ゴルフスイング 「打ち急ぎの3つの原因と直し方、練習方法についても」
今回は、打ち急ぎの原因と直し方について解説してゆきたいと思います。
１）最初に、打ち急ぎの原因について、２）次に直し方のポイント、３）最後は打ち急ぎを直すために簡単にできる練習方法について、ご紹介したいと思います。
尚、打ち急いでしまうと、タメが思うようにできなくなりますが、タメに関しては下記のような記事も書いています。よかったら参考になさってください。
ゴルフスイングのタメの作り方と練習方法。タメとは？タメができない理由も
目次
打ち急ぎの3つの原因
最初に打ち急ぎの原因ですが、主に3つあります。
①緊張と不安
②フェースが開いている
③バックスイングが不十分
①緊張と不安
緊張や不安は打ち急ぎの大きな原因になります。緊張していたり、不安だから、打ち急いでしまうわけです。
コースではどうしても緊張したり、不安になったりするものですが、その状況でも打ち急がないためのコツがありますので、後ほど詳しくご紹介したいと思います。
②フェースが開いている
スイング中にフェースが開いていることも打ち急ぎの原因になります。
これは正確には打ち急いでいるというよりは、打ち急いでいるように見える・・ということになりますが、スイング中にクラブフェースが開いてしまうと、そのフェースをインパクトまでに閉じる必要があります。
そのためにやってしまうのが、ダウンスイングで右肩を前に出すようにして振ること、または下の図のようにクラブを左に振り抜こうとすること、です。
これは場合によっては打ち急いでいるように見えますが、本当の問題は打ち急ぎではなく、フェースが開いていること、になります。
③バックスイングが不十分
バックスイングが不十分、具体的にはバックスイングで十分に回転できていないと、ダウンスイングでは打ち急ぐ形になりやすいです。
この場合の改善方法についても後ほどご紹介します。
打ち急ぎの4つの直し方
打ち急ぎの直し方ですが、4つのポイントがあります。
①グリップを見直す
②バックスイングで十分に回転する
③背中をターゲットに向けたまま、切り返す
④胸を右に向けたまま、切り返す
①グリップを見直す
先ほど原因のところでもお伝えしましたが、スイング中にフェースが開いていると、結果的に打ち急ぐ形のダウンスイングになってしまう場合があります。
もし、ウィークグリップやスクウェアグリップで握っている場合は、フックグリップにしてみると、この問題が改善することがあります。
フックグリップの握り方についてはフックグリップの握り方にて詳しくご紹介しています。
②バックスイングで十分に回転する
2つ目のポイントがバックスイングで十分に回転する、ということになります。
回転が浅いと、それが打ち急ぎの原因になります。
バックスイングで十分に回転するためには、バックスイングのトップで背中を目標に向ける意識で回転してみるのがおすすめです。
または、胸を右に向けてゆく意識でもいいと思います。
打ち急いでしまっている人の中には、バックスイングで回転する代わりにスライドしてしまっている人もいますが、バックスイングでは「回転」することが大事です。
また、これはコースで緊張した時などに実践していただくのもいいと思います。
スイング中に沢山のことを意識することはおすすめしませんが、背中をターゲットに向ける・・という風にシンプルで、実践しやすいものを1つ意識してみることは緊張や不安対策にもなります。
③背中をターゲットに向けたまま、切り返す
3つ目のポイントが背中をターゲットに向けたまま、切り返す・・ということになります。
バックスイングをしてダウンスイングに入る、切り返しの際に、背中を意識します。
先ほど、バックスイングでは、背中がターゲットを向くように意識して回転すると書かせていただきましたが、切り返しでは、その背中がターゲットを向いたまま・・ダウンスイングに入るようにしてみます。
④胸を右に向けたまま、切り返す
背中をターゲットに向けたまま切り返す意識の他に、胸を右に向けたまま、切り返す意識でも結構です。
背中にしても、胸にしてもそうですが、実際にはそのまま、全く動かさずに切り返したり、ダウンスイングに入ることはできませんが、その意識を持ってスイングしていただくだけでも打ち急ぎを改善させる効果があると思います。
打ち急ぎを直すための練習方法
最後に打ち急ぎを改善するための練習方法がありますので、簡単にご紹介したいと思います。
やり方ですが、とても簡単で、バックスイングをしたら、トップでほんの一瞬止まってからダウンスイングをはじめる・・ということをします。
あくまでも練習でこれをやってみます。本番ではしません。
バックスイングをしてトップまで来たら、一瞬そこで止まってから、ダウンスイングに入って、ボールを打ちます。
クラブはミドルアイアンなどを使って、ボールはティーアップしてみてください。
力は入れずに6割程度の力で振るのがコツです。
▼スコアが劇的に変わった人が実践したゴルフ理論とは
↑僕も実践してみました。その上達法やゴルフ理論の感想について書いてみました。一度ご覧になってみてください。