フェアウェイウッドとユーティリティの打ち方の違い【プロはどうしてる?】
こんにちは。ゴルフ総研の森です。
前回、【ドライバーとアイアンの違い】打ち方、スイング、構え方にどんな違いがあるのか?ではドライバーとアイアンの打ち方やスイング、構え方の違いについてご紹介しました。
今回は、フェアウェイウッドとユーティリティの打ち方の違いについて解説していきたいと思います。
フェアウェイウッドとユーティリティの打ち方の違い
さて、フェアウェイウッドとユーティリティの打ち方の違いですが、基本的には打ち方は一緒です。
ただ、入射角が若干違います。
入射角とは、インパクトでクラブヘッドがボールに対して、どの程度の角度で入ってきたかを示す数値、角度のことを言います。
フェアウェイウッドとユーティリティ、特にロングアイアンの代わりに入れるユーティリティに関しては、この入射角が若干違います。
以下は、トラックマン社が発表しているPGAツアーの男子プロのフェアウェイウッド(3番、5番ウッド)とユーティリティの入射角のデータになります。
ユーティリティ・・・ロフト角15~18度
マイナスの数値は、クラブヘッドがボールの上から入ってきていることを示しています。
この数値を見てもわかりますが、男子プロの場合、フェアウェイウッドもユーティリティもインパクトでヘッドを若干上から入れています。
ただ、-3度前後ですから、ほぼ横から払い打つような形です。
フェアウェイウッドとユーティリティの数値を見るとわかりますが、ロフト角が小さくなるほどヘッドは水平に近い形で入ってきています。
ユーティリティはロフト角15度から18度ですから、ユーティリティにしてはロフト角が小さいです。
アマチュアの場合は、このロフト角のユーティリティだと打つのが難しくなるので、これよりもロフト角が大きい方がいいですね。
クラブメーカー、フォーティーンの設立者であり、クラブデザイナーでもある竹林隆光氏は自身の著書「ゴルフクラブの真実」の中で「21度から26度位」がユーティリティがその力を一番発揮できるロフト角であると指摘されていますが、その程度のロフト角がユーティリティにはおすすめです。
ただ、いずれにしてもフェアウェイウッドとユーティリティの打ち方の違いはインパクトでのヘッドの入れ方で、フェアウェイウッドの方がよりボールに水平に入れていく形、横から払い打つ形になり、ユーティリティは若干ダウンブロー気味に入れる形になります。
ただ、違いと言っても1%もないので、意識するような違いではないと思います。
フェアウェイウッドもユーティリティもどちらもボールを横から払い打つ意識で打っていただくといいかと思います。
ただ、厳密に言えば・・フェアウェイウッドの方がよりボールに対してヘッドを水平に(横から)入れていくのに対して、ユーティリティはもう少し上から、ダウンブロー気味にヘッドを入れてゆく形になり、それがこの2つのクラブの打ち方の違いになります。
フェアウェイウッドとユーティリティの打ち方については下記でもう少し詳しく解説していますので、よかったら参考になさってください。
ということで、今回はフェアウェイウッドとユーティリティの打ち方の違いについて見てきました。
最後までお読みいただいて、ありがとうございました。
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