朝一のティーショット(ドライバーショット)を成功させる5つのステップ
朝一番のティーショットは、やはり緊張するものだと思います。
誰でも朝一のティーショットは無事に終えたいと思います。
実はプロでも、プロにとっても、朝一のティーショットは緊張するもので、プロのようなレベルであっても、とりあえず無難に打てればいいと、そう思って打つ人もいます。
今回はそんな朝一のティーショットを成功させる簡単な5つのステップ・・・ということで技術的なことや、そのために具体的にできることについてご紹介してゆきたいと思います。
また、朝一のティーショットがうまくいかない理由には心理的なものもありますが、それについてもこの記事の最後でどうやったら緊張し過ぎずに朝一のショットを打てるのか・・ということについてご紹介したいと思います。
目次
- 朝一のティーショットを成功させる5つのステップ
- 1)ティーショットでドライバーを曲げないためには?
- 2)ターゲットは点で狙うとミスが減る
- 3)体を動かし続ける
- 4)テークバックと体重移動
- 5)体を温める
- どうやったら緊張し過ぎずに朝一のショットを打てるのか?
朝一のティーショットを成功させる5つのステップ
では早速、朝一のティーショットを成功させるためにできる5つのことについて見てゆきたいと思います。
1)ティーショットでドライバーを曲げないためには?
朝一のドライバーショットは曲げたくないわけですが・・・そんな時、曲げたくないと思った時、何か特別なことをしていますか?
ティーショットを曲げたくないと思った時にできることは色々とあるかと思います。
その中の1つは、(曲げたくない時には)あえて、高いティーアップにして、ドライバーヘッドを地面から浮かせてボールの高さに合わせて構えて、そして、6割程度の力で打つ・・という方法です。
ドライバーを曲げたくない時の対策やドライバーのティーアップの高さと飛距離の関係とはでも少しご紹介しましたが、ティーアップの高さについて、実は、ある実験が行われていて、その実験では(アマチュアの場合)ティーアップを高くした方が飛んで、しかも曲がらない・・・という結果が出ています。
ティーアップを高くすると言っても、ボールの1/2程度がヘッドから出る高さでもいいですが・・
実験では、ティーアップの高さはそれよりももっと高い方が飛んでしかも曲がらないという結果になっています。
どの位の高さがいいかというと、ボールがドライバーヘッドから全部出るような高さです。
このように構えて打つことで、飛距離が出て、尚且つ曲がらなかった・・そんな実験結果もあります。
もっとも、全ての人にとってこの方法がいいわけではないと思います。ただ、試してみる価値はあるかも知れません。
このような高さでティーアップする際の注意点ですが、構える時はボールの高さに合せてドライバーヘッドを地面から浮かせて構えるようにします。
この理由についてはドライバーのヘッドを浮かせて構えるでもご紹介しておりますので、よかったらそちらも参照ください。
もう1つ、6割程度のヘッドスピードで打つ・・ということですが、ヘッドスピードを落とすと、サイドスピンも減りますので、ボールは曲がり難くなります。
また、予めヘッドスピードを6割・・・という風にスピードリミットを決めておくと、案外リラックスして打つことができることもあります。
この辺は6割がいいのか、7割がいいのか、色々と試行錯誤してみてもいいかも知れません。
中には、あえて、ヘッドスピードを落とさない方が曲がらない・・という方もいらっしゃいますので。
それから、例えば、3番ウッドの方がドライバーよりも得意という方は3番ウッドのティーショットでもいいと思うのです。
ドライバーで打つ必要はないですし、1番ホールはとにかくフェアウェイにボールを置くことが1番の目標であってもいいと思います。
2)ターゲットは点で狙うとミスが減る
特に狙いを定めることもなく、とにかくフェアウェイに打ちたい。
そう思ってティーショットを打つ方もいらっしゃるかも知れません。
ただ、狙っている的を大きく(広く)取ればとるほど、ミスの度合いも大きくなってゆきます。
反対に的を絞ると、ミスした時のミスの幅と言いましょうか、そういうものが狭まってゆくように思います。
ですから、ターゲットはできるだけ点で狙ってゆくことが良いと思います。
「あの辺に打ちたい」と思うより、「あのポイントに打ちたい」と思った方がいいです。
また、ターゲットを明確にして、そのターゲットを意識することで、自然と今、目の前のショットに集中できるようになります。
ですので、例えば、緊張したら、ターゲットを意識してみる・・というのは良い方法だと思います。
3)体を動かし続ける
例えば、緊張してアドレスで固まってしまうことってあると思うのです。
ただ、その状態から素晴らしいショットが飛び出す確率は少ないかも、知れません。
何故でしょうか?
それは、固まってしまうと「リズム」がなくなり、スムーズなスイングが出来なくなるから、だと思います。
これを防ぐには体のどこかをテークバックを始めるまで動かし続けること・・だと思います。
例えば、ワッグルであったり、アドレスで構えてからテークバックまで、足をパタパタと動かすのもよいかも知れません。
自分の順番を待っている時も同じように体の動きを止めないことも大切なことだと思います。
体を前後に動かしたり、足を動かしたり。
勿論、他の人の邪魔にならない程度に・・・ということですが、そうやって体を「動かしておく」ことも1つのコツだと思いますし、それがまた、スイングのリズムにもつながってゆくと思います。
4)テークバックと体重移動
朝一など、緊張して、しかも体が温まっていない時にはどうしても手打ちになりやすいと思います。
体を回転させるのを忘れてしまって、手や腕だけでクラブを振ろうとしたりすると、ミスも出ますし、飛距離もロスします。
そうならないためには、手打ちにならないためには、バックスイングでとにかく体を回転させること・・が大切になってきます。
体を回転させようと思うだけではうまくいかない・・という方の場合は、バックスイングでは胸を右に回転させるように意識してみてもいいかも知れません。
手や腕だけでクラブを振ろうとすると、体重移動がうまくできないことがありますが、胸を右へと回転させる意識にすることで体重移動も伴ってくることがありますので。
朝一のティーショットのように緊張する場面では、特に体の回転が疎かになってしまうことが多々ありますから、そんな時こそ、体の回転を意識してみてもいいかも知れません。
5)体を温める
順番的にはこれが一番最初のステップになりますが、人の筋肉というのは冷えている状態だと思うように動いてくれなくて、筋肉は温まった状態が一番よく動いてくれます。
朝一のティーショットをよく失敗される方は・・・もしかしたら、筋肉が温まっていない状態でティーイングエリアに立ってしまったか、練習をして筋肉が一度温まっていても、それが冷えてしまった状態で本番のショットを打っていることもあるのかも、知れません。
ですので、筋肉を温めるということと、本番に合せたタイミングで筋肉を温める・・・ということが大切になってくると思います。
ティーイングエリアに立つ前に疲れてしまうほど素振りをしては意味がありませんが・・適度に筋肉が温まった状態でティーイングエリアに立てるように、自分なりにウォームアップに何をするのか、素振りなら何分前に何回程度したらいいのか・・・というのは、試行錯誤してみる価値はあるように思います。
ただ、スポーツ心理学の専門家、市村操一先生によると、体を温めるための素振りはスタートの10分から20分前がいいそうです。
その辺は個人差があると思いますが、1つの目安になるかと思います。
さて、次は冒頭でご紹介した、どうやったら緊張し過ぎずに朝一のショットを打てるのか・・・ということについて考えてみたいと思います。
どうやったら緊張し過ぎずに朝一のショットを打てるのか?
緊張し過ぎずに、朝一のショットを打つ方法・・ですが、いきなり矛盾したことを言うようですが緊張することはむしろ良いことだと思うのです。
自宅にいるようにリラックスしてプレーした方がいい結果になるとは限らないと思います。
オリンピックなど大きな大会になると世界記録がよく出たりします。それは緊張が選手のパフォーマンスを上げている証拠・・なのだと思うのです。
緊張はそういう意味でもプレーヤーのパフォーマンスを上げてくれるスパイスのようなものかも知れません。
ただ、過度な緊張や不安は反対にプレーヤーのパフォーマンスを下げてしまいます。
朝一のドライバーショットで、「OBが怖いな・・」と思った途端に筋肉は硬くなります。
硬くなった筋肉は、思うように動いてくれません。
こんな時、何もできないかというとそうではなくて、実はできることがあります。
それは何かというと、筋肉が硬くならないことをする・・ということです。
筋肉は緊張したり、不安に思ったりした途端に硬くなりやすくなります。
誰もが緊張したり不安になりますし、それはそれで大切なことなのですが、過度に緊張したり不安に思うのは、わからないことについて考えていることが1つの原因かも・・知れません。
わからないこととは、例えば、OBになるかも知れない、よいショットが打てないかも知れない、ボールが曲がるかも知れない・・・といったことです。
考えてもわからないこと、考えても、それをどうにも今、目の前のショットに生かす、もしくは実践することができないことを考えるほどに緊張や不安は高まる傾向があります。
そんな時にできることがあります。
それは何かと言うと、自分の中で実践できることを1つだけ決めておいて、そこに意識を向けることです。
人は同時に2つのことを考えるのが苦手です。だから、何かに意識を向けた途端に緊張や不安が和らぐことがあります。
その意識を向けるものは先ほどの考えてもわからないこと・・ではなくて、自分で意識して実践できるものである必要があります。
例えば、緊張する場面では、クラブフェースの芯にボールが当たってつぶれているイメージを頭で描きながらアドレスをして、そして、スイングしよう・・・でもいいと思うんです。
そうやってイメージを描くことは自分でできることですから、それを実践することで多少の緊張や不安はあっても、それが過度の緊張や不安に変わらずにすみます。
緊張した時に意識することは、他にも、しっかりと右足に体重を乗せよう・・・でもいいですし、バックスイングで背中をターゲットに向けるようにして回転しよう・・・・でもいいかも知れません。
または、冒頭でもご紹介しましたが、6割の力で打とう・・・と思うことも、意識しないとできませんし、自分で実践できること・・・ですから、そうやってスイングのスピードに意識を持ってゆくのもよい方法かも知れません。
どんなことでもいいのですが、ポイントは自分で意識できること、実践できること・・です。
例えば、「真っ直ぐに飛ばそう」と思うことはどうでしょうか?
これはダメです。
そう思っても、その中に具体的に実践できることがないからです。
自分で実践できること、意識することを決めておいて、朝一のドライバーショットで緊張した時に、それを実践しようとしてみると、不安や緊張をどうにかしようとするよりも、良い結果につながると思います。
この話については、飛ばしたい時に限って飛ばないのは筋肉が硬くなるから、でも何故?でより詳しくご紹介していますので、よかったらよろしければそちらも参考になさってください。
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↑僕も実践してみました。その上達法やゴルフ理論の感想について書いてみました。一度ご覧になってみてください。