ドライバーをアッパーブローで打つと飛ぶって本当?【アッパーブロー、レベルブロー、ダウンブローの飛距離を比較!】
こんにちは。ゴルフ総研の森です。
前回、【ドライバーの打ち方】アッパーブローの角度はどの位がいいのか?プロはどうしているか?ではアッパーブローで打つ場合、どの位の角度がいいのか?ということについて色々とご紹介しました。
今回は、そもそもドライバーをアッパーブローで打つと飛ぶって本当か?また、アッパーブロー、レベルブロー、ダウンブローで打った場合、どれが一番飛ぶか?ということについて解説していきたいと思います。
ドライバーをアッパーブロー、レベルブロー、ダウンブローで打つことのメリットとは?
アッパーブロー、レベルブロー、ダウンブロー、どれが一番飛ぶか?
さて、ドライバーはアッパーブロー、レベルブロー、ダウンブロー、どの打ち方が一番飛ぶか?ということですが、この3つに関するデータがありますので、ご紹介したいと思います。
アッパーブロー・・・クラブヘッドが最下点を過ぎてやや上昇している時にボールをとらえる打ち方のこと
レベルブロー・・・ボールを横から払い打つ打ち方のこと
ダウンブロー・・・クラブヘッドが最下点に達する前、まだ下降を続けている途中でボールを打つこと
下記は、ゴルフ用弾道測定器の開発を手掛けるトラックマン社が発表しているデータになります。
表の見方ですが、左端がヘッドスピードになります。
その右が入射角になりますが、入射角が-5度というは、5度のダウンブローで打っているということ。入射角0度はレベルブローで打っているということ。入射角+5度は5度のアッパーブローで打っているということを示しています。
飛距離はキャリーです。ランは含みません。(キャリーとランの違いとは?)
ヘッドスピード別
ヘッドスピード 33~38m/s
ヘッドスピード 40~47m/s
ヘッドスピード 49m/s以上
このデータを見ていただくとわかりますが、同じヘッドスピードでアッパーブロー、レベルブロー、ダウンブローに打ってみると、最も飛距離が出るのがアッパーブロー、次がレベルブロー、最も飛ばないのがダウンブローという結果になっています。
アッパーブローで打つ場合は+3度から+5度程度がベスト
今回のデータでは、アッパーブローが一番飛ぶと言う結果になっていますが、じゃあ、アッパーブローで打つのが一番いいか?
というと、ドライバーの打ち方。アッパーブローで打つべきか?払い打つべきか?でもお伝えしたようにアッパーブローで打つ方が合っている人とレベルブロー(払い打つ打ち方)の方が合っている人がいます。
アッパーブローは確かに飛距離は出やすいのですが、フェースが開きやすくなったり、振り遅れたりしやすくなるというデメリットもあります。
ですので、必ずしもアッパーブローで打つ必要はなく、大事なのは自分に合った打ち方をするということになります。
ただ、もしアッパーブローで打つ場合ですが、+3度から+5度程度のアッパーブローがおすすめです。
【ドライバーの打ち方】アッパーブローの角度はどの位がいいのか?プロはどうしているか?でもご紹介しましたが、女子プロは+3度のアッパーブローで打っていると言うデータもあります。もし、それよりもアッパーブローで打つ場合も、5度程度までにしておくのがおすすめです。
それ以上のアッパーブローにすると、振り遅れやフェースが開いてスライスなどが出やすくなることがありますので、注意してみてください。
ということで、今回はドライバーをアッパーブローで打つと飛ぶって本当か、ということについて見てきました。
最後までお読みいただいて、ありがとうございました。
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