雨の日や硬い砂からのバンカーショットの打ち方
雨の日やその後など、コースによっては砂が非常に硬いバンカーがあります。
こういったバンカーからのショットは通常のようなバンカーショットのように打ってしまうとヘッドがバンカーの硬い砂で跳ね返ってしまい、ボールに直接当たったり、又は硬い砂にクラブヘッドが負けてしまいボールがバンカーから出なかったりします・・。
ただ、この硬いバンカーからの打ち方というものには、コツがあるように思います。
硬いバンカーショットの問題はバンカーにクラブが跳ね返されてしまうところにあります。
これはサンドウェッジにはバウンスといって砂に潜り過ぎないように施させている仕組みがあるためです。
バウンスの図。この↑出っ張っている部分がバウンスです。
バウンスは柔らかい砂の場合は、クラブヘッドが砂に潜りすぎてしまうのを防ぐのに非常に有効です。
しかし硬い砂ではもともとクラブが砂に潜り難く、問題はクラブが砂に潜り過ぎてしまうことではなくて、クラブが硬い砂に跳ね返ってしまう点にあります。
バウンスというのは硬い砂のバンカーショットでは逆効果となってしまい、それが硬い砂のバンカーショットを難しくしているのだと思います。
さて、硬い砂(土)からのバンカーショットの打ち方ですが、3つの方法があります。
1)バウンスが殆どないサンドウェッジを使う
バウンスが殆どないサンドウェッジを一本購入しておいて、雨の後のプレーであったり、雨の日、もしくはバンカーが硬いコースなどでプレーする際には、そのサンドウェッジをセッティングに加える・・・という方法です。
そんな風にしてコースにあわせてサンドウェッジをセッティングするのも楽しいと思います。
2)打ち方、構え方を変えて打つ
打ち方や構え方を変えて打つ・・・という方が一般的かも知れません。硬い砂からのバンカーショットでは通常のバンカーショットの打ち方と下記の点を変えてみるといいと思います。
①体はオープンにせず、ほぼスクエアに構える(フェースもあまり開かずに打つ)
②よりボールに近いところを狙って砂を「薄く短く」とる
硬いバンカーから上記の打ち方をするとスピンがかかりやすくなると思います。
3)ピッチングウェッジを使う
もう1つの方法はサンドウェッジを使わない・・・という作戦です。
サンドウェッジのバウンスが原因で硬い砂に跳ね返ってしまうのですから、サンドウェッジをやめてピッチングウェッジを使ってみるのも1つの方法です。
ピッチングウェッジに変えても打ち方は殆ど同じです。距離の短いバンカーショットなら、フェースを開いて握ります。
ただし、あまりフェースを開いてしまうと、サンドウェッジと同じように砂に跳ね返される可能性がありますので注意します。
4)フォロースルーについて
硬い砂からのバンカーショットの場合、振り抜こうとすると、硬い砂に跳ね返されてしまって、ボールに直接当たってしまうミスが起きることがあります。
もし、硬い砂からそういうミスが多いという場合は、フォロースルーを一切とらない打ち方に切り替えてみると、良い結果になることがあります。
プロの中にはそういう打ち方をする人もいます。
目玉からのバンカーショットのようにヘッドをドスンと落として終わり。フォロースルーはとりません。
このようにして打つことで硬い砂にヘッドが跳ね返されてしまうことを防ぎます。
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