【ドライバーがつかまらない】ドライバーでつかまる球を打つ3つの方法とテクニック
こんにちは。ゴルフ総研の森です。
今回は、ドライバーが思ったようにつかまらないという方に向けて、ドライバーでつかまる球を打つ3つの方法とテクニックをご紹介したいと思います。
ちなみに、ドライバーに関しては下記のような記事もアップしています。
目次
ハンドファーストのインパクトでつかまったボールが打てる
ドライバーでつかまった球を打つための1つ目のポイントが、ハンドファースト※でインパクトするということです。
※ハンドファーストとは、アドレスをした際、両手(グリップ)がクラブヘッドよりも前(ターゲット寄り)にあることを言います
アイアンもそうですが、ドライバーに関しても、ハンドファーストの形でインパクトすると、つかまったボールが打てるようになります。
実はプロのドライバーのスイングを高速カメラで撮影すると、インパクトでシャフトが垂直よりも、若干目標方向に傾いている・・というケースが多いんですね。
ほんのわずかではありますが、インパクトの瞬間、両手(グリップ)がクラブヘッドよりも先行する形、つまり、若干ですがハンドファーストになっているのです。
2010年に世界ゴルフ殿堂入りした日本ゴルフ界のレジェンド、ジャンボ尾崎プロは石川遼プロに、「ドライバーはハンドファーストのインパクトがいい」とアドバイスしたそうですが、このハンドファーストの形でインパクトをむかえる、ということがつかまったボールを打つコツになります。
ボールがつかまらないと、どうしてもヘッドが先行するような形、もしくは、ヘッドが両手を追い越すような形で打ちたくなりますが、これをやってしまうと、フェースが開きやすくなります。
つかまったボールを打つには、むしろこの逆、両手がヘッドよりも先行する形でボールを打つ、つまり、ハンドファーストで打つ必要があります。
ハンドファーストで打つということは、つまり、インパクトでシャフトが目標方向に少しだけ傾く形になりますが、このような形で振った方が、実はフェースをインパクトエリアで返しやすくなります。
つかまったボールを打つために、インパクトでフェースを返そうとすると、どうしても振り遅れないようにヘッドを先行させたくなりますが、これは実は逆効果なんですね。
フェースを返すには、プロのように若干ハンドファーストで打つこと、つまり、両手を先行させる必要があります。
ハンドファーストで打つには?
ではどうしたら、ハンドファーストで打つことができるでしょうか?
そのためには、ハンドファースト、もしくはドライバーの場合はハンドファースト気味で構えることです。
これは、ハンドファーストとは?構え方とインパクト、ドライバーについてもでもご紹介しましたが、ドライバーの場合は、ハンドファーストで構えてもいいですし、ヘッドと両手が同じ位置か、または、若干、ハンドレイトでも大丈夫です。
ハンドレイトで構えてもいい理由については上記の記事をご覧いただければと思いますが、ドライバーでつかまったボールを打つためには、ハンドファーストで構えた方が有利になります。
その方が、つまり、ハンドファーストで構えた方がハンドファーストのインパクトになりやすいです。
では、ハンドファーストで構えるにはどうしたらいいか?
ということですが、ポイントは3つあります。
ハンドファーストで構える方法
1つは、ボールの位置です。
ボールを左に置き過ぎると、ハンドファーストで構えることが難しくなります。
ハンドファーストとは、アドレスをした際、両手がクラブヘッドよりもターゲット寄りにあることを言いますが、ボールを左に置き過ぎると、ヘッドもターゲット方向に移動しますので、ハンドファーストになりにくくなります。
ですので、ボールは左に置き過ぎないようにすることが大事です。
ドライバーのボールの位置については【ドライバーのボールの位置】ボールを「ここ」に置くとうまくいくで4つの考え方をご紹介しましたが、右に置けば置くほどハンドファーストに構えやすくなります。
ドライバーのボールの位置に関しては、上記の記事でもご紹介しましたが、ここが正解というものはないわけですが、つかまったボールを打ちたい場合は、左足かかと線上よりももっと右、具体的には左胸(左胸のロゴの線上)の前に置くといいかと思います。
この位置を基準にして、微調整していただくといいと思います。
ハンドファーストで構えるための2つ目のポイントが両手の位置です。
ドライバーでつかまったボールが打てないという方のアドレスを見させていただくと、両手がジッパーの前に来ているケースが非常に多いです。
この形だとハンドレイトになりやすいです。
ハンドファーストにするには、両手は下のイラストのように、左足太ももの内側の前に来るようにしてください。
3つ目のポイントがグリップの握り方です。
ハンドファーストで構えると振り遅れたり、スライスが出てしまうケースがあります。
この理由についてお話しすると長くなってしまうので、また次の機会にご紹介したいと思いますが、ただ、その場合はグリップの握り方を見直していただく必要があるかも知れません。
具体的には、もし、ハンドファーストで構えるとスライスや振り遅れが出る場合は、スクエアグリップか、フックグリップで握ってみてください。
ここで少しまとめると、インパクトでハンドファーストになるようにすると、つかまったボールが打ちやすくなります。そのためには、アドレスの段階でハンドファーストで構えることがポイントになります。
つかまったボールを打つための2つのテクニック
さて、ここまではつかまったボールを打つための基本的なことについて見てきましたが、ここからはつかまったボールを打つためのテクニックを2つご紹介したいと思います。
右手の平を地面に向ける
最初にご紹介する方法が、右手の平を地面に向けるということです。
右手の平を地面に向けるとはどういうことかと言うと、いつも通りバックスイングをして、ダウンスイングに入ります。
そして、右手が右腰の高さに来たポイントで右手の平が地面を向くような意識で振ってみます。
この位置で右手の平が地面を向くような形だと、クラブフェースがかなり閉じる形になりますが、ドライバーがつかまらない、という方は、その位の意識でスイングしていただくと、インパクトでフェースがほどよく閉じる形になると思います。
この右手の平の向きですが、自分なりに調節してみるのもいいと思います。
例えば、ある程度ボールがつかまるようになってきたら、右手の平が地面を向く・・ではなく、斜め下を向くようにとか、そういった形を試してみるのもいいかも知れません。
胸を右に向けたまま、クラブを振り下ろす
2つ目が、胸を右に向けたままクラブを振り下ろすという方法です。
これはアイアンの場合もそうですが、ドライバーでつかまったボールを打つためには、ダウンスイングで体が早く開かないようにする、ということが大事です。
体が早く開き過ぎてしまうと、クラブフェースも一緒に開いてしまいやすいためです。
では、体が開かないようにするにはどうしたいいか?
ということですが、まず、バックスイングで右に回転します。トップの時点では胸が右、もしくはターゲットとは反対の方向を向いていると思います。
この胸の向きを変えずに、もっと言うと、胸を右に向けたまま、クラブを振り下ろす意識でスイングしてみます。
実際には、胸の向きを全く変えずにクラブを振り下ろす、もしくはボールを打つ・・ということはできないと思いますが、その意識でスイングしていただくと、体が開かず、その分、フェースも返しやすくなると思います。
また、体を開かないようにスイングすることで、インサイド・イン、もしくは、インサイド・アウトの軌道でスイングしやすくなりますが、それもまた、つかまったボールを打つことにつながってゆきます。
下の図はインサイド・インの軌道の例。
下はインサイド・アウトの軌道の例です。
ドライバーそのものに原因がある場合もある
少し話が変わりますが、ドライバーがつかまらない原因がドライバーそのものにある場合も意外と多いです。
これは以前にもお伝えしたことがありましたが、複数のドライバーを打ち比べてもらうと、ドライバーによって飛距離が大きく変わってくることも実は多いんですね。
しかも、5ヤードとか10ヤードではなく、中には数十ヤードも飛距離が変わってくるケースもあります。
ですので、もし何をやってもボールがつかまらないという場合は、ドライバーそのものを見直してみるのもいいかも知れません。
クラブを変えただけでショットがガラッと変わるということもよくあります。
ドライバーの選び方については、ドライバーの選び方やゴルフクラブの選び方のコーナーにて色々とご紹介していますので、よかったら参考になさってください。
ということで、今回はドライバーでつかまる球を打つ3つの方法について見てきました。
最後までお読みいただいて、ありがとうございました。
▼スコアが劇的に変わった人が実践したゴルフ理論とは
↑僕も実践してみました。その上達法やゴルフ理論の感想について書いてみました。一度ご覧になってみてください。