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ゴルフスイング編

体重移動のための練習方法。女子で270ヤード飛ばしたプロがやっていたこと

以前、女子プロでドライバーを平均して270ヤード飛ばしていたグレース朴(グレース・パーク)という選手がいました。

グレース朴(グレース・パーク)は2004年のクラフト・ナビスコ選手権(メジャー大会) での優勝経験も持つゴルファー。

彼女はLPGAのルーキー・オブ・ザ・イヤーも獲得していますが、当時からアメリカでも注目されていたのはその飛距離でした。

怪我などで上手くプレーできない時期もありましたが、一時はドライバーで平均して270ヤードという飛距離を出していました。

そんな彼女が当時、やっていた体重移動の練習方法があります。

3つのドリル

彼女が行っていた体重移動の練習方法ですが、それは3つのドリルでした。

まず最初のステップから見てゆきたいと思います。

 

1)左足を上げる

最初のステップではバックスイングで左足(左利きの方は右足)を地面から完全に浮かしてしまいます。

テークバックをしながら、左足を同時に浮かせてゆくような形です。

上げた左足はダウンスイングの際に元にあった場所に踏み込むようにして戻します。

野球の一本足打法に少し似ているでしょうか。

最初は素振りだけをしてみます。もし、慣れてきた場合は、ティーアップしたボールをミドルアイアン、または、ショートアイアンで6割程度の力で打ってみてもいいかと思います。

 

2)左足のかかとを上げる

次のステップではバックスイングで左足のかかとを上げます(ヒールアップ)。

左足のかかとを意識して上げながらテークバックするようにします。

その際、右サイドに体重が移動していることを確認します。

1)の時よりもスイングスピードを上げてティーアップしたボールをミドルアイアンなどで何球か打ってみます。

 

3)通常のゴルフスイング

最後のステップでは通常のゴルフスイングでボールを打ってゆきます。

1)、それから、2)のステップを踏んでから、いつも通りのスイングをしてみると、特に体重移動が不十分だった方の場合は、かなり違和感というか違いを感じるかも知れません。

それはその違和感の分だけ、飛距離が伸びる可能性があるということだと思います。

また、体重移動を簡単にするコツとはでもご紹介していますが、体重移動が上手くできない理由というのはアドレスにある場合もありますので、よかったらそちらも参照ください。

4つ目のステップ

先程は体重移動の練習として、3つのステップをご紹介しましたが、もう1つ、ここに加えたい練習方法があります。

まず、クラブはミドルアイアンを持ちます。ボールはティーアップします。

いつも通り構えますが、テークバックを始める前に

1)右足を一度地面から浮かします

テークバックをはじめる前に右足を一度地面から持ち上げてください。

右足を「よいしょ」と持ち上げると、体重は自然と左足に移動するかと思います。体も全体的に少し左に移動します。

2)右足を地面に戻す

次に右足を元にあった場所に戻します。

この右足を戻すタイミングでテークバックをスタートします。

このような形でテークバックすると案外簡単に体重が右に移動するかと思います。

3)左足を地面から浮かす

テークバックをはじめると同時に今度は左足を地面からほんの少し浮かせます。

4)左足を地面に戻す

ダウンスイングに入るタイミングで浮かせた左足を地面に戻します。

 

この形で実際にティーアップしたボールを6割程度の力で打ってみます。

1つだけ注意点ですが・・・

このような形で打とうとする時、ついつい、体を回転させるのを忘れて右にスライドしてしまいがちです。

体をバックスイングで右にスライドさせてしまうと(スウェー(スウェー)してしまうと)、かえって飛距離を失いますので、体を回転させることを忘れないようにしてください。(ゴルフスイングと体重移動:スウェーを防止する方法

これは言ってみれば、足踏みをするようにして・・・スイングする練習ですが、これはプロやトップアマの方もやったりすることがある練習方法で、特に体重移動を改善するためだったり、またはリズムをよくするためにはとても効果のある練習だと思います。

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