フィル・ミケルソンのパター練習方法
今回はフィル・ミケルソンが行っているというパター練習方法についてご紹介したいと思います。
フィル・ミケルソンといえば、パターの名手というイメージがありますが、その彼が行っているパター練習はやっぱり気になります。
99%の確率で決める
彼のあるシーズンでのショートパットのデータを見てみると、3フィート(およそ90センチ)以内からのパットは544回打って、542回決めています。
アメリカではよく3フィート(90センチ)をパター練習の目安にするプロなどもいますが、フィル・ミケルソンのパター練習も同じく、3フィートからのものになっています。
以前、「アマチュアとプロ、数字で見るパッティングの差とは」でもご紹介しましたが、ハンデ15のアマチュアでさえ91センチからのパットは74%しか決めることが出来ません。4回打つと1回は外しているのです。
フィル・ミケルソンはこの距離から99%の確率です。
彼のパター練習方法はとても簡単なものです。
カップから1メートルのパットを100回決めるというものです。
ただ、同じ地点からではありません。カップの周りを円を描くようにして移動しながら決めてゆきます。
最初はカップの周りにボールを10個置き、それを10回連続で決めたらまた、10個並べます。これを10回行いますが、ミスしたら最初からやり直しです。
この練習で得られるもの
アメリカで有名なゴルフレッスンプロ、リック・スミスに言わせると、このパター練習では:
1.自信に満ちたストロークが手に入る
2.実際のパットの際にプレッシャーが軽くなる
・・・といった利点を挙げています。
フィル・ミケルソンはトーナメントなどでショートパットを打つ前にボールの横に立ってストロークの練習をしていることがあります。
これは彼が行っていたパター練習と同じ。本番でのパットはパター練習の続きというとらえ方をしているようです。
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