5番アイアンの飛距離の目安と5番アイアンの打ち方のコツ【女子プロの5番アイアンの飛距離も紹介します】
こんにちは。ゴルフ総研の森です。
今回は5番アイアンについて、具体的には
- 男女別の飛距離の目安
- 女子プロの飛距離
- 5Iを芯で打つコツ
についてそれぞれ解説していきたいと思います。
目次
5番アイアンの飛距離の目安<男女別>
まず最初に男女別の5番アイアンの飛距離の目安についてご紹介したいと思います。
表の見方ですが、数値が1つの項目に3つ並んでいます。例えば、男性の項目を見てみると「130-150-170」(数値はヤード)となっています。
この数値は、「あまり飛ばない-平均的-ロングヒッター」の順になります。
ですので、平均的な数値は3つの中の真ん中になります。
ちなみに数値はキャリーです。ランは含みません。
キャリー・・・打ったボールが地面に到達するまでの距離
ラン・・・ボールが地面に落ちてから止まるまでの距離
5番アイアンの飛距離の目安
補足:
- 数値は、ゴルフクラブの飛距離の目安【一覧表】でご紹介したデータから、ロングアイアンの項目を抜粋してご紹介しています。(数値は必要に応じて随時更新します)
- 参考文献や数値の詳しい解説についてはゴルフクラブの飛距離の目安【一覧表】をご覧ください。
女子プロの5番アイアンの飛距離はどの位か?
以前、ゴルフ用弾道計測器の開発を手掛けるトラックマン社が発表したLPGAツアーの女子プロの5番アイアンのデータがありますので、ご紹介したいと思います。
トラックマン社によると、LPGAツアーの女子プロの5番アイアンの平均飛距離は161ヤードでした。
これはLPGAツアーの女子プロ全体の平均値になります。
5番アイアンの打ち方のコツ
さて、ここからは5番アイアンの打ち方のコツについて見てきたいと思います。
「7番アイアンは打てるけど、5番アイアンは打てない」
そんな方もいますが、7番アイアンと5番アイアンでは何が違うかと言うと、一番はロフト角の違いなんですね。
5番アイアンはシャフトも7番アイアンよりも長いですが、5番アイアンが思うように打てない理由はシャフトの長さよりもロフト角が関係しています。
特に現在の5番アイアンは、以前のロングアイアン並みにロフト角が小さい(ロフトが立っている)ので、7番アイアンに比べると、打つのが難しいクラブになります。
では、どうやったら5番アイアンを上手く打てるか?
ということですが、ポイントは2つあります。
①ボールを上げようとしない
先ほどお伝えしたように5番アイアンは以前のロングアイアン並みのロフト角になっています。
これはつまり、5番アイアンはボールが低く出るクラブということ。
言い換えると、5番アイアンはボールを高く上げる必要はないということです。
5番アイアンが思うように打てないという方の場合は、むしろ、ボールを上げようとしていることが多いです。
これは他のアイアンにも言えることですが、アイアンはボールを上げようとするとうまく打てないクラブなんですね。
ボールを上げようとすると、どうしてもすくい打ちのような形になって、芯に当たらなくなり、ミスショットが増えたり、飛距離が出なくなります。
5番アイアンの場合は、むしろ、ボールを低く打ち出す意識で打つのがコツになります。
ボールを低く打ち出そうとした方がフェースの芯に当たりやすく、結果的にボールは上がるようになります。
②インパクトを点ではなくゾーンにする
2つ目のポイントが、「インパクトを点ではなくゾーンにする」ということです。
これはどういうことかと言うと、大袈裟に言うと、ボールを上から叩きつけるようなスイングだとインパクトが点になります。
一方、ボールを横から払い打つような形のスイングだと、インパクトがゾーンになります。
プロのアイアンショットを見ると、ダフったり、トップをしたり・・といったミスをまずしませんが、その理由はインパクトが点ではなく、ゾーンだから・・なんですね。
インパクトゾーンが広いので、例えば、多少ヘッドが手前から入ったりしても、ちゃんとボールに当たってくれるわけです。
どうやったらインパクトがゾーンになるか?
ではどうやったらインパクトがゾーンになるか?
・・ということですが、そのために大事なことは、ボールを横から払い打つこと、もしくは緩やかなダウンブローで打つことです。
ちなみに、ダウンブローでボールを打つというのは、クラブヘッドが最下点に達する前に、まだ下降を続けている途中でボールを打つことを言います。
ボールを横から払い打つような形、もしくは緩やかなダウンブローで打つ形にすると、インパクトゾーンが広がり、多少ヘッドの軌道がブレても、しっかりとボールに当たってくれるようになります。
ちなみに女子プロの5番アイアンの入射角は-2度弱になります。
入射角とは、ヘッドがインパクトでヘッドがボールに対して、どの程度の角度で入ってきたかを示す数値、角度のことを言います。
マイナスの数値はヘッドがボールの上から入ってきていることを示しているのですが、マイナス2度ですから、本当に若干ヘッドが上から入ってきている、つまり、女子プロは緩やかなダウンブローで打っているわけですね。
このような形でボールを緩やかなダウンブローで打つ、もしくは横から払い打つことで5番アイアンは芯に当たりやすくなりますし、毎回安定して打てるようになります。
この打ち方、ダウンブローの打ち方や横から払い打つコツについては下記のページでご紹介していますので、よかったらそちらをご覧ください。
ということで、今回は5番アイアンの飛距離の目安や打ち方のコツについて見てきました。
最後までお付き合いいただいて、ありがとうございました。
▼スコアが劇的に変わった人が実践したゴルフ理論とは
↑僕も実践してみました。その上達法やゴルフ理論の感想について書いてみました。一度ご覧になってみてください。