アイアンでボールをティーアップすると引っ掛けが出る2つの原因と直し方
こんにちは。ゴルフ総研の森です。
今回は、アイアンでボールをティーアップすると引っ掛けが出てしまう2つの原因とその直し方について解説していきたいと思います。
尚、アイアンの打ち方についてはこういった記事も書いています。
- アイアンはダウンブローで打つ?それとも横から払い打つ?
- フェアウェイウッド、ユーティリティ、アイアンのティーアップの高さ【これが基準です】
- ドライバーとアイアンの打ち方、スイングの違い【女子プロはこんな打ち方をしていた】
- アイアンを芯で打つ、芯に当てるために必要なこと【芯に当たらない原因はこれです】
ティーアップすると引っ掛けが出る2つの原因と直し方
さて、アイアンを打つ際、普段は、もしくは芝の上からボールを打つ時は引っ掛けは出ないのに、ボールをティーアップすると引っ掛けが出てしまう・・
そんな場合の原因ですが、主に2つあります。
①ボールの位置が左過ぎる
1つ目が、ボールの位置です。
もっと言うと、ボールを左に置き過ぎていることで引っ掛けが出ているケースがよくあります。
ところで、以前、アマチュアと女子プロのティーの高さ(ミドルアイアン)を比較する・・という調査が行われたことがあったのですが、その結果は女子プロは、4ミリから8ミリ程度のティーの高さが多く、一方、男子アマチュアの方は20ミリ前後が多かったんですね。
女子プロに比べると、男子アマチュアは随分とティーを高くしていたわけですが、やはりティーの高さが高いと安心できる、そんな意見が多かったようです。
話を戻しますが、ティーを高くするとボールが地面から浮きます。そうすると、どうしても下からヘッドを入れたくなるんですね。ボールを上げたいという心理が働くためです。
そうやって、高めにティーアップしてヘッドを下から入れる、いわゆるアッパーブローで打とうとすると、どうしてもボールを左に置きたくなります。
その方がアッパーに打ちやすいからです。
そんな形で、ボールを左に置き過ぎてしまうと、ダウンスイングでのヘッドの軌道がアウトサイド・インになりやすくなります。
そして、この軌道、アウトサイド・インで打とうとすると引っ掛けが出やすくなります。
これがアイアンでボールをティーアップすると引っ掛けが出てしまう1つ目の原因になります。
直し方は、ボールを今よりも右に置くこと。
そして、ティーが高すぎる場合は少し低めのティーアップにしていただくと、ボールをアッパーに打つ意識ではなく、ボールを横から払い打つ意識になりやすく、引っ掛けも出にくくなると思います。
ちなみに、フェアウェイウッド、ユーティリティ、アイアンのティーアップの高さ【これが基準です】 でもご紹介しましたが、アイアンの場合、地面よりも若干高くなるようにティーアップすること、具体的には、地面から1センチ程度ボールが浮くようにセットすることを当サイトではおすすめしています。
②右肩が前に出ている
2つ目が、構えた際に右肩が前、ボール方向に出てしまっていることです。
これも、先ほどと一緒ですが、ティーアップすることでボールが地面から浮き、ボールを上げようという意識が働きます。
すると、ボールを左に置きたくなるのですが、そうやってボールを左に置き過ぎてしまうと、右肩が前、ボール方向に出やすくなります。
このような形で構えると、両肩を結んだラインが必要以上に左を向きます。
本来であれば、両肩を結んだラインはボールと目標を結んだ目標ラインに対して平行になっていなければなりません。
ただ、右肩が前に出てしまうと、両肩のラインがそれよりも左を向きます。
ダウンスイングでのクラブヘッドの軌道は両肩のラインに大きな影響を受けますので、もし、両肩を結んだラインが左を向いていると、スイングの軌道もアウトサイド・インになりやすいんですね。
すると、やはり引っ掛けが出やすくなります。
先ほど、ボールを左に置き過ぎると・・と言いましたが、ティーショットを打つ際、目標に意識が向き過ぎて、体が開いてしまう癖がある方もいらっしゃいます。
この場合も右肩が前に出やすくなります。
いずれにしても、この場合は右肩を前に出さないようにすることが大切です。
そのために、構える際に右肩に左手を当てて、前に出ていないか確認する癖をつけてみるのも良い方法です。
また、ボールを左に置き過ぎている方は、ボールをもう少し右に置いていただくと引っ掛けも改善すると思います。
ということで、今回はアイアンでボールをティーアップすると引っ掛けが出てしまう原因と直し方について色々と見てきました。
最後までお読みいただいて、ありがとうございました。
▼スコアが劇的に変わった人が実践したゴルフ理論とは
↑僕も実践してみました。その上達法やゴルフ理論の感想について書いてみました。一度ご覧になってみてください。