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トラブル解決編

アイアンで距離を打ち分ける6つの方法

ピンやグリーンまでの残りの飛距離が中途半端になってしまうことはゴルフではよくあるわけですが、その際はどうやって飛距離を調節したらいいのでしょうか?

この場合、いくつか方法があります。

今回はアイアンの飛距離を調節するために、または打ち分けるためにできることについて、ご紹介させていただきたいと思います。

中途半端な距離、微妙な距離を打ち分ける方法はいくつかありますが、どれが正解というわけではなく、ご自分に合うやり方を見つけること、そして状況に合わせて使い分けることが大切になってくるかと思います。

では早速見てゆきたいと思います。

目次

1.スイングを小さくして打つ

バックスイングの大きさを変えて飛距離を打ち分ける方法です。

バックスイングをスリークォーター(4分の3)にして打つとどの程度飛距離が落ちるとか、ハーフスイングならどの程度か・・・というのはある程度把握しておいてもいいと思います。

次の方法もそうですが、大きめの番手を持って飛距離を調節する場合はヘッドスピードを落ちることで、バックスピンも減りますから、番手によってはグリーンに落ちてから転がります。

ですから、手前から転がしてゆくようなイメージでもよいかも知れません。

2.スイングスピードを落として打つ

スイングの大きさはあまり変えず、スイングスピードだけ落として軽く打つ・・・というやり方です。

スイングを小さくすることで飛距離を打ち分けるやり方の方が一般的ですが、中には、ハーフスイングやスリークォーター(4分の3)で打つよりも、スイングの大きさそのものは変えずにスイングスピードだけ落とした方がリズムよく打てる・・・という方もいます。

一方で、スイングの大きさを変えないことでスイングが緩んでしまって、むしろ、ダフってしまったりする方もいます。

ですので、スイングを小さくして打つ方がいいか、スイングの大きさを変えずにスイングスピードだけ落とす方がいいのか・・というのは見極める必要があるかも知れません。

3.番手は変えず、スイングスピードを上げて打つ

残り145ヤード。

例えば、普段は7番アイアンで140ヤード打っているけれど、フルスイングして、145ヤードを打った方がいい・・・という方もいます。

先程ご紹介したように、スイングスピードを落とすと、躊躇してしまってダフったり、トップしたりするケースもあります。

それなら、思い切ってフルスイングした方がいい。そういう風にアドバイスするレッスンプロもいます。

ヘッドスピードを上げて打つとバックスピンが増えてボールも高く上がりますから、番手によってはピンの真上からボールを落とすような意識でもいいかも知れません。

少し話は変わりますが・・

自分は何番アイアンで何ヤード飛ぶか?ということは多くの方がある程度把握されているかと思いますが、自分の100%の飛距離で考えない方がコースでは良い結果につながることが多いです。

マン振りの距離を自分の距離と考えると、ショートすることが多くなるかも知れません。

マン振りではヘッドスピードは上がりますが、インパクトの質が不安定になりやすいためです。

じゃあ、どの位のスピードで自分の距離を考えたらいいのか?ということですが、おすすめは6割から8割程度。

プロでも恐らく特殊なケースを除いて8割を超える力で打つことは稀だと思います。

もっとも、マン振りすることもゴルフの楽しさの1つだと思いますが、いつものスイング(6割から8割)とマン振りを使い分けてみることも良い方法だと思います。

4.スタンス幅を変えて飛距離を打ち分ける

スタンス幅というのは飛距離に大きな影響を与えるものです。

両足をぴったりくっつけるようにして、極端に狭いスタンスでボールを打ってみるとわかりますが、ボールがいつもより全然飛びません。

これは体重移動があまりできないことと、スタンスを狭くすることでスイングの大きさも変わってくるためだと思います。

今田竜二プロなどは、右足を一足分狭くしてクラブを少し短く持つことで5ヤード飛ばなくなると語っています。

逆に飛ばしたい時は両足を半足分ずつ広げ、ボールを体の真ん中よりも右足寄りに置くことで、通常のショットよりも5ヤード飛ぶそうです。

例えば、7番アイアンの通常の飛距離よりも若干短い飛距離が残った場合は、スタンスをほんの少し狭くして打つことで距離を調節することができます。

5.クラブを短く持つ

この方法はプロもよく使うのですが、場合によってはあまりおすすめできない方法かも知れません。特にアイアンの場合は。

というのもアイアンは短く持ってしまうとライ角にも影響を与えてしまいます。

短く持つことで、いつもよりもフラットなライ角のアイアンを持っているような感じになり、ボールは右へ飛びやすくなる可能性があります

クラブを短く持つ方法が合う方はそれでよいのですが、基本的にはクラブを短く持つということはアイアンの場合、特殊なケースを除いて僕はあまりおすすめできないかなと思っています。

ドライバー・アイアンを短く持つメリット【実はデメリットもあります】

6.ドローボール・フェードボール

これは上級者向けかと思いますが、この番手では飛距離がちょっと足りない・・・という時はドローボール。

逆に、ちょっと大きいか・・・と思った時は、フェードボールを打つことで、飛距離を合わせるというテクニックもあります。

ただ、例えば、ドローボールが持ち球の方が、フェードボールを飛距離を調節する目的で打つことはあまり良い方法ではないかも、知れません。

その反対も同じことが言えると思います。

微妙な距離を打ち分けるためのおすすめの練習方法

微妙な距離を打ち分けるためにおすすめの練習方法がありますので、ご紹介したいと思います。

まず、100ヤード先にターゲットを作ります。

普段100ヤードを打っているクラブがPWだったとします。そしたら、

1)まず、PWで100ヤードのターゲットに向かって打ちます
2)次にクラブを変えて、今度は9番アイアンで100ヤードを打ちます
3)次は8番アイアンで100ヤードを打ちます

・・・このまま、何番アイアンまで100ヤードを打てるか、挑戦してみます。

それから、例えば、8番アイアンの場合はキャリー(打ったボールが地面に到達するまでの距離)で100ヤード打つのではなく、キャリーとラン(ボールが転がった距離)も入れて、トータルで100ヤード打つようにします。

できれば、100ヤードをドライバーで打つというところまで挑戦してみます。

こんな感じで同じ距離を色々なクラブで打ち分ける練習をしておくと、コースでも中途半端な飛距離を打つ時だけではなく、例えば、林の中から低く打つ時などなど、色々な場面で役に立つかと思います。

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