ドライバーで低い球を打つ方法。簡単な2つのステップで低く打つ
前回、ドライバーのスピン量を減らす9つの方法。理想のスピン量と飛距離の関係もではドライバーのスピン量について色々とご紹介させていただきました。
今回はドライバーで低い球を打つ方法について見てゆきたいと思いますが、バックスピン量が多いとドライバーショットはどうしても高く上がってしまいますので、もし、過剰なバックスピンが原因でボールが高く上がってしまっているような場合は上記の記事か、または、ドライバーが吹き上がる直接的な原因はバックスピン量の多さをご覧いただければ幸いです。
では早速、ドライバーで低い球を打つ方法を見てゆきたいと思います。
目次
簡単な2つのステップで低い球を打つ
さて、ドライバーで低い球を打つ方法ですが、スイングはそのままに、構え方を変えることで低いショットを打ってゆきます。
具体的には、
- 1)ボールの位置
- 2)両手の位置
を変えることで低いショットを打ちます。
1)ボールの位置
まず、ボールの位置ですが、ボールをいつもの位置よりもボール半個から1個程度、右に置きます。
右に置くほど、低いショットになりますが、あまりやり過ぎてしまうと、プッシュアウトが出てしまうことがありますので、最初はボール半個程度右に置くといいかも知れません。
ちなみに、ドライバーのボールの位置とその基準については【ドライバーのボールの位置】ボールを「ここ」に置くとうまくいくにてご紹介しています。
具体的な位置については上記の記事でご紹介していますので、ここでは省略したいと思いますが、ただ、ドライバーのボールの位置については1つの正解というものはありませんので、ご自分に合った位置を見つけることが大事になってくると思います。
少し話がそれましたが、ボールをいつもよりもボール半個程度右にセットするのが最初のステップです。
2)両手の位置
次に両手の位置ですが、これは変えるというより、変えないということがポイントになります。
少しややこしい言い方だったかも知れませんが・・ただ、ボールの位置を右に移動する際、両手もつられて右に移動させて(構えて)しまう方も案外多いです。
ただ、このように両手の位置もつられて右に移動させてしまうと、それが振り遅れやスライス、プッシュアウトなどの原因になります。
ですので、ボールを右に移動させたら、両手もつられて右に移動させないようにします。
両手の具体的な位置ですが、構えた際、両手が左足太もも内側の前に来るようにします。
ボールをいつもよりも右に移動させていますので、この形だと、場合によってはハンドファースト※の度合いが強くなる感覚になるかも知れませんが、それでOKです。
※ハンドファーストとは、アドレスをした際、両手(グリップ)がクラブヘッドよりも前(ターゲット寄り)にあることを言います。
ハンドファーストとは?構え方とインパクト、ドライバーについても
むしろ、ハンドファーストで構える・・ということがドライバーで低い球を打つためには重要なポイントになってきます。
反対にハンドレイトの形で構えているとボールは高く上がりやすいので、低いショットを打つ際にはハンドレイト※になっていないかどうか注意してみてください。
※ハンドレイトとは、アドレスをした際に、両手がクラブヘッドよりも後ろ(ターゲットと反対方向)にあることを言います。
ハンドファーストの度合いの話に戻りますが、ハンドファーストの度合いが強くなるほど低いショットになりますので、打ちたいショットの弾道に合わせて、ハンドファーストの度合いを調節するようにします。
ハンドファーストの度合いの調節は、先ほども書かせていただいた通り、ボールの位置で調節します。そして、その際は、両手の位置に注意することが大事なポイントになります。
ハンドファーストの度合いを強くしたい場合、両手をいつもよりも左に出して構える方法もありますが、基本的にはボールの位置を移動させるだけの方法の方がよりシンプルでわかりやすいかも知れません。
スイングする際のポイント
ボールの位置を変えて、両手の位置も確認したら、後はいつも通りに打つだけで通常よりも低いショットが出るようになります。
スイングする際は、特に特別なことをする必要はないと思いますが、あえてポイントをいくつか挙げるとすると、
1)ヘッドを低く出してゆく
インパクトの後、ヘッドを低く出してゆくイメージでもいいかも知れません。
また、ダウンスイングの際ですが、ヘッドを上から入れてゆくような形、ダウンブローのような形になると、かえってバックスピンが増えてショットが高く上がってしまうので、ヘッドはボールに対して水平に入れてゆくようなイメージ、ボールを横から払い打って、そのままヘッドを低く、地面と平行に出してゆくようなイメージで打ってゆきます。
2)フォロースルーを制限するのもGood
低いショットを打つ際ですが、振り切らずに、フォロースルーを制限する意識だとうまく低い球が打てる・・という人もいます。
意識としては、両手が肩の高さに来る辺りでフォロースルーをストップするような感じです。
3)6割のスイングスピードで
ヘッドスピードが上がるほどバックスピンが増えて、結果的にはボールは高く上がりやすくなります。
ですので、低い球を打ちたい場合は、あえて、ヘッドスピードを少し落として、例えば、いつも8割程度の力で打っている方であれば、7割や6割程度の力でスイングするようにすると、ボールは低く出やすいと思います。
特にアゲンストの風の中でボールを低く打ちたい場合などは、軽く振った方がバックスピンが落ちてボールは低く出ますし、その方が結果的には飛距離が出たりします。
ドローボールを打つ
ドライバーで低いボールを打つ方法ですが、上記のようにボールの位置を変える方法以外にも、ドローボールを打つという方法もあります。
ドローボールの場合は、バックスピン量も減りますし、ドローボールを打つ際にはインパクトでフェースもやや閉じてゆくような形になってロフトが立ちますから、ショットも低くなる傾向があります。
ドローボールの打ち方についてはドローボールの最も簡単な打ち方。ドライバー、アイアンでドローボールを打つ方法にてご紹介していますので、よかったらそちらを参照ください。
尚、上記の方法に加えて、ボールをさらに右に置くことでもっと低いドローボールを打つことができますが、低く出て、地面に落ちた後にゴロゴロゴロゴローーーと転がって飛距離を稼いでくれるので、あまりボールを高く上げたくない時には大きな武器になります。
また、低いショットの方が高さのあるショットよりもコントロールしやすいので、安全に打ちたいけど、飛距離もそれなりに欲しい時などにも、よい選択肢になるのかなと思います。
それから、先ほどご紹介したボールを右に置いてハンドファーストの度合いを強くしてボールを低く打つショットですが、そのやり方もドローボールが出やすくなります。
この場合、ボールを無理に真っすぐに打とうとすると、フェースが開いてしまってプッシュアウト系のショットが出やすくなりますので、あえて、低いドローボールを打つようなつもりで打っていただいてもいいかも知れません。
ティーアップの高さは?
低いショットを打つ際ですが、ティーアップを低めにするというのも1つの方法です。
図解!ドライバーのティーアップの高さとその基準。高い・低いティーアップについても
例えば、いつもはボールの1/2がヘッドがから出る高さにしている方の場合は、ボールの1/4がヘッドから出ているような低めのティーアップにしてみます。
こんな形で低めにティーアップすることで意図的に低いショットを打ってゆく人もいます。
ただ、中には低めにティーアップするとかえってショットが高く吹き上がってしまうという方もいらっしゃいます。
というのも、低くティーアップしてしまうと、どうしてもヘッドを上から振り下ろしたくなることがあって、そのようにスイングしてしまうと、かえって、バックスピンが増えてボールが上がってしまうのです。
ですので、もし、低くティーアップする方法が合わないなと感じた場合は、ティーアップの高さは変えずに、先ほどご紹介したようにボールの位置を変える方法を試していただくといいかと思います。
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↑僕も実践してみました。その上達法やゴルフ理論の感想について書いてみました。一度ご覧になってみてください。