アイアンとウェッジの打ち方の違い【女子プロはどうしているか?】
こんにちは。ゴルフ総研の森です。
今回は、アイアンとウェッジの打ち方の違いについて解説していきたいと思います。
尚、ショートアイアンとウェッジの打ち方はほぼ一緒ですので、今回はミドルアイアンとウェッジの打ち方の違いについて解説したいと思います。
ですので、ここでアイアンといった場合は、ミドルアイアン(5番、6番、7番アイアン)のことだと思っていただければ幸いです。
ミドルアイアン・・・5番、6番、7番アイアンのこと。ただし、現在のアイアンはストロングロフトになっているものが多いので、このページでミドルアイアンと言った場合は、7番アイアン前後のクラブと考えていただいて結構です
アイアンとウェッジの打ち方の違い
さて、アイアンとウェッジの打ち方の違いですが、以下の表はPGAツアーの男子プロとLPGAツアーの女子プロのアイアンとウェッジ(PW)の入射角※のデータになります。
※入射角・・・インパクトでヘッドがボールに対して、どの程度の角度で入ってきたかを示す数値、角度のこと
ちなみにマイナスの数値は、ヘッドがボールの上から入ってきていることを示しています。
PW=ピッチングウェッジ
参考:トラックマン社
上の表を見るとわかりますが、男子プロも女子プロの場合も、アイアンもウェッジ(PW)もインパクトでヘッドがボールの上から入ってきていることがわかります。
ただ、数値を見ると、男子プロの場合は、ロングアイアンよりはミドルアイアンの方が、ミドルアイアンよりはショートアイアンが、ショートアイアンよりはウェッジの方がヘッドが上から入ってきているのがわかります。
女子プロも基本的には一緒です。(ウェッジはショートアイアンと同じような入射角になっています)
クラブが短くなるほど、ヘッドを上から入れている、つまりダウンブローで打っているわけですが、これがアイアンとウェッジの打ち方の違いになります。
つまり、アイアン(ミドルアイアン)は緩やかなダウンブローで打つ、ウェッジはしっかりとしたダウンブローで打つというのがその違い、少なくともプロはそのように打っています。
では、具体的にはどうやって打ち方を変えたらいいか?ということですが、それについて次に見ていきたいと思います。
ただし、アイアンはダウンブローで打つ?それとも横から払い打つ?でもご紹介した通り、アイアンを払い打つという方法もあります。それについては上記の記事をご覧いただければと思います。
どうやって打ち方を変えたらいいか?
さて、アイアン(ミドルアイアン)は緩やかなダウンブローで打つ、ウェッジはしっかりとしたダウンブローで打つ・・ということですが、具体的にはどうやってそのように打ち方を変えたらいいでしょうか。
このやり方ですが、スイングは変えなくて結構です。
ただ、ボールの位置を下記のように変えます。
具体的には、
ウェッジ(PW、AW、SW)
スタンスの真ん中
PW=ピッチングウェッジ、AW=アプローチウェッジ、SW=サンドウェッジ
ミドルアイアン
スタンス中央からボール1個程度左
ウェッジはボールをスタンスの真ん中に、ミドルアイアンはボールをスタンス中央からボール1個程度左に置きます。
このようにボールの位置を変えると、入射角も自然と変わります。
ボールをスタンスの真ん中に置くことでヘッドを上から入れていく意識になると思いますし、ボールをスタンス中央よりも少し左寄りに置くことで緩やかなダウンブローの意識になると思います。
ですので、少しまとめると基本的には同じスイングで、ボールの位置を変えることで、入射角を変える形になります。
もし、それだけではうまくいかないと感じる場合ですが、ダウンブローで打つには他にもいくつかのコツやポイントがあります。
それについては下記の記事にてご紹介していますので、よかったら参考になさってください。
ダウンブローとは?ダウンブローの打ち方と3つのコツ。プロがやっている打ち方も
ということで、今回はアイアンとウェッジの打ち方の違いについて色々と見てきました。
最後までお読みいただいて、ありがとうございました。
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↑僕も実践してみました。その上達法やゴルフ理論の感想について書いてみました。一度ご覧になってみてください。