7番アイアンが100ヤードしか飛ばない原因と解決策【7番アイアンの飛距離の目安も】
こんにちは。ゴルフ総研の森です。
今回は、7番アイアンが100ヤードしか飛ばない原因について、お話ししていきたいと思います。
目次
7番アイアンの飛距離の目安
最初に7番アイアンの飛距離の目安についてご紹介したいと思います。
以下は、ゴルフクラブの飛距離の目安でご紹介した7番アイアンの飛距離の目安になります。
この表ですが、「あまり飛ばない、平均的、飛ぶ」という順番で載せています。
7番アイアンが100ヤードしか飛ばないということですが、もし、女性の方であれば100ヤード飛んでいれば十分です。むしろ、飛ぶ方に入りますので。
男性の場合ですが、現在の7番アイアンの飛距離が100ヤードであれば、多くの場合はまだまだ改善の余地はあると思います。
今回は、7番アイアンで現在よりも10ヤード以上飛ばすために必要なことについてご紹介していきたいと思います。
7番アイアンが飛ばない4つの原因
さて、7番アイアンが100ヤードしか飛ばない、もしくはそれよりも飛ばない原因は主に4つあります。
①グリップの握り方
7番アイアンが飛ばない原因で最も多いのがグリップの握り方です。
もし、スライスがよく出る方やドローボールが打てない方の場合は、グリップの握り方を変えるだけで10ヤード以上、時には数十ヤード飛距離が伸びることがあります。
具体的には、ウィークグリップや場合によってはスクエアグリップで握っていると、インパクトでフェースが開きやすく、それが飛距離不足の原因になります。
また、そのままだとインパクトでフェースが開いて、スライスが出てしまうので、スイング中に何とかしてその開いたフェースを閉じる必要が出てきます。
そのため、フェースを閉じるために、余計な動きをしなくてはならなくなって、その余計な動きがヘッドスピードを奪ってしまうんですね。
その結果、飛距離を大きくロスしてしまうわけです。
この場合は、スイング中にフェースを閉じようとするのではなく、スイングをはじめる前の段階、つまり、アドレスの段階でフェースがスイング中に開かないようにする必要があるんですね。
そのためには、まずはフックグリップで握ってみることをおすすめします。
フックグリップの握り方についてはフックグリップの握り方にて写真付きで詳しくご紹介していますので、よかったらそちらをご覧ください。
②インパクトでのシャフトの傾き
7番アイアンが100ヤードしか飛ばない2つ目の原因が、「インパクトでのシャフトの傾き」です。
もっと言うと、インパクトでシャフトが地面と垂直か、もしくはシャフトがターゲットとは反対方向に傾いている形だと、飛距離を大きくロスしてしまいます。
これは何故かと言うと、その形だとインパクトでロフトが増えるんですね。
これはプロがやっていることの真逆になります。
プロはインパクトでロフトを立てて打っているんですね。
ロフトを立てて打つとはどういうことかと言うと、画像にするとこんな感じです。
左下がアドレスの段階です。右下がインパクトです。
ロフトがアドレスの時よりもインパクトの時の方が少なくなっているのがわかりますが、これがロフトを立てて打つということになります。
先ほど、インパクトでシャフトが地面と垂直か、もしくはシャフトがターゲットと反対方向に傾いている・・ということについてご説明しましたが、この形で打った場合と、プロがやっているようにロフトを立てて打った場合を比較すると、圧倒的に後者の方、ロフトを立てて打った方が飛ぶんですね。
先ほど、グリップの握り方を変えるだけで10ヤード以上、時には数十ヤード飛距離が伸びることがあるとお伝えしましたが、ロフトを立てて打つことで、これに匹敵するほど、飛距離が伸びることがあります。
では、どうやったらロフトを立てて打つことができるか?
ということですが、そのためにはインパクトでシャフトが目標方向に傾いている意識で打ってみることです。
これは言い換えると、ハンドファーストで打つということ。
ハンドファーストとは?構え方とインパクト、ドライバーについても
つまり、インパクトで両手がクラブヘッドよりも前に来る意識で打ってみると、ロフトが立ちます。
人によっては、シャフトを目標方向に傾ける意識だとうまくいく人もいますし、両手がヘッドよりも前に来る意識で打つとうまくいく人もいますので、どちらかご自分に合う形で実践していただくといいかと思います。
また、ハンドファーストで打つために大事なことがもう1つあります。
それは何かというと、ハンドファーストで構えておくということです。
これが実はハンドファーストで打つ一番簡単で確実な方法です。
ハンドファーストで打てない人やハンドファーストで打とうとしたらスライスが出たり、振り遅れてしまう人がいますが、こういった方々は多くの場合、ハンドファーストで構えることができていないんですね。
反対にハンドファーストでしっかりと打てている人は、殆どの場合、ハンドファーストで構えることができています。
ですので、まずはしっかりとハンドファーストで構えることが大事です。
ハンドファーストで構える方法についてはハンドファーストとは?構え方とインパクト、ドライバーについてもにて詳しくご紹介していますので、よかったらそちらをご覧ください。
③体重移動
3つ目の原因が、「体重移動」です。
バックスイングでは右足に体重を移動するわけですが、プロとアマチュアを比較すると、プロはバックスイングのトップで体重の殆ど、9割程度が右足にかかっているという調査結果があります。
一方で、アマチュアの場合は、その調査では5割程度しか体重が右足にかかっていなかったんですね。
これでは飛ばなわけです。
ですので、体重をしっかりと右足に移動することが大切ですし、体重移動ができていなかった人は、そうすることで飛距離がぐっと伸びる可能性があります。
ではどうやって体重を右足に移動させたらいいか?ということですが、それについては次にご紹介したいと思います。
④体の回転
4つ目の原因が、「体の回転」です。
とにかく飛距離が出ない・・という方のスイングを拝見すると、多くの方が手や腕で打とうとしていて、体の回転が疎かになっているんですね。
ただ、ゴルフスイングは回転運動です。
手や腕だけで打とうとすると、体の回転が不十分になり、ヘッドスピードが思うようにでなくなります。
この場合はどうしたらいいかと言うと、バックスイングで体をしっかりと右に回転させることです。
先ほど、体重移動の話をしましたが、体をしっかりと回転させることができると、体重も右足に乗りやすくなるんですね。
ですので、体重移動がしっかりとできている方は体もしっかりと回転させることができています。
じゃあ、どうやって体を回転させたらいいか?
ということですが、僕がおすすめしているのが、胸の向きを意識することです。
手や腕を意識するのではなく、胸の向きを意識して、バックスイングをする形ですね。
具体的には、構えた際、胸は正面を向いていると思います。
バックスイングをする際はこの正面を向いた胸を右に向けていく意識で、バックスイングをしてみてください。
そして、バックスイングのトップでは胸が目標とは正反対の方向を向くような形にします。
このような形で体を回転させると、体重が右足に乗りやすいと思います。
手や腕だけのスイング、いわゆる手打ちだと、体重移動が思うようにできないんですね。
ですので、その場合は体の回転を意識していただくといいかと思います。
また、体を右に回転させる際ですが、腰の回転を抑えようとしないでください。
肩を回して、腰の回転を抑える・・といったゴルフ理論もありますが、肩と腰はつながっています。
ですので、肩を回せば、腰も回ります。人の体の構造を考えると、それが自然なんですね。
ですので、腰は回転させていただいて結構です。
むしろ、腰も右に回転させてください。
その方が大きく回転できます。
ということで、今回は7番アイアンが100ヤードしか飛ばない原因について見てきました。
最後までお読みいただいて、ありがとうございました。
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↑僕も実践してみました。その上達法やゴルフ理論の感想について書いてみました。一度ご覧になってみてください。