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トラブル解決編

7番アイアンの飛距離の目安とは?7番アイアンが飛ばない原因と解決策も

こんにちは。ゴルフ総研の森です。

7番アイアンというのは、練習でもよく使われるクラブだと思います。

今回は、そんな7番アイアンの飛距離の目安についてご紹介していきたいと思います。

また、記事の後半では、7番アイアンの飛距離が不足していると感じている方に向けて、7番アイアンの飛距離不足の原因とその解消法についてもお伝えしていきたいと思います。

ちなみに、他のクラブの飛距離の目安については下記の記事にてご紹介しています。

ゴルフクラブの飛距離の目安【一覧表】ドライバー、フェアウェイウッド、アイアン他

目次

7番アイアンの飛距離の目安

7番アイアンの飛距離の目安ですが、ゴルフクラブの飛距離の目安でご紹介したデータから、7番アイアンの飛距離を抜粋してご紹介します。

この表ですが、「あまり飛ばない、平均的、飛ぶ」という順番で載せています。

男性の場合は、130ヤードが7番アイアンの飛距離の目安になります

もし、7番アイアンの飛距離が110ヤード程度の場合は、あまり飛んでいない方に入ると思います。

反対に150ヤード飛んでいれば、飛んでいる方に入ると思います。

女性の場合は、90ヤードが7番アイアンの飛距離の目安になります

もし、7番アイアンの飛距離が60ヤード程度の場合は、あまり飛んでいない方に入ると思います。

反対に120ヤード飛んでいれば、飛んでいる方に入ると思います。

ちなみに、シニアゴルファーの方は、この数値から10ヤード程度引いて考えていただくといいかと思います。

また、ご紹介している数値はすべてキャリー※です。

※キャリー=打ったボールが地面に到達するまでの距離のこと。ランは含まない

このデータはあくまでも目安で、お使いの7番アイアンのロフト角やシャフトの長さなどによっても数値は変わってきますので、あくまでも参考程度にしていただければと思います。

7番アイアンで110/130/150ヤードだと、ドライバーはどの位飛ぶか?【ドライバーの飛距離とヘッドスピードの目安】

7番アイアンが飛ばない一番の原因

さて、7番アイアンの飛距離の目安をご紹介しましたが、もし、この数値よりも飛距離が大きく不足している場合は、何が原因でしょうか?

7番アイアンの飛距離が足りない原因はいくつかあるのですが、今回は最も多い原因についてご紹介したいと思います。

さて、7番アイアンが飛ばない一番の原因ですが、それはインパクトでロフト角が増えてしまっていることです。

言い方を変えると、スイングの最下点で打とうとしているか、または、スイングの最下点を過ぎてから打とうとしていることが7番アイアンが思うように飛ばない原因・・ということがとても多いです。

スイングの最下点とは、スイング中のクラブヘッドの最下点ということですが、そのポイントで打とうとしていて、飛距離をロスしてしまっている人が多いんですね。

また、そのポイントを過ぎてから、ボールを打とうとしている人もいますが、この形だとすくい打ちになります。

すくい打ちの原因と直し方、矯正するための5つの練習方法

どちらの場合も、飛距離を大きくロスする原因になります。

ちなみに、この打ち方をしていると

・ボールは高く上がるけど、飛距離が出ない
・振り遅れる
・スライスが多い
・長いクラブが打てない
・ドローボールが打てない

といったことが起こりやすくなります。

「でも、すくい打ちが良くないのはわかるけど、スイングの最下点で打ってはいけないの?」

・・と思う方もいらっしゃるかも知れません。

実は、7番アイアンのようなミドルアイアンの場合、プロは最下点の10センチ程度手前で打っている、というデータもあります。

下は以前にもご紹介したデータになります。(アメリカで行われた調査)

ゴルファーのレベル ゴルフスイングの最下点(アイアン)
アマチュア ボールの2~3センチ手前
中級者 ボールの位置
シングル 中級者とプロの中間
PGAツアープレーヤー ボールの先10センチ

これを見るとわかりますが、アマチュアはすくい打ちをしている人が多いのに対して、プロはクラブヘッドの最下点がボールよりも10センチ先にある、つまり、ダウンブローで打っていることがわかります

スイングの最下点がボールの先にあるということですが、このようなスイングをするとインパクトで何が起こるかというと、ロフトが立ちます。

つまり、プロはインパクトでロフトを立てて打っているんですね。

ロフトを立てると言っても、わかりにくいかも知れませが、画像にするとこんな感じです。

左下がアドレスの段階です。右下がインパクトです。

ロフトがアドレスの時よりもインパクトの時の方が少なくなっているのがわかりますが、これがロフトを立てて打つということになります。

この形で打つと、例えば、すくい打ちをする場合と比べると、圧倒的に飛距離が出ます。

だから、プロは飛ぶんですね。

一方で、7番アイアン、もしくはアイアンが飛ばないという方の場合は、反対にロフトを増やして打ってしまっていることが多いです。

ロフトを増やして打つということは、7番アイアンを持っているのに、例えば、9番アイアンを打っているようなもので、この形だとクラブフェースも開きやすくなります。

そういったことが飛距離不足の大きな原因になってしまっているケースが多いです。

ですので、7番アイアンが全く飛ばない・・という方はまず、すくい打ちをしていないか確認をしていただいて、もしその場合は、ボールをすくい上げるのではなく、横から払い打つような意識か、もしくは若干ダウンブローで打つように意識にしていただくと、飛距離も伸びると思います。

インパクトでハンドファーストになるように

ボールをすくい上げるのではなく、横から払い打つ、もしくは若干ダウンブローで打つということですが、具体的にはどのようにしたら、そのように打てるでしょうか?

そのためのポイントは2つあります。

1つは最初からロフトを立てて構えるということ、もっと言うと、ハンドファーストで構えることです。

7番アイアンはハンドファーストで構えるべきか?【答えはこちらです】

ハンドファーストで構えていただくと、インパクトでもハンドファーストになり、ロフトが立ちやすくなります。

するとショットは強く、飛距離の出るボールになります。

ハンドファーストで構えるためのポイントですが、アドレスの時点で、両手が左足太もも内側の前に来るようにしていただくこと。

それから、ボールを左に置き過ぎないようにすることがポイントになります。(右利きの方の場合)

7番アイアンの場合は、下の図のように、ボールをスタンスの真ん中からボール1個程度左に置くようにします。

このような形で構えていただくと、ハンドファーストのアドレス、そして、インパクトになりやすいと思います。

ハンドファーストとは?構え方とインパクト、ドライバーについても

ボールを横から払い打つ、もしくは若干ダウンブローで打つための2つ目のポイントがスクウェアグリップかフックグリップで握るということです。

何故、グリップの握り方が大事かと言うと、例えば、ウィークグリップで握っているのにハンドファーストで構えてしまうと、右に出て、さらに右に出るスライスが出やすくなるからです。

ウィークグリップや場合によってはスクウェアグリップで握っている人の場合、ハンドファーストで構えると、振り遅れたり、フェースが開きやすくなることがあります。

そのためにハンドファーストではなく、反対にハンドレイトで構えてしまっている人もいますが、そうすると、スライスは改善されても、飛距離を大きくロスしてしまいます。

ハンドレイトとは?原因と直し方。ドライバーについても

ですので、ハンドファーストで構える際は、グリップの握り方にも注意してみてください。

もし、ハンドファーストで構えるとスライスが出る人は、スクウェアグリップかフックグリップで握ることがおすすめです。

それぞれのグリップの握り方については下記の記事にて解説しています。

スクウェアグリップの握り方
フックグリップの握り方

ちなみにダウンブローの打ち方についてはダウンブローとは?ダウンブローの打ち方と3つのコツ。プロがやっている打ち方もにてもう少し詳しくご紹介していますので、もし、もう少し詳しく知りたいという方はそちらをご覧ください。

ということで、今回は7番アイアンの飛距離の目安と7番アイアンが飛ばない原因、そして解決策について見てきました。

最後までお読みいただいて、ありがとうございました。

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