男性のドライバーの平均飛距離とヘッドスピード、打ち出し角、スピン量の平均値
こんにちは。ゴルフ総研の森です。
ドライバーの飛距離やヘッドスピードについては、ゴルフクラブの飛距離の目安【一覧表】やドライバーの平均飛距離とヘッドスピードの平均値にてご紹介してきました。
その中でご紹介したデータとは別に、ゴルフ用弾道計測器の開発を手掛けるトラックマン社が発表している男性アマチュアゴルファーの平均値のデータがありますので、今回はそのデータについて見ていきたいと思います。
目次
男性アマチュアゴルファーのドライバーの平均値
さて、早速ですが、下記がトラックマン社が発表している男性アマチュアゴルファーのドライバーの平均値になります。
参考:トラックマン社
キャリー・・・打ったボールが地面に到達するまでの距離
この調査では、ドライバーの平均飛距離は226ヤード、平均ヘッドスピードは41.75m/s、ボール初速が59.27 m/s、打ち出し角が12.6°、スピン量が3275回転といった結果になってます。
このデータですが、ヘッドスピードだけを見ると、実は女子プロと殆ど一緒なんですね。
ただ、同じようなヘッドスピードでも250ヤード飛ばす女子プロとアマの差でもご紹介した通り、女子プロはそのヘッドスピードで250ヤード飛ばすことができます。
何故、女子プロは250ヤード飛ばすことができるのか?
同じようなヘッドスピードで250ヤード飛ばすことができる女子プロと平均飛距離が226ヤードの男性アマチュア。
何が違うのか?
ということですが、同じようなヘッドスピードでも250ヤード飛ばす女子プロとアマの差でご紹介した女子プロのデータがありますがので、少し比較してみたいと思います。
出典:Golf Today 丸ごと一冊!飛距離アップ大作戦 完全保存版(女子プロのデータ)
この2つを比較してみるとわかりますが、ヘッドスピードはそれほど変わらないのですが、他はかなり違う結果になっているのがわかります。
まず、ボール初速ですが、女子プロの方が速いのがわかります。
これは簡単に言うと、女子プロは芯で打っていて、男子アマチュアは芯を外しているのだと思います。
次に打ち出し角ですが、女子プロの方が打ち出し角が高いです。
これはどういうことかと言うと、女子プロはややアッパーブローで打っているのに対して、男子アマチュアは反対にヘッドを上から入れてしまっているのだと思います。
そして、その結果、スピン量が余計に増えてしまっているのかなと思います。
それが結果的に25ヤード近い飛距離の差になっているわけですね。
この話の続き、女子プロと男子アマチュアの違いについては同じようなヘッドスピードでも250ヤード飛ばす女子プロとアマの差にて詳しく解説していますので、よかったらそちらをご覧ください。
ちなみに、トラックマン社は男性の実際のデータとは別に、同じヘッドスピードでの理想の数値についても発表しています。
下記が実際のデータと理想の数値になります。
参考:トラックマン社
これを見てもわかりますが、先ほどの女子プロの数値はほぼ理想的な数値で、女子プロは理想的な形でドライバーを打っていることがわかります。
ということで、今回はドライバーの平均飛距離や女子プロと男子アマチュアの違いなどについて見てきました。
最後までお読みいただいて、ありがとうございました。
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