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ゴルフスイング編

ハーフスイングとハーフスイングの練習方法

ハーフスイングとは、バックスイングで左腕が地面と平行になるポジションで止め、フォロースルーでは右腕が地面と平行になるポジションまでスイングすることを一般的には言います。

このハーフスイング、練習にも使いますし、本番でも中途半端な距離を打つ際などには使う時があります。

今回はハーフスイングの練習方法とそのポイントなどについてご紹介してゆきたいと思います。

ハーフスイングの練習をする際の4つのコツ

ハーフスイングの練習は例えば、ゴルフ初心者の方のスイングを覚えるための練習に使われたり、スイングそのものを安定させるための練習、ボールを芯でとらえる練習、スライスやフックを直すための練習などに使われることがあります。

ハーフスイングの練習はグリップやボールの位置、アドレスの姿勢、スタンスの向きなどが正しくなければやっても効果はありませんので、あらかじめゴルフ基礎編を参照していただければと思います。

使用するクラブですが、7番アイアンか6番アイアンが良いと思います。

1)体重はハーフスイングのトップで右足に8割から9割を乗せる

スイングを安定させたり、ボールを芯でとらえる練習をする際にハーフスイングの練習をすることがあります。

ハーフスイングは冒頭でご紹介した通り、バックスイングでは左腕が地面と平行になる位置以上は振りません。

フォロースルーは右腕が地面と平行になる位置で止める形が一般的ですが、フォロースルーに関してはそれ以上振っても構いません。

さて、大事なポイントはいくつかありますが、ハーフスイングのトップ、左腕が地面と平行になる位置では、体重は殆どが右足に乗っているようにします。

体重の8割から9割は右足に乗っていることを確認します。

体重はかなり早い段階で右足に移します。この体重移動が満足に行われないままにトップまでスイングしてしまうと、リバースピボットになったり、飛距離不足の原因になることがあります。

ですから、ハーフスイングのトップでは体重移動が終えているようにしてみるといいと思います。

ハーフスイングというのは上級者がやるとボールがフルスイングとあまり変わらないのではないか・・・と思う位飛びます。その理由の1つは、体重移動が完成しているからなんですね。

2)背骨の傾きを確認する

アドレスでは右肩を左肩よりも下げて構えます。

そのため、背骨も自然と若干右に傾くことになります。この背骨の右への傾きをキープしたまま体を右に回転すると簡単に体重移動をすることができます。

ハーフスイングのトップの位置(左腕が地面と平行になった位置)で一旦止まってみて、背骨が右にまだ傾いていることを確認してみます。

この段階で背骨が地面と垂直の場合はリバースピボットの原因になります。

この段階では右足に体重が乗っていても、フルスイングのトップまで来ると、体重がダウンスイングに移る前の段階で左足に一旦戻る形になり、ダウンスイングでは逆に右足に体重が残るのです。

これをやってしまうとボールは全く飛びません。

ですから、アドレスの段階で背骨が右手が左手よりも下に来る分、若干右に傾いていること、ハーフスイングのトップでもその傾きがキープできていることをチェックするといいと思います。

3)フェースの向きを修正してスライスとフックを直す

ハーフスイングのトップの位置(左腕が地面と平行になった位置)でフェースの向きもチェックしておくといいと思います。

この位置で左手の甲、もしくは左手のグローブのロゴが自分を向いていたり、空を向いていたりすると、フェースはかなり開いていますから、スライスの原因となります。

逆に、左手の甲、もしくは左手のグローブのロゴが自分とは真逆を向いていたり、少し地面の方を向いていたりすると、フェースはかなり閉じていることになり、フックが出やすくなります。

少し極端にお話しましたが、正しい位置は(グリップの握り方にもよりますが)この中間ということになります。

1つの基準として、この位置で左手の前腕(ひじから手首までの部分)から左手の甲までが一直線になっているような意識で良いと思います。

特にスライサーの方はその意識の方がよいと思います。

正確には左手首がその位置よりも若干甲側に折れる形になりますが、スライスを打っている方はその形よりも上記の意識の方がストレートボールが打ちやすくなります。

逆にフックを打っている方は、このハーフスイングのトップの位置で左手首、もしくは左手が少し甲側に折れる意識にするとフェースが閉じすぎてしまうのを予防できます。

また、シャフトがたっているとか寝ているとか言われることがあります。ハーフスイングのトップでシャフトが寝ているというのは、極端に言うと左手の甲が空を向いている状態。シャフトがたっているというのは、左手の甲が正面を向いている状態を言います。

僕は特別なケースを除いて、このシャフトの傾きは意識してもそれほど良い結果にはならないことが多いような気がしています。

シャフトが寝てしまう原因というのは主にウィークグリップです。逆にシャフトがたちすぎてしまうのは、フックグリップが原因であることが多いです。

最後にヘッドスピードですが、自分の力の6割程度で最初は振ってみるとよいかも知れません。

慣れてきたら少しづつヘッドスピードを上げていくのがよいと思います。まずはゆっくりとしたスピードでボールをフェースの芯でとらえることが大切です。

ヘッドスピードはその後で上げてゆくといいと思います。

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