アイアンをティーアップしないと打てない2つの原因と直し方
今回はアイアンをティーアップしないと打てない原因とその直し方について解説してゆきたいと思います。
尚、アイアンについてはこんな記事も書いています。
- アイアンはダウンブローで打つ?それとも横から払い打つ?
- アイアンのボールの位置とその基準。2つの考え方とは?
- 超保存版!アイアンが飛ばない原因。飛距離が出ないのは何故か?
- アイアンのスライスの5つの原因と直し方のまとめ
- アイアンのフックボールの6つの原因と直し方のまとめ
目次
アイアンをティーアップしないと打てない2つの原因
アイアンをティーアップしないと打てない原因ですが、主に2つあります。
①すくい打ち
②V字スイング
この2つについて少し詳しく解説したいと思います。
①すくい打ち
アイアンは本来、パー3のティーショット以外はティーアップしないで打つクラブですが、中にはティーアップしないと打てないという人もいるかも知れません。
何故、ティーアップしないと打てないか?ということですが、1つ目の原因はすくい打ちです。
すくい打ちとは、文字通り、ボールをすくい上げるように打つことを言いますが、すくい打ちの場合は、下の図のようにヘッドが最下点を過ぎて上昇している際にボールを打つような形になります。
このような打ち方だと、ティーアップして地面から少し浮いているボールは打てるのですが、地面に置いてあるボールの場合は、トップするか、それとも手前からヘッドが入りすぎてダフるかのどちらかになります。
もし、この打ち方をしている場合は、ボールを横から払い打つような打ち方か、ヘッドが最下点に達する前に打つダウンブローという打ち方に変える必要があります。
どちらの打ち方でもいいのですが、特に初心者の方の場合は、ボールを横から払い打つような打ち方がおすすめです。
ボールを横から払い打つ打ち方だと、インパクトが点ではなく、ゾーンになりやすく、トップやダフリといったミスが減ります。
また、ティーアップしていないボールも打ちやすくなると思います。
ボールを横から払い打つ方法ですが、ボールをすくい上げようとするのではなく、ボールの横っ面を払い打つような意識で打ってゆきます。
その際ですが、ポイントは2つあります。
1つは、ボールの横っ面を打つわけなので、構えた時もボールを漠然と上から見たり、ボールの上の部分を見るのではなく、ボールの後ろ、もしくはフェースを当てたいスポットを見て構えるようにします。
ボールをどのように見て構えるか?なんて考えたことのない人もいらっしゃるかも知れませんが、とても重要なことだと思います。
ゴルフボールは小さいので、漠然と見て打つこともできますが、もし、ゴルフボールが直径1メートルの大きなボールだった場合は、漠然と全体を見て構える人はいないと思います。
その場合は、フェースを当てたいスポット(ボールの後ろ)を見て構えると思うのです。
実際のボールはずっと小さいわけですが、それでも、直径1メートルのボールの同じようにフェースを当てたいスポット(ボールの後ろ)を見て構えるようにします。
2つ目のポイントは、ボールを高く上げようとせず、低く打ち出そうと意識する・・ということになります。
すくい打ちの大きな原因はボールを高く上げようとすること・・なのですが、ボールを高く上げようとするとどうしてもボールをすくい上げるような打ち方になりやすいです。
ですので、あえて、低く打ち出すような意識にするとすくい打ちも改善されると思います。
低く打ち出そうと思っても、フェースについたロフト角とバックスピンがボールを高く上げてくれます。
そのような形で、ボールをすくい上げようとするのではなく、ボールを横から払い打つようにしていただくと、ティーアップしていないボールも打てるようになってゆくと思います。
ちなみにダウンブローについてやダウンブローの打ち方については下記で詳しくご紹介していますので、よかったらそちらを参考にしてください。
ダウンブローとは?ダウンブローの打ち方と3つのコツ。プロがやっている打ち方も
②V字スイング
V字スイングとは、正面から見た際、下の図のようにヘッドがV字を描くようなスイングになります。
上の図はわかりやすくするために大袈裟に作っていますが、インパクトが点になっているのがわかります。
この打ち方だと、その一点にピタっと合った時はナイスショットがでますが、それ以外はミスショットになります。
この打ち方の場合もティーアップしていないボール、地面に置いてあるボールをうまく打てないことが多いです。
練習場のマットなら、例えば、ヘッドが多少手前から入っても、ヘッドが滑ってくれますので、ボールは前に飛びます。
ところが、これが芝の上だと、ヘッドはそこまで滑ってくれませんので、手前から入ってしまうとダフってしまい、飛びません。
この場合の直し方もすくい打ちのところでご紹介したことと一緒で、ボールを横から払い打つようにしていただくと、ティーアップされていない、芝の上にあるボールも打てるようになってゆくと思います。
アイアンの打ち方やそのコツについてはアイアンの打ち方のコーナーで色々な記事をご紹介していますので、よかったらそちらも参考になさってください。
▼スコアが劇的に変わった人が実践したゴルフ理論とは
↑僕も実践してみました。その上達法やゴルフ理論の感想について書いてみました。一度ご覧になってみてください。