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トラブル解決編

ドライバーでランを出す3つの方法!ランが出ないのはこれが原因です

こんにちは。ゴルフ総研の森です。

前回、【ドライバーがつかまらない】ドライバーでつかまる球を打つ3つの方法とテクニックでは、ドライバーでつかまったボールを打つための方法とテクニックをご紹介しました。

今回は、ドライバーでラン※が出ない原因とドライバーでランを出す3つの方法について解説していきたいと思います。

※ラン・・・ボールが地面に落ちてから止まるまでの距離

男性のドライバーの平均飛距離とヘッドスピード、打ち出し角、スピン量の平均値

ドライバーでランを出す3つの方法

ドライバーでランを出す方法ですが、今回は3つご紹介したいと思います。

①入射角を変える

ドライバーでランを出す1つ目の方法が、入射角を変えることです。

以前、ゴルフ用弾道測定器の開発を手掛けるトラックマン社が行ったドライバーに関する調査があります。

その調査では、ドライバーの入射角※を変えながら、打ち出し角、スピン量、キャリー、トータルの飛距離などを測定を行いました。

※入射角・・インパクトでヘッドがボールに対してどの程度の角度で入ってきたかということを示す数値(角度)のこと

具体的には、-5度、0度、5度の入射角でそれぞれ測定を行ったのですが、この中で最もランが出たのが5度、次に0度、一番ランが出なかったのが-5度でした。

ちなみに、入射角がマイナスというのは、ダウンブローで打っているということ。入射角が0度はレベルブロー。入射角がプラスというのはアッパーブローで打っているということになります。

簡単にまとめると、ランを出したい場合は、ダウンブローよりもレベルブローの方が良くて、レベルブローよりもアッパーブローの方がさらにランが出やすくなるということになります。

ちなみに、この3つの打ち方を比較した記事も書いていますので、よかったらそちらも参考になさってください。

ドライバーをアッパーブローで打つと飛ぶって本当?【アッパーブロー、レベルブロー、ダウンブローの飛距離を比較!】

ですので、ドライバーでランを出したい時は、ダウンブローよりもレベルブロー(払い打つ打ち方)かアッパーブローの方がいいということになります。

中でも、アッパーブローが一番ランは出ますが、ただ、アッパーブローにもミスが出やすいというデメリットもあって、トータルで見るとレベルブローの方が(平均飛距離では)飛ぶケースもアマチュアの場合は多いように思います。

ドライバーの打ち方。アッパーブローで打つべきか?払い打つべきか?

②バックスピン量を減らす

ドライバーでランを出す2つ目の方法が、バックスピン量を減らすことです。

バックスピン量が多いとランは出ないんですね。
反対にスピン量が減るとランも増えます。

では、バックスピン量を減らすにはどうしたらいいか?

ということですが、1つは先ほどご紹介したレベルブロー、もしくはアッパーブローで打つことです。

レベルブローやアッパーブローの打ち方はダウンブローに比べるとスピン量が減り、ランが出やすくなります。

もう1つがフェースのスイートスポットか、それよりも若干上で打つことです。

ドライバーのフェースの中央か、それよりも若干上で打つとバックスピンが減るんですね。

反対にフェース下部にボールが当たるとバックスピン量が増えやすく、結果的にランが出なくなります。

ですので、ランを出したい場合はフェース中央か、もしくは、それよりも若干上に当てる意識で打っていただくとスピン量が減って、ランも出やすくなります。

ドライバーのスピン量を減らす方法をもっと詳しく知りたい方は下記をご覧ください。

ドライバーのスピン量を減らす9つの方法。理想のスピン量と飛距離の関係も

③つかまったボールを打つ

ドライバーでランを出す3つ目の方法が、つかまったボールを打つことです。

簡単に言うと、インパクトでフェースをしっかりと閉じるということですね。

インパクトでフェースが開いていたり、開き気味になると、バックスピン量が増えてボールは高く上がりますが、ランが出なくなります。(キャリーも含め、トータルの飛距離も落ちます)

ですので、ランを出すためにはフェースをインパクトでしっかりと閉じてあげる必要があります。

そのためにはどうしたらいいか?ということですが、今回は簡単にできるテクニックを2つご紹介したいと思います。

右手の平を地面に向ける

1つ目が、右手の平を地面に向けるという方法です。

これはどういうことかと言うと、いつも通りバックスイングをして、ダウンスイングに入ります。

そして、右手が右腰の横に来たタイミングで右手の平が地面を向くような意識でスイングをしてみてください。

実際にこの位置で右手の平が地面を向くような形になると、フェースがかなり閉じることになり、フックボールが出やすくなります。

ただ、ドライバーがつかまらないという方やミスする際はスライスが出ることが多い方の場合は特に、その位の意識でスイングしていただくと、インパクトでフェースがほどよく閉じる形になると思います。

もし、ボールがよくつかまるようになってきたら、右手の平の角度を自分なりに調整していただくといいかも知れません。

例えば、右手の平が斜め下を向くようにとか、そういった形で思考錯誤していただくのもいいのかなと思います。

胸を右に向けたまま、クラブを振り下ろす

2つ目が、胸を右に向けたままクラブを振り下ろすという方法です。

ダウンスイングで体が早く開いてしまうと、クラブフェースも一緒に開いてしまうんですね。

ですので、フェースを閉じるには体を開かないようにする必要があります。

では、体が開かないようにするにはどうすればいいか?

ということですが、バックスイングでは体を右に回転させます。

すると、スイングのトップでは胸が右を向く形になると思います。アドレスでは正面を向いていた胸が右に向く形ですね。

ダウンスイングでは、この胸の向きを変えずに、胸を右に向けたままクラブを振り下ろしてみてください。

実際には胸の向きを変えずにクラブを振り下ろす、もしくはボールを打つことはできないと思いますが、その意識で振っていただくと体が開かなくなって、インパクトでフェースをしっかりと閉じることができるようになると思います。

ということで、今回はドライバーでランを出す3つの方法について、また、ドライバーでランが出ない原因について色々と見てきました。

最後までお読みいただいて、ありがとうございました。

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