという効果が期待できるため、アッパーブローは飛距離も伸びやすくなるというメリットがあります。
一方、アッパーブローで打つことのデメリットは、一つ間違うとすくい打ちになりやすく、振り遅れやスライスの原因になることがある点になります。
アッパーブローの角度はどの位がいいのか?プロはどうしているか?
さて、アッパーブローで打つということですが、具体的にはどの位の角度でヘッドを入れればいいのでしょうか?
これについては、ゴルフ用弾道測定器の開発を手掛けるトラックマン社が発表しているLPGAツアーの女子プロのデータがありますので、ご紹介したいと思います。
また、参考までに入射角のデータ以外にも、打ち出し角やヘッドスピード、飛距離やスピン量なども掲載しておきます。(いずれも、LPGAツアーの平均値。2017年計測)
入射角とは、インパクトでヘッドがボールに対してどの程度の角度で入ってきたかを示す数値(角度)です。プラスの数値はヘッドがボールの下から入ってきていることを示しています。
ドライバー、アイアンの入射角のデータ。プロの入射角はどの位か?
これを見ると、女子プロは平均でおよそ3度のアッパーブローで打っていることがわかります。
3度ですから、アッパーブローと言ってもヘッドを下から上に向かって振り上げるような形ではなく、ほぼボールを横から払い打つような形で、若干ヘッドが下から入ってきている・・・という形ですね。
もし、アッパーブローで打ちたいと思った場合も、女子プロのように3度程度のアッパーブローがいいと思います。
それよりもアッパーに打ちたいと思った場合でも、最大でも5度程度のアッパーブローがおすすめです。
それよりもアッパーブローで打とうとすると、振り遅れやスライスなど、ミスが出やすくなりますので、注意してみてください。
また、場合によってはアッパーブローで打つよりも払い打つ打ち方の方が合っている人もいます。
それについては下記で詳しくご紹介していますので、よかったら参照ください。
ドライバーの打ち方。アッパーブローで打つべきか?払い打つべきか?
ということで、今回はドライバーをアッパーブローで打つ場合、ヘッドをどの程度の角度で入れたらいいのか?また、プロはどうしているか?ということについて見てきました。
最後までお読みいただいて、ありがとうございました。
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