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ショートゲーム編

100ヤード以内のダフリの原因と直し方について

100ヤード以内のアプローチショットのついては、100ヤード以内のアプローチショットの6つの打ち方とコツにてご紹介しました。

今回は100ヤード以内のダフリについてもう少し詳しくその原因や直し方について見てゆきたいと思います。

目次

緩むとダフる

100ヤード以内のショット、例えば、50、60、70、80ヤード・・といった距離はサンドウェッジのフルスイングができない距離であることが多いかも知れません。

そのため、距離を調節しなければならないわけですが、その際によく出てしまうミスがダフリです。

距離を調節しようとしてダフることが多いのは、何故でしょうか・・?

その原因は色々あると思いますが、その一つは、「緩んでいるから」かも知れません。

緩んでしまうと、ダウンスイングでヘッドが十分に加速せず、減速するような形でインパクトを迎えてしまうことがあります。

ただ、この形だと、スイングの軌道が非常に不安定になります。

100ヤード以内でダフる多くの原因はこのヘッドを十分に加速させていないことではないかなと、思います。

でも、何故緩んでしまうのでしょうか?

飛ばない構えを作る

何故、緩んでしまうのか?

それは、緩ませる必要があるからだと思うのです。飛距離を調節するために・・・です。

何故緩ませる必要があるのかというと、そのままでは飛びすぎてしまうからかも知れません。

つまり、飛びすぎる構えをしていることが、緩ませなければならない原因であり、それがヘッドを十分に加速できない理由なのかも、知れません。

100ヤード以内のショットでダフる・・・という方のアドレスを見ると、サンドウェッジのフルショットと殆ど同じ構えをしている方もいらっしゃいます。

この構えからだと、確実に飛びすぎるわけです。

だから、スイングで調節するわけですが、構えが飛ぶ構えなので、スイングで調節するのも難しい・・

じゃあ、どうしたらいいか?

ということですが、飛ばないように構えることが大事なポイントになります。

飛ばないように構えるには、下記のような点に注意してアドレスを変えてみます。

1)グリップを短く持つ
2)スタンス幅を狭くする
3)フェースを開いて構える(中級者以上の方向け)

冒頭でご紹介した記事でも少し書かせていただきましたが、上記のような点を変えてみると飛ばない構えになります。

飛ばない構えからだと、ヘッドを加速させやすくなります。

1)グリップを短く持つ

グリップの残りの飛距離に合せて短く持ってみるのもよい方法です。

残りの距離が短くなるほどにグリップを短く持ってゆきます。

場合によっては右手の指がシャフトにかからない程度まで、グリップを目一杯短く握ってみてもいいかも知れません。

どの位短く握ると、どの程度飛距離が落ちるのか・・・というのは練習場でその感覚をつかんでおきます。

2)スタンス幅を狭くする

スタンス幅も狭くします。

スタンス幅が狭くなると、スイングも自然とコンパクトになります。

スタンス幅は個人差があるものだと思いますが、例えば、○センチスタンス幅を狭くして、10ヤード短く打つ・・・といった風に、何か自分なりに基準を設けて色々試してみるのもおすすめです。

スタンス幅:ドライバーからアイアンまででも少しご紹介しましたが、スタンス幅は個人差があってもいいものだと思います。

ただ、何か基準が欲しい・・・という場合は、サンドウェッジのフルショットで、両足のかかとの間にこぶしが2個または2個半程度入る位を一つの基準にしてみてもいいかも知れません。

そこから広くしたり、狭くしたりして、自分なりの幅を見つけてゆきます。

100ヤード以内のショットの場合は、そのサンドウェッジのスタンス幅から少しづつ狭くしていって、90ヤード、80ヤード、70ヤード・・・という風にスタンス幅を変えながら、ショットを打ってみます。

3)フェースを開いて構える(中級者以上の方向け)

クラブフェースを開いて、大きなスイングで振る・・・というのも100ヤード以内のショットを打つ際にはダフリを予防する意味でも効果的な打ち方だと思います。

このショットの打ち方ですが、バンカーショットの時のようにクラブフェースを開いてから、グリップを握る(握り直す)ようにします。

そして、クラブフェースを開いた分だけ、左を向いて構えます。

スイングはそのスタンスのラインに沿って振ります。

簡単なイラストですが、下の図のグレーのラインがフェースの向きです。

フェースはターゲットに向けて構えますが、スタンスのラインは下のようにオープンにします。

このように構えると、スタンスのラインに対して、フェースを開いて構えている形になります。

スイングする際は、スタンスのラインに沿って振ります。インパクトでは、フェースの向きがアドレス時と同じ向き(ターゲットの方向)を向くようにします。

フェードボールを打つように打つわけですが、この打ち方だと、ボールはより高く上がり、飛距離も出なくなります。

そのため、大きなスイングで思い切って打ってゆけるようになりますので、100ヤード以内の中途半端なショットを打つ時などには使えるショットになります。

ただ、このショットは中級者、または上級者向けのショットかも知れません。

今回ご紹介していないポイントについては100ヤード以内のアプローチショットの6つの打ち方とコツにてご紹介しておりますので、よかったらそちらも参考になさってください。

ただ、いずれにしても、100ヤード以内の中途半端な距離からのショットでダフらない秘訣は、緩ませないことだと思いますし、そのためには飛ばない構えを作ることが大事なポイントになってくるかと思います。

いつもお付き合いいただいて、ありがとうございます。

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