パー3でのアイアンの番手の選び方。コースマネジメントについても
ゴルフクラブの番手別の平均飛距離についてはゴルフクラブの飛距離の目安【一覧表】ドライバー、フェアウェイウッド、アイアン他にてご紹介しました。
これはあくまでも目安なのですが・・・
ただ、例えば、7番アイアンで140ヤード飛ぶとします。
パー3でピンまでの飛距離が140ヤード。この形だと、恐らく7番アイアンを持つ方が多いのではないかなと思います。(もし、7番アイアンの飛距離が140ヤードであれば)
ただ、上級者の方はここで選択肢が一つだけではないことが多いかも知れません。
同じ飛距離を3本のクラブで打つ
140ヤードのパー3・・・この時、上級者の方であれば、風が全く吹いていなかったとしても・・・例えば(7番アイアンの飛距離が140ヤードだと仮定して)、6番、7番、8番アイアンの3本の中から使うクラブを選ぶかも、知れません。
このように同じ飛距離を3本のクラブで打ち分けられるようになると・・・選択肢が増えて、思うようなショットが打てる確率も格段に上がることがあります。
8番アイアンのフルショット+αが140ヤード、7番アイアンのフルショットが140ヤード、6番アイアンのコントロールショットで140ヤード
・・・例えば、そのように打てるようになると、色々な場面でのリスクマネージメントにもつながってゆきます。
ピンはグリーンの真ん中、グリーン手前にはハザードがある場合は、6番アイアンのコントロールショットを打つことで、手前のハザードを安全に避けることができます。
また、ピンがグリーン手前にあれば、グリーンのセンターを狙って一つ下の番手でフルスイング、ピンが奥にあれば、一つ上の番手のコントロールショットでグリーンセンターを狙い、落ちてから転がるショットを・・・という攻め方もできますし・・・
また、調子がいい時は、飛距離も伸びるので、140ヤードは8番アイアンのフルショットで行こう・・・とか、調子が悪い時は、6番アイアンのコントロールショットで・・・という攻め方もできます。
上級者の方というのは、上手いだけではなくて・・・ミスしても大丈夫な範囲を広げていたり、または、効率的にリスクを減らしながら、攻めていたり、します。
練習場で2つの番手で同じ飛距離を打ってみる
同じ飛距離を何本かのクラブで打ち分けられるようになるにはどうしたらいいか・・・というとやはり練習なのかなと、思うんです。
最初は・・・2本のクラブで同じ飛距離を打ち分ける練習をしてみてもいいかも知れません。
まずは8番アイアンを使います。
普段、8番アイアンで120ヤード打っている方であれば、まずは、8番アイアンで120ヤード。次にクラブを7番アイアンに持ち替えて、120ヤード打ってみます。
7番アイアンで120ヤード打つ時は、スイングスピードを落としてもいいですし、スイングを小さく(ハーフスイングなどなど・・)してみてもいいかも知れません。
どちらでもいいのですが、スイングを少し小さくしてみる方が最初は簡単かも知れません。
3本のクラブで同じ飛距離を打ち分けるのは大変なのですが、挑戦してみるのもいいかも知れません。
例えば、普段、9番アイアンで110ヤード、8番で120ヤード、7番で130ヤードを打っているとします。
この場合、9番で120ヤードはかなり難しいショットになると、思われるかも・・知れません。
ただ、プロは平気でそういうショットを打ってきます。
何故そんなことが楽にできるのかというと、プロの場合は、殆どの場合はフルショットといっても8割以上の力で打つことは恐らくないかと思います。
ですので、例えば、一つ下の番手であっても、まだ飛距離を伸ばすことができるわけです。
マン振りするのもゴルフの醍醐味ですが、自分の力の8割を自分の飛距離という風に考えてみると、冒頭からご紹介してきた、選択肢が広がり、リスクマネージメントも効果的にできるようになることがあります。
そのような形でリスクマネージメントをしながらプレーしてみると、同じコースなのに・・・以前よりも簡単に感じたり、平均スコアがアップしたり・・・ということもあるかと思います。
上級者の方というのは、そうやってリスクを減らして、言ってみれば、安全に・・・攻めていることが多いです。
だから、大怪我をすることもなく、ピンを狙いにいったりできます。
ミスすることもあるということを前提に、そして、ミスする場所を限定してゆく、と言いますか。
そういうコースマネジメントをしてゆくと、大きくスコアが崩れる・・・ということがなってゆくのではないかなと、思います。
▼スコアが劇的に変わった人が実践したゴルフ理論とは
↑僕も実践してみました。その上達法やゴルフ理論の感想について書いてみました。一度ご覧になってみてください。