フックをフェースを開いて防止する
フックボールが癖になってしまうと、思い切って振れなくなったりします。
インパクトで躊躇したり・・・でもそれが余計フックを悪化させることもあって・・。
話は変わりますが・・ゴルフの帝王と言われたジャック・ニクラウスは彼のコーチ、ジム・フリックにアドレスでのフェースの向きに関して聞かれました。
ニクラウスの答えは僕にとっても意外でした。その彼の答えとは・・・。
フェースは少し開いておく
ニクラウスはこんな風に答えたのだと言います:
「アドレスでフェースをスクエアやクローズにして上手くいったことがあまりない」
ジャック・ニクラウスはつまりメジャー大会であれだけ勝っていた時もアドレスでフェースをオープンにして構えていた・・・ということになります。
実はPGAツアーでもフックを予防するために、フェースをアドレスで少しだけオープンにして構えるプロもいます。
PGAツアーのパーオン率でトップに輝いたアイアンの名手にジョー・デュラント(Joe Durant)という選手がいました。その彼もアドレスでフェースをオープンにすると言っています。
ニクラウスはさらに面白い点を指摘しています。
ゴルファーはアドレスではフェースをボールから少しだけ離して構えます。
ボールにフェースをつけながらアドレスをとることは出来ませんから・・・当たり前と言えば当たり前・・です。
インパクトではフェースがスクエアになっていることが必要ですが、ニクラウスはアドレスの時点、つまりフェースをボールから少しだけ離した時点ではほんの少しだけオープンになっているはずだと言います。
アドレスの時点でスクエアであれば、インパクトでややクローズになってしまい、フックが出やすくなる・・と。
とても面白いことを指摘されるのだなぁ・・・と思いました。
フックボールに悩まされている方はニクラウスのように、アドレスで少しだけフェースをオープンにして構える・・・という方法も試してみる価値はあるのかも・・知れません。
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