ティーアップするとヒール側に当たる
3番ウッドや5番ウッドなどで練習場でティーアップして打つとヒール側に当たる・・・という方がいました。
面白いことにアイアンでも同じような傾向にありました。
コースではそんなことはないのに・・・と思って色々悩んだけれども原因が分からない。
練習場に何か問題があるのでは・・・とまで考えていたようです。
実際に練習場にあるものが原因でフェースのヒール側に当たっていた・・・ということもあります。
練習場はスクエアに構えやすいものです。マットに対して平行に構えやすいし、スタンスもマットに合わせれば、スクエアに立ちやすくなります。
でもゴルフ場ではそんなものはありませんから、好きに構えられます。ゴルフスイングに何か問題があっても、構え方で誤魔化すことができます・・。
恐らく、この方はゴルフ場などではスタンスをクローズにして構えていたと思うんです。
ただ、練習場ではマットなどに合わせてスクエアに立とうとしていたので(それ自体は良いことですが)、本当の問題点と言いましょうか、そういうものが出てきたのではないかなと・・。
結果だけを見れば、ダウンスイングで上体が少しだけ前に出て(ボール方向につっこむ形になって)フェースのヒール側に当たっていたと思うんです。
原因は何だったのか?
さて、ヒールに当たっていた原因は何だったのでしょう。
フェースのヒール寄りにボールが当たってしまう原因は、一般的にはアウトサイドインのスイングであることが原因です。
いわゆるカットスイングです。
ボールをターゲットライン(飛球線)の外側から内側に向かって振り下ろすようなスイングだと、どうしてもヒール寄りに当たりやすくなります。
シャンクなども同じようなことが原因になります。シャンクはヒール側を通り越して、ネックの部分に当たってしまっているのですが。
話を冒頭の方に戻すと、彼はティーアップして打ちやすくなったボールを打つ時は、どうもボールの位置を地面から打つ場合に比べて左に置いていたようです。
ボールをいつもより左に置くことで、何か助走をつけられるような意識、パワーをボールに伝えられるような感覚になることがあります。
彼はまさにその感覚になって、ボールをいつもよりも左に置いていたようです。彼の場合はアウトサイドインのスイングではなくて、インサイドアウトのスイング軌道でした。
そのため、左に置き過ぎたボールをインサイドから打とうとして、上体が前に少しだけつっこむ形になり、結果としてヒールに当たっていたようです。
それを意識してボールの位置を右寄り(3番ウッドで左足のかかと線上からボール1個から2個前後右)にしたことでボールはフェースのセンターに当たるようになりました。
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