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トラブル解決編

アイアンの番手を変えても飛距離が変わらない原因。アイアンの番手間の飛距離の差について

こんにちは。ゴルフ総研の森です。

今回はアイアンの番手を変えても、例えば、7番アイアンで打っても、8番アイアンで打っても飛距離が変わらない原因とその改善方法について解説していきたいと思います。

アイアンの番手を変えても飛距離が変わらない原因

さて、アイアンの番手を変えても飛距離が変わらない・・ということですが、「7番アイアンで打っても8番アイアンでも飛距離が変わりません」例えばそんな風におっしゃる方が案外多くいらっしゃいます。

本来であれば、アイアンの番手が変わればロフト角も変わりますし、シャフトの長さも変わりますので、飛距離にはある程度の差が出てくるのが普通です。

なのに何故、番手を変えても飛距離が変わらないのでしょうか?

その原因の前に、そもそも、番手を変えた場合、どの程度の飛距離の差が出るのが一般的なのか?ということですが、番手間の飛距離の差は、アイアンの場合は一般的には10ヤード前後になることが多いです

ゴルフクラブの飛距離の目安【一覧表】

10ヤード前後なので、それほど大きな飛距離の差ではありませんが、ただ、10ヤード前後の飛距離の差は出ていてほしい・・ということですね。

ですが、もし一般男性、一般女性でアイアンの番手間の飛距離が変わらない、もしくはアイアンの番手間の飛距離の差が5ヤード未満の場合は次の3つの原因が考えられます。

①芯で打てていない

1つ目の原因が、芯で打てていないということです。

これはドライバーでの調査になりますが、アマチュア50人を対象に何人が芯で打てているかを調査したところ、芯に当たっていたのは7人だけ。86%の人は、芯を外していたという調査結果があります。

アイアンの場合も、芯を外しているために飛距離をロスしている人がとても多いです。

番手を変えても飛距離が変わらない方の場合も、しっかりと芯で打ててない可能性があります。

自分が芯で打てているかどうか・・ですが、ボールがフェースのどこに当たったか教えてくれる、こんなグッズがあります。

ショットセンサー
ドライバーやアイアンのフェースに貼り付けてショットを打つことでボールがフェースのどこに当たったのかがわかる練習グッズです。

こういったグッズを使って、ボールがフェースのどこに当たっているかを確認していただくといいと思います。

もし、芯を外している場合は、それが番手を変えても飛距離が変わらない原因の可能性があります。

もし、芯を外している場合ですが、まずはティーアップしたボールを打つ練習からはじめていただくといいと思います。

ボールは低めに、具体的にはマット(地面)よりも1センチ程度高くセットして、そのボールを打つ練習をします。

その際は、ヘッドスピードを5割程度に落として、まずは芯で打つことを第一に打ってみてください。

そして、芯で打てるようになったと感じた時点でヘッドスピードを少し上げる・・という形にしていきます。

アイアンはティーアップして練習してもOK?練習方法やティーの高さについても

また、アイアンを芯で打つ方法についてはこういった記事も書いていますので、よかったら参考になさってください。

アイアンを芯で打つ、芯に当てるために必要なこと【芯に当たらない原因はこれです】

②入射角が間違っている

アイアンの番手間の飛距離が変わらない2つ目の原因が、入射角が間違っていることです。

入射角とは、インパクトでヘッドがボールに対して、どの程度の角度で入ってきたかを示す数値、角度のことを言います。

入射角が間違っているということですが、番手間の飛距離の差がない人はヘッドを上から入れすぎていたり、またはこれは次にご紹介しますが、ヘッドがボールの下から入っていたり(すくい打ちをしている)するケースが多いです。

では、どうしたらいいかというと、アイアンを打つ際は、ボールを横から払い打つような意識で打ってみてください。

こんな風に上からヘッドを入れるのではなく・・

こんな風にヘッドをボールの横から入れていきます。

このような形で打つとロフト角通りのショットが打ちやすく、番手間で飛距離が変わらない・・という問題が解消しやすいと思います。

③すくい打ちをしている

3つ目の原因が、すくい打ちをしていることです。

すくい打ちとは、ボールを下からすくい上げるように打つ打ち方のことを言いますが、すくい打ちをしてしまうとインパクトでロフトが寝てしまい(ロフト角が増えてしまい)、結果的に飛距離をロスしてしまったり、それが結果的に番手間の飛距離の差が出ない原因になることがあります。

ゴルフでは、ボールを高く上げるようにボールを打ちますので、どうしてもボールをすくい上げたくなる心理が働きます。

ところが、それをやってしまうと、先ほどお伝えしたようにロフト角通りのショットが打てなくなってしまうんですね。

ですので、もし、すくい打ちをしている場合は、ボールをむしろ低く打ち出す意識で打ってみてください

そのような形、意識で打っていただくと、ロフト角通りのショットが打ちやすくなると思います。

ということで、今回はアイアンの番手を変えても飛距離が変わらない原因とその改善方法について色々と見てきました。

最後までお読みいただいて、ありがとうございました。

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