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トラブル解決編

雨の日のゴルフの服装の7つのポイントとプレー対策のまとめ

前回、はじめてのゴルフ。服装のマナーでは、入場時とプレー時の服装のマナーについてご紹介しました。

今回は雨の日のゴルフの服装やどんなものを準備しておくと便利か、また、プレーする際の具体的な対策について、まとめてゆきたいと思います。

では早速見てゆきましょう!

目次

雨の日の服装と7つのポイント

まずは雨の日にプレーする際の服装ですが、下記がポイントになります。


1)レインウェア
2)帽子(レインキャップ)
3)グローブ(替えを数枚/雨の日用も◎)
4)シューズ(滑りにくいもの)
5)着替え
6)タオル
7)カイロ(寒さ対策に◎)

※後ほど、用意しておくもの、雨の日にゴルフ場に持ってゆくものリストをご紹介します

1)レインウェア

写真はブリヂストンのレインウェア。
撥水性、動きやすさ、着脱しやすさを追求したもの。

「傘を持ってゆけば、レインウェアはなくてもいいかな・・」と思う方も中にはいらっしゃるかも知れません。

ただ、雨の日で多くの人が困る(と実感する)ことの1つが「服が濡れること」です。

服が濡れると、重くなって、スイングの邪魔をしたり、飛距離が落ちます。

また、それほど寒い日ではなくても、服が濡れると思いのほか体が冷えますし、蒸れたりして不快な思いをしたりします。

そういう意味でも、レインウェアは雨の日は必須アイテムではないかなと、思います。

レインウェアを選ぶ際のポイントですが、ゴルフ用がベストだと思います。

一般的なレインウェアとゴルフ用のレインウェアを来て実際にスイングしていただくとわかると思いますが、スイングのしやすさが全く違います

一般的なレインウェアに比べると、ゴルフ用は、スイングをすることを前提に作られているので、例えば、脇の部分に余裕を持たせてあったり、お腹周りが膨らんだりしないように工夫されてあったりして、非常にスイングしやすい、パットしやすいのが特徴です。

レインウェアの「耐水圧」、「透湿性」って何?

ゴルフ用のレインウェアを選ぶ際、「耐水圧」、「透湿性(度)」という言葉を目にすることがあるかも知れません。

レインウェアを選ぶ際に重要になってくるのは、一番がゴルフ用であること(スイングしやすいということ)になります。

その次に重要になってくるのが、この「耐水圧」と「透湿性」になります。

「耐水圧」とは、簡単に言うとどれだけの水圧に耐えられるかという、防水性のことになります

ブリヂストンによると、耐水圧の目安は、

20,000mm → 嵐
10,000mm → 大雨
2,000mm → 中雨
300mm → 小雨

※ちなみに傘の耐水圧は250mm程度

(出典:レインウェアの耐水圧、透湿性とは?ブリヂストンスポーツ アパレルに関する基礎知識)

これは、嵐の時は、20,000mmの耐水圧が必要・・という意味になります。もっとも、嵐の中でゴルフをすることは殆どないかも知れませんが・・

ゴルフ用のウェアであれば、一般的には、最低10,000mm以上が必要と言われています。

この辺はどの程度の雨の中でプレーすることを想定するかによっても変わってくるかも知れませんが、中にはゴルフ用であっても、小雨程度しか想定していないレインウェアもありますので、そういったものには注意した方がいいかも知れません。

また、耐水性が高ければ高いほどいいかというと、そうとは限らなくて、場合によっては動きやすさが犠牲になることもあるかも知れませんので、その点も注意してみてください。

さて、「透湿性」ですが、これは衣服内の蒸気をウェアの外に出す度合いのこと。簡単にいうと、蒸れにくさを示す数値になります。

詳しい説明は抜きにして、簡単にお伝えすると・・

蒸れにくさを求める場合は、透湿度が5,000g以上、できれば8,000g以上のものを。

さらに、快適さ(蒸れにくさ)を求める場合は、透湿度が10,000g以上、できれば20,000g以上のものを選ぶといいと思います。

この辺もゴルフ用のレインウェアであれば、基本的には十分に満たしていると思いますが、特に汗をかきやすい方は、透湿性にも注意してみてもいいかも知れません。

ちなみに、耐水圧も透湿性も使ってゆくうちに(性能が)落ちてきます。

ですので、例えば、防水性能が落ちたなと思ったり、蒸れるようになったと感じた場合は、買い替えてもいいかも知れません。

2)帽子(レインキャップ)

写真はタイトリストのレインキャップ。
防水性能があり、蒸れにくい設計になっている。

雨の日のゴルフですが、帽子があると便利です。

小雨程度であれば、一般的な帽子でもいいのですが、それ以上だと、防水性能のある(耐水圧がある程度ある)レインキャップがおすすめです。

帽子ですが、普段、帽子をかぶってプレーしない方の場合は、一度、練習場で帽子をかぶってショットを実際に打ってみてもいいかも知れません。

場合によっては、スイングの邪魔になると感じる方もいますので。

3)グローブ(替えを数枚/雨の日用も◎)

写真はフットジョイのグローブ。
極細の繊維を使うことで、雨の日にもグリップ力が落ちないよう設計されている。

多くの方が雨の日に困ると感じること。もう1つは、グリップが滑ること・・になります。

そのため、グローブは替えを数枚用意して、例えば、インとアウトで1枚づつ使ってもいいかも知れません。

また、グローブの中には雨用のものもあって、雨に強い素材を使ったタイプもありますので、そういったものを購入してみてもいいかも知れません。

4)シューズ(滑りにくいもの)

シューズですが、雨の日は足元が滑りやすくなります。

ですので、できれば、スパイクレスタイプのシューズよりも、グリップ力に優れたソフトスパイクがおすすめです

また、スニーカータイプよりも防水性のある革靴タイプの方が足が濡れず快適にプレーできるかも知れません。

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5)着替えを用意しておく

雨の日のゴルフでは、着替えを用意しておいて、ハーフで着替えるようにするといいかも知れません。

下着だけ変えてもいいですし、靴下を変えるだけでも全然違います。特に雨の強い日は。

6)タオル

ポケットに小さなタオルを入れておくのも◎

他にもグリップやボールを拭くための少し大きめのタオルもあるといいかも知れません。

7)カイロ(寒さ対策に◎)

使い捨てカイロもあったりすると便利です。

雨の日の対策(準備編)

さて、ここからは雨の日のゴルフ対策についてです。

雨の日にゴルフ場に持ってゆくものリスト

いつも持ってゆくものに加えて、雨の日用にゴルフ場に持ってゆくものリストになります:


①レインウェア
②レインキャップ(帽子)
③グローブ(雨の日用または替えを数枚)
④タオル(数枚)
⑤傘
⑥カイロ(寒い日は◎)
⑦防水スプレー
⑧ビニール袋、ジップロック
⑨着替え(ゴルフウェア、下着、靴下)

①レインウェア

これは先ほどご紹介した通り。必須アイテムです。

②レインキャップ(帽子)

あった方がいいかも知れません。

③グローブ(雨の日用または替えを数枚)

こまめに取り替えるようにします。雨用のグローブも◎

④タオル(数枚)

タオルは小さめのものをポケットに。それより大きめのものを傘の内側にかけておくと便利です。タオルは傘の内側に洗濯ばさみで止めるという人も。

下の写真の傘の内側の部分(受骨)にタオルやグローブをかけておくのも◎

⑤傘

ゴルフ用の大きめのものがベストです。

⑥カイロ(寒い日は◎)

寒い日はあると便利です。

⑦防水スプレー

シューズやバッグに使います。

⑧ビニール袋、ジップロック

これもあると便利な場合も。濡らしたくないものなどはジップロックのようなファスナー付きのビニールバッグなどに入れておくといいかも知れません。

⑨着替え(ゴルフウェア、下着、靴下)

ハーフ終了後の着替えとそれから、プレー終了後のために。靴下が濡れると、冷えてしまったり、不快だったりするので、ハーフ終了後に靴下だけでも履き替えてもいいかも知れません。

雨の日の対策(プレー編)

さて、最後に雨の日対策のプレー編になります。

雨の日のゴルフで多くの人が困ると感じることは・・・

①グリップが濡れて滑る
②飛距離が落ちる
③足元が滑る
④寒い、蒸れる
⑤服、髪が濡れる

・・といったことになります。

これらの対策をしてゆく必要があります。

①グリップが濡れて滑る

これはかなり多くの人が感じることになりますが、グリップやグローブが雨で濡れてしまって滑るのが雨の日のゴルフの大きな問題になると思います。

対策としては、

・グローブはショットの後に毎回外す
・グローブの替えを用意しておく
・雨の日用のグローブを使う
・ショットの前にグリップ部分をタオルで拭く

・・といったことが重要になってくると思います。

グローブは先ほどご紹介したように傘の内側にかけておいて、時々交換しながら、濡れたものを乾かしながら、使ってゆくのも◎

②飛距離が落ちる

これも雨の日に多くの人が感じることの1つです。

雨の日は、寒さや服が濡れることに加えて、フェアウェイもグリーンの芝も濡れているので、ボールも転がり難くなります。

ですので、ドライバーもアイアンもいつもよりは飛ばなくなります。

アイアンの場合は、番手をいつもよりも1つ上げて打ってもいいかもしれません。雨が強かったり、極端に寒い場合は2つ番手を上げてみてもいいかも知れません。

また、フェアウェイから打つ場合は、特に芝が濡れていると、ほんの少し手前から入るだけで濡れて重くなった芝の抵抗を受けて、飛距離がガクンと落ちることがあります。

ですので、番手を上げて、スイングスピードを少し落として(6割からせいぜい8割程度のヘッドスピードで)、ヘッドの軌道を安定させるようにするといいかも知れません。

グリーンも濡れていて転がらないこともありますので、そういう意味でも1つ上の番手でボールをピンの真上から落とすような意識でもいいかも知れません。

ちなみに、グリーンの上では、ボールはマークした後にタオルで拭くようにするといいかも知れません。

③足元が滑る

雨の日は足元が滑りますので、特に下半身を大きく使ってスイングするタイプの方は、番手を上げて、ヘッドスピードを少し落として、6割から8割の力でスイングしてみてもいいかも知れません。

また、傾斜からのショットはいつもよりもさらにコンパクトなスイングをする意識でもいいかと思います。

先ほどもご紹介しましたが、普段スパイクレスのシューズを使っている方は、ソフトスパイクのシューズにしてみるだけでも両足の安定感は違ってくると思います。

④寒い、蒸れる

寒さ対策ですが、レインウェアが冬は防寒着になります。

問題は夏ですが、冒頭でご紹介したような蒸れないレインウェアを選ぶということと、レインウェアの下は薄着にするといいかと思います。

⑤服、髪が濡れる

ある調査では服が濡れると、服が濡れていない時に比べて、ドライバーで15ヤード弱、飛距離が落ちるという結果になったそうです。

また、左右へのミスも服が濡れていない時よりも30ヤード近く曲がりやすくなるという結果にもなっています。

ですので、できるだけ、服が濡れないようにする、そのためにはやはりゴルフ用に作られたレインウェアを用意する・・ということが重要になってくると思います。

レインキャップも◎

バンカーショットは?

バンカーですが、雨で砂が濡れて重く、硬くなることがあります。

この場合、いつものように打とうとすると、サンドウェッジについているバウンスが砂に跳ね返されて、トップしたり、または、それを避けようとして打ち込みすぎてダフリ過ぎたり・・・ということが起こることがあります。

バウンス角とは?

この場合の対策ですが、雨の日や硬い砂からのバンカーショットの打ち方でもご紹介した通り、バウンスが少ないサンドウェッジを使ったり、または、いつも体をオープンにして、フェースを開いて打っている方であれば、スクエアに構えて打つと、硬い砂からうまく打てることがあると思います。

または、バウンスのないピッチングウェッジを使うのもよい方法かも知れません。

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