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トラブル解決編

ディボット跡からの打ち方のコツとは?

Photo: Divot Repair: Why and How usga.org

(上の写真)本当はこんな風に目土を入れてあれば、打ちやすいのですが・・

こんにちは。ゴルフ総研の森です。

せっかくいいドライバーショットを放ったあとに、セカンドショット地点に行ってみたらボールがディボット跡の中に・・・なんてこともあります・・。

※ディボット跡とはアイアンショットなどによって芝生が剥がされた際にできた穴のことを言います

ディボット跡からはどうしてもボールをすくい上げようとしたくなるものかも・・知れません。

ボールが沈んでいるわけですから、ボールが高く上がらない・・・と直感的に思ってしまって、すくい上げたくなる・・・ということもあると思うんです。

しかし、このすくい上げる打ち方ではディボット跡からうまく脱出することは出来ないと思います。

ダウンブローに打つ

ディボット跡からはすくい打ちとは反対のダウンブローで打つ必要があります。

ダウンブローについては下記で詳しくご紹介しておりますので、そちらも参考にしていただければ幸いです。

何故ダウンブローで打つ必要があるの?
ダウンブローとは?ダウンブローの打ち方と3つのコツ

ディボット跡にあるボールはいつもより沈んでいることが多いと思います。

この状態ですくい打とうとすると、ダフったり、トップの原因になりますので、やや打ち込む感覚で打つことが必要です。

そして、もう1つのポイントがボールの位置になります。

ボールをいつもよりスタンスの右足寄り(右利きの場合)にセットします。

スタンスの右足寄りにセットすることで、クラブヘッドが最下点に達する前にボールをとらえやすくなります。

どの程度右足寄りにするか・・・ということですが、図解!ボールの位置。ドライバーからサンドウェッジまででご紹介した位置よりもボール1個程度・・・でいいかも知れません。

後はその時のライ(ボールが置かれた状態)によって変わってくると思います。

ボールが深く沈んでいるほどに・・・ボールをいつもよりも右に置く・・・というのが1つのコツかなと・・思います。

それほど深いディボット跡でなければ、フェアウェイウッドが使えることもあるかも知れません。

5番ウッドや7番ウッドなど・・・をお持ちであれば、残りの距離によってそういったクラブを使ってみるのも1つの方法かと思います。

特にシャローフェース(※1)のフェアウェイウッドであれば、ディボット跡からでも割とクリーンにヒットできるかも知れません。

※1 シャローフェースとはフェース上部から下部までの距離が短いものを言います。フェースの厚みが薄いクラブのこと。シャローフェースとディープフェースのドライバーも参照ください。

ただし、このようなフェアウェイウッドを使った場合でもダウンブローに打つ必要はあります。

通常、フェアウェイウッドの構え方と打ち方のまとめでもご紹介しましたが、ボールを横から払い打つようにして打つのが基本です。

ただ、ディボット跡から打つ場合は若干ダウンブローに打つことを意識する必要があるかと思います。

ディボット跡からのショットはクラブヘッドがボールに当たる前に芝に触れる場合も多いです。

そのため、グリップはいつもよりも強めに握ることもコツです。

そうすることでフェースが思わぬ方向にターンするのを予防することができると思いますので。

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